名探偵ポワロ 第32話 あらすじ シーズン4第2話「雲をつかむ死」 機内殺人に加担した娘と、客室乗務員を愛した犯人

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今回は、飛行機の中で起きた殺人事件をポワロが追う「雲をつかむ死」です。

フランスで顔を合わせた人たちが、機内での事件をきっかけに気になる存在へと変わっていきます。吹き矢に詳しい作家に、客室乗務員の女性へ思いを寄せる男。誰かのことが少し分かっても、それだけでは安心できません。

なかでもつらかったのは、被害者と娘の関係でした。真相を知ると、最初の殺人だけでは気持ちが収まらなくなります。

ここからは犯人と結末にも触れていきます。
それでは32話を一緒に見ていきましょう!

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名探偵ポワロ シーズン4第2話「雲をつかむ死」のあらすじ

物語では、飛行機で事件が起こる前から、ポワロがフランスで人々と顔を合わせています。テニスの大会に集まる場面もあり、事件に関わる人たちの様子を先に知ることになります。

最初から全員が容疑者として並ぶわけではなく、それぞれの人柄に触れてから、機内での殺人へと進んでいくのです。

先に顔を知っていると、事件が起きてからも、その人のことを簡単には疑えないんですよね。ちょっと変わった人でも、悪い人とは限らない。そう思って見てしまいました。

そして、ポワロも乗り合わせた飛行機の中で、女性が殺害されます。地上から離れた機内が、殺人事件の現場になってしまったのでした。

事件を調べるポワロには、警部も協力します。乗り合わせた人々や、その周囲にある関係をたどりながら、犯人へと近づいていきます。

飛行機の中で人が殺されるなんて、それだけで嫌です! そこにポワロがいてくれるのは心強いