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「名探偵ポワロ」で私がつい笑ってしまったのは、ベンチに座る前にハンカチを敷く細かさです。そこまで気にするんですね、と親しみが湧いて、事件の行方と一緒にちょっとした仕草まで楽しむようになりました。
それから、周りの人たちとのやり取りも楽しみなんです。デヴィッド・スーシェが演じるエルキュール・ポワロは、ロンドンに住む、几帳面な私立探偵です。親友のアーサー・ヘイスティングズや秘書のミス・フェリシティ・レモンが登場する初期のお話では、顔なじみが集まる雰囲気にほっとしました。
英国のITVで1989年から2013年まで放送されたこの作品は、建物やお部屋を眺める楽しみもあります。初期のアールデコの装飾には、事件の途中でもつい視線が寄ってしまいました。後期になると人の心理を深く掘り下げるお話が増えて、見終わってもしばらく結末を思い返してしまいます。
この記事では、私が几帳面な仕草にくすっと笑い、事件の結末をあれこれ思い返しながら全話を見届けた感想を交えつつ、「名探偵ポワロ」の全話あらすじとネタバレ、見どころを余すところなく紹介します。
ぜひ、ロンドンを拠点に数々の謎に向き合う名探偵の歩みを一緒に見届けましょう♪
名探偵ポワロ あらすじ
ロンドンのホワイトヘヴン・マンションに暮らす、私立探偵のエルキュール・ポワロ。公園のベンチに座るときは、先にハンカチを敷きます。腰を下ろすだけでも、このひと手間を省きません。小刻みな足取りに、独特の話し方。身の回りの細かなことにもこだわるポワロが、数々の事件に向き合います。
主な舞台は、第二次世界大戦前のイギリスです。初期の物語は、一九三〇年代半ばに設定されています。アールデコの建物や室内もたびたび登場します。ポワロのそばにいるのは、親友のアーサー・ヘイスティングズです。秘書のミス・フェリシティ・レモンは頭が切れ、警察には長い付き合いのジェームス・ハロルド・ジャップ警部もいます。几帳面なポワロとおなじみの仲間たちが登場する日々には、ユーモアも交じります。
アガサ・クリスティの短編や長編をもとに、さまざまな事件が描かれます。ベンチに座る仕草ひとつにもこだわりが出るこの探偵は、次にどんな事件と向き合うのでしょうか。
見どころ
私は、ベンチに座る前にハンカチを敷くところが好きです。座るだけなのにそこまで気になるんですね、と少し笑ってしまいます。
ポワロを演じるデヴィッド・スーシェは、原作を読み込み、人物の特徴を書き出して役を作りました。撮影では、ハンカチを敷く動作を入れることをめぐって監督と衝突したこともあります。私はこの話を知って、あのひと手間をどうしても省きたくなかったことに妙に納得しました。足取りや声も原作の描写から作ったと知ると、歩いているところまでじっくり見たくなります。
初期のアールデコの室内も、私はつい眺めてしまいます。ヘイスティングズたちがそばにいる頃の、ユーモアが交じる空気も好きです。
「名探偵ポワロ 各話あらすじ」はこちらから
ご覧になりたい話数を押していただけると各話の詳しいあらすじが表示されます。
第1話
第2話
第3話
第4話
第5話
第6話
第7話
第8話
第9話
第10話
第11話
第12話
第13話
第14話
第15話
第16話
第17話
第18話
第19話
第20話
第21話
第22話
第23話
第24話
第25話
第26話
第27話
第28話
第29話
第30話
第31話
第32話
第33話
第34話
第35話
第36話
第37話
第38話
第39話
第40話
第41話
第42話
第43話
第44話
第45話
第46話
第47話
第48話
第49話
第50話
第51話
第52話
第53話
第54話
第55話
第56話
第57話
第58話
第59話
第60話
第61話
第62話
第63話
第64話
第65話
第66話
第67話
第68話
第69話
第70話
キャスト・登場人物
「名探偵ポワロ」のキャスト&主な登場人物一覧です。
エルキュール・ポワロ(演:デヴィッド・スーシェ)
細部へのこだわりが強い、ベルギー人の私立探偵です。公園のベンチに座る前にもハンカチを敷く徹底ぶりには、ちょっと笑ってしまいます。「ヘラクレスの難業」では、離れ離れになった恋人を思う運転手に、無償で彼女を捜すと約束します。自分から人捜しを買って出るところ、私は好きです。
アーサー・ヘイスティングズ(演:ヒュー・フレイザー)
第25話では、宿の主人が書く推理小説の完成を手伝う話をきっかけに、ポワロと一緒に出かけます。階級は大尉で、ポワロの親友です。二人で出かけるこんな話も、私は楽しみになります。
ジェームス・ハロルド・ジャップ(演:フィリップ・ジャクソン)
第12話で貴婦人を装っていた女性の素性を暴くジャップは、警察官として事件に関わります。ポワロとは長年の付き合いがあり、第16話では自身の仕事について講演するなかで、ポワロと顔を合わせます。
ミス・フェリシティ・レモン(演:ポーリーン・モラン)
ポワロの秘書を務める、頭の切れる人物です。第1話から登場します。
相関図
ポワロとヘイスティングズは、事件の調査でも力を合わせる親友同士です。「カーテン 〜ポワロ最後の事件〜」では、ポワロがヘイスティングズに、自分の目と耳となって情報を集めるよう協力を求めます。
ジャップはポワロの長年の協力者です。第16話の講演で顔を合わせるように、捜査現場以外での接点もあります。ミス・フェリシティ・レモンは、ポワロの秘書としてつながっています。
評価・レビュー
海外ドラマ「名探偵ポワロ」の評価レビュー&感想です。
ストーリーの良し悪し、出演者の演技力、物語の展開、脚本の面白さなどを総合的に評価しています。
もちろん、レビュー&感想の中にも作品に関するネタバレがありますのでご注意ください♪
ネタバレを表示する
全70話を見終えた今、ポワロとの別れが思った以上につらいです。最終回の決断をすぐに受け止めるのは難しくて、まだ引っかかっています。もっと事件を解いていてほしかったです。
第2話の、吸い殻でいっぱいの灰皿があるのに部屋には煙のにおいがしないという食い違いが好きでした。物の状態を一つ確かめるだけで、人の話を疑う理由が生まれます。こんな小さなところから考えさせてくれるのが楽しいです。自分なら灰皿を見ただけで納得してしまいそうです。初期によく顔をそろえるアーサー・ヘイスティングズ、ジェームス・ハロルド・ジャップ、ミス・フェリシティ・レモンにも親しみが湧きました。
笑える部分が減るシーズン9以降は、気持ちの重くなる話が続きます。あの三人が登場しない時期も長く、寂しさがありました。陰惨な描写は、もう少し控えてほしいと感じます。
第69話「ヘラクレスの難業」で、守ると約束した令嬢を殺され、ポワロが何か月も自分を責めているのはつらかったです。運転手の恋人を無償で捜す約束には、少しほっとしました。殺人鬼の追跡に盗まれた絵画、ホテルの客たちの事情まで重なって、私には少し詰め込みすぎにも感じられます。一つ一つの事情を、もう少しゆっくり追いたかったです。
第70話「カーテン 〜ポワロ最後の事件〜」のノートンには、本当に腹が立ちました!人を殺人に向かわせておいて、自分は法では裁かれないとポワロをあざける態度は、最後まで好きになれません。苦しむ相手の薬を遠ざける仕草も嫌でした。ポワロはこの男を殺し、その後、薬を取らずに神へ許しを求めて亡くなります。そこまでポワロが背負うのはつらすぎます。あの選択を正しかったと簡単には言えません。
デヴィッド・スーシェの演技は、原作の人物像に近いと批評家やファンから評価されています。弱ったポワロが許しを求める姿には、私も胸が詰まりました。ヒュー・フレイザーが演じるヘイスティングズの、親友を失った寂しさも残っています。最後にこちらを見つめるポワロの顔を思い出すと、まだお別れをしたくないです。しばらくは、初期のあの面々がそろう話に戻りたいです。
撮影秘話とトリビア
「名探偵ポワロ」の世界をもっと深く楽しめます!知れば知るほど面白い、ドラマのトリビアや撮影裏話をご紹介します。
本編では見られないキャストたちの素顔や、制作の裏側に迫るエピソードを集めました♪
ポワロの住まいには、ロンドンに実在する建物を使用しています
エルキュール・ポワロの住まいとして登場するホワイトヘイヴン・マンションには、ロンドンのチャーターハウス・スクエアにあるフローリン・コートが使われました。この建物のアパートをもとに、撮影用のセットも制作されています。実在の建物とセット作りのつながりを知ると、住まいの場面にも目を向けたくなりますね。
クリスティーの家族の推薦と、役作りのための93項目のメモ
デヴィッド・スーシェをポワロ役に推薦したのは、アガサ・クリスティーの家族でした。別のテレビ作品で見せた演技が、推薦のきっかけになったそうです。
スーシェは役作りにあたり、ポワロが登場する長編と短編を読み、人物の特徴を丹念に書き出しました。そのメモは93項目に及び、演じる際に活用したと本人が明かしています。声や細かな歩幅の歩き方も原作の描写を手がかりにしていて、画面でおなじみの姿には、読書を重ねた準備が息づいています。
ベンチに敷くハンカチをめぐり、降板寸前まで対立しました
第1シーズンの撮影中、スーシェは、公園のベンチに座る前にハンカチを敷くというポワロのしぐさを入れるよう主張しました。この表現をめぐって監督と意見がぶつかり、制作から離れかけるほどの対立になったそうです。ほんの小さな動作にも、役柄への強いこだわりが表れています。
初期の物語は1936年を中心に時代設定を整えています
原作は1920年代から1970年代にかけて、それぞれの執筆当時を舞台にしていますが、ドラマでは初期の多くのエピソードを1936年に設定する方針が採られました。
最後の撮影場所は、原作者ゆかりのグリーンウェイでした
シリーズで最後に行われた撮影は、2013年6月、アガサ・クリスティーの旧居グリーンウェイ・エステートでの撮影でした。原作者が暮らした場所が、長く続いたドラマの撮影を締めくくる舞台になっています。
衣装とグラフィックスが英国アカデミー賞で評価されました
1990年の英国アカデミー・テレビ・クラフト賞では、リンダ・マトックが衣装デザイン賞を、パット・ギャヴィンがグラフィックス賞を受賞しました。謎解きに加えて、衣装や画面のデザインにも注目したくなる受賞歴です。
名探偵ポワロのイギリスでの評価
「名探偵ポワロ」は、イギリスのITVで長年にわたって放送されたミステリードラマです。デヴィッド・スーシェによる原作を丁寧に捉えた役作りが評価され、英国アカデミー賞でも受賞・ノミネートの実績を残しています。謎解きに加えて、演技や衣装、音楽にも注目したくなる作品です。
1989年から2013年まで続いた全70話のシリーズです
イギリスでは1989年1月8日にITVで放送が始まり、2013年11月13日に最終回を迎えました。全13シリーズ・70話にわたり、アガサ・クリスティーが生み出したエルキュール・ポワロの事件を映像化しています。デヴィッド・スーシェが一貫して主役を演じ、最後の事件まで描き切った歩みに、長寿シリーズならではの重みを感じます。
英国アカデミー賞では音楽や衣装も評価されています
1990年には英国アカデミー・テレビ賞でオリジナル音楽賞を受賞しました。同年の英国アカデミー・テレビ・クラフト賞でも、衣装デザイン、メイクアップ、グラフィックスの各部門で受賞しています。1991年には英国アカデミー・テレビ賞の男優部門でデヴィッド・スーシェが、ドラマシリーズ部門で作品がノミネートされました。
原作に向き合った主演と、作風の変化が見どころです
長く続いた背景を考えるうえで注目したいのが、デヴィッド・スーシェの役作りです。原作の長編や短編を読み込み、人物の特徴を書き出して演技に取り入れました。その人物像は、多くの批評家や愛好家から、原作に近い表現として評価されています。アガサ・クリスティーの家族からも、その演技を支持する声が寄せられています。
シリーズを通じて、作風にも変化がありました。初期のユーモアを交えた雰囲気から、後期は登場人物の心理や物語の暗い側面を重視する方向へ進んでいます。こうした変化には、脚本や豪華な制作、心理描写の深まりを評価する批評もありました。主演による人物像を軸にしながら、物語の見せ方を変えてきた点も、このシリーズの魅力といえます。
事件の謎を追いながら、英国アカデミー賞で評価された衣装や音楽にも意識を向けると、作品を味わう楽しみが広がりそうです。
製作体制と原作 ― クリスティーの長編・短編を映像へつないだ全13シーズン
「名探偵ポワロ」は、原作の人物像を丁寧に拾いながら、テレビドラマとして時代設定や登場人物の扱いを調整しています。脚本家たちの仕事と制作体制の変化をたどると、初期の軽妙な雰囲気と後期の重厚な作風を、それぞれ違った角度から楽しめます。
監督・脚本家
初期の脚本を支えたのは、クライヴ・エクストンです。プロデューサーのブライアン・イーストマンとともに第1作の脚色に取り組み、その後も最初の8シーズンを担いました。エクストンが脚色したのは長編7作と短編14作で、『ABC殺人事件』『アクロイド殺し』も含まれます。短編と長編の両方を映像に置き換えてきた、シリーズの土台を築いた書き手です。
アンソニー・ホロヴィッツも、長編3作と短編9作の脚色を担当しています。また、コメディアンで小説家でもあるマーク・ゲイティスは3話の脚本を手がけ、俳優としても出演しました。小説を書く仕事や演じる仕事にも携わる人々が、脚本に参加しています。
原作小説
原作は、アガサ・クリスティーによるエルキュール・ポワロを主人公とした推理小説シリーズです。「名探偵ポワロ」の各話は長編小説または短編小説をもとにしており、全13シーズン・70話を通じて、ポワロが登場する主要な文学作品を映像化しました。
原作とのつながりは、事件の筋書きだけではありません。主演のデヴィッド・スーシェは役作りのためにポワロの長編・短編を読み込み、人物の特徴を書き出しました。本の中の描写は、声や小刻みな歩き方を作る手がかりにもなっています。原作に親しんでいると、謎解きに加えて、こうしたしぐさにも目を向けたくなります。
ドラマ化での主な改編点
- 時代設定を1930年代後半に集約しています:原作は、それぞれが執筆された1920年代から1970年代の時代背景を反映しています。ドラマでは一部の例外を除き、1935年から1939年ごろを舞台にするよう調整しています。
- ミス・フェリシティ・レモンの人物像を広げています:原作の初期から登場する執事ジョージを、ドラマ初期では登場させていません。ミス・フェリシティ・レモンの人物像を掘り下げるために、脇役の配置を変えています。
- 後期には原作にない題材や描写を加えています:第9シーズン以降は、薬物使用や中絶など、映像化した原作にはない要素も取り入れています。初期のユーモアを抑え、より深刻な人間ドラマとして描く方向へ変化しています。
出品・制作体制
制作はLWTから始まり、グラナダ・プロダクションズ、ITVプロダクションズ、ITVスタジオズへと引き継がれました。アガサ・クリスティー社も、1989年から2013年まで制作に参加しています。シリーズの刷新を支えたミシェル・バックとダミアン・ティマーは、後に制作会社マンモス・スクリーンを設立しています。
ロンドンにあるポワロの住まいには、チャーターハウス・スクエアのフローリン・コートが使われました。撮影順で最後の作品となった『死者のあやまち』は、2013年6月にクリスティーが暮らしたグリーンウェイで撮影されています。長く原作を映像化してきたシリーズが、作者ゆかりの場所で最後の撮影を迎えました。
OST ― 初期9シーズンの音楽を担ったクリストファー・ガニング
「名探偵ポワロ」のシーズン1〜9で音楽を担当したのは、作曲家のクリストファー・ガニングです。本作で1990年の英国アカデミー賞のテレビ音楽賞を受賞し、1992年にも同賞にノミネートされています。
音楽担当はシーズン10〜11、シーズン12〜13で交代し、全13シーズンを通じて3人の作曲家が参加しています。シーズン12〜13の音楽を手がけたのは、クリスチャン・ヘンソンです。
結末解説【ネタバレ注意】― 第70話「カーテン 〜ポワロ最後の事件〜」の犯人と名探偵の最期
※この章はドラマ最終話の核心的な結末に触れています。本編未視聴の方は十分ご注意ください。
最終話のクライマックス
「名探偵ポワロ」の最終話で、エルキュール・ポワロが立ち向かう相手はノートンです。ノートンは他人の心理を巧みに操り、その人自身に殺人を実行させていました。アーサー・ヘイスティングズも、娘のジュディスに付きまとうアラートン少佐への殺意を募らせますが、親友の介入によって踏みとどまります。
雷雨の夜、エルキュール・ポワロは自室でノートンと対決します。ノートンは、自分を殺せば名探偵の側が殺人者になると挑発します。それでも、エルキュール・ポワロは睡眠薬を仕込んだ飲み物で相手を眠らせ、車椅子を使ってノートンの部屋へ運びます。歩けないように振る舞っていましたが、実際には自力で歩くことができました。
そして、ノートンの頭を銃で撃ち、自殺に見えるように偽装します。警察も自殺として受け止めます。最後の事件は、探偵自身が犯人を殺害するという決着を迎えます。
主要キャラの決着
エルキュール・ポワロは、事件を終えた後、ベッドで持病の発作に襲われます。薬を使わず、ロザリオを握って神に赦しを求めながら息を引き取ります。その遺体を発見するのは、部屋へ戻ったアーサー・ヘイスティングズです。
アーサー・ヘイスティングズは、妻に続いて長年の親友とも死別します。自身が殺人を犯しかけた事件と、滞在中に起きた死の真相を、後に親友の手紙を通じて知ります。
ノートンは射殺され、他人を操って殺人を起こし続ける道を断たれます。一方で、自分を追う探偵に殺人を実行させるという、対決中に口にした事態も現実になります。
バーバラ・フランクリンは、夫を毒殺するために用意したコーヒーを自分で飲んで死亡します。アーサー・ヘイスティングズが回転式のテーブルを動かしたため、カップの位置が入れ替わっていました。彼女の死は、夫に向けた毒が偶然自分に返った結果です。
ジュディスはアフリカへ旅立ちます。父親は妻と親友を失い、娘とも離れて暮らすことになります。
エピローグ―手紙が明かす最後の事件
終盤では、アーサー・ヘイスティングズが4か月前に書かれた親友の手紙を読みます。そこには、ノートンが人を殺人へ誘導していたことや、バーバラの死を招いたカップの入れ替わり、そして書き手自身によるノートン殺害の経緯が記されています。
手紙の内容はエルキュール・ポワロの声で語られ、読む側の驚きや疑問に答えるように進みます。最後のショットには、カメラをまっすぐ見つめるエルキュール・ポワロの姿が映ります。
原作との違い
原作はアガサ・クリスティーの小説『カーテン』です。ドラマは、最後の事件の筋立てを原作にほぼ忠実に描いています。
具体的な変更点は、冒頭に登場するマーガレット・リッチフィールドの最期です。原作では精神科の施設で亡くなりますが、ドラマでは死刑を宣告され、絞首刑に処されます。また、ノートンが関わった過去の事件は、ドラマでは3件に絞って語られます。
なぜ自らノートンを殺したのか
ノートンは他人に殺人を実行させ、自分は法の裁きを免れようとします。エルキュール・ポワロがその命を奪うのは、さらに誰かが操られ、次の殺人が起きることを防ぐためです。
ただし、その決断によって自身も殺人を犯します。ノートンを止めた後にも、罪の問題は残ります。死の直前に親友へ神の赦しについて尋ね、最後にはロザリオを握って祈る姿が、その決断の重さを伝えています。
基本情報
| タイトル | 名探偵ポワロ(名探偵ポワロ) |
|---|---|
| 英語タイトル | 名探偵ポワロ |
| 放送年 | 1989年1月8日~2013年11月13日(英国) |
| 話数 | 全70話(全13シーズン) |
| ジャンル | 英国ミステリー・犯罪ドラマ |
| 脚本 | クライヴ・エクストン、アンソニー・ホロヴィッツ、ニック・ディア、マーク・ゲイティス ほか |
| 主な出演 | デヴィッド・スーシェ(エルキュール・ポワロ役) ヒュー・フレイザー(アーサー・ヘイスティングズ役) フィリップ・ジャクソン(ジェームス・ハロルド・ジャップ役) ポーリーン・モラン(ミス・フェリシティ・レモン役) |
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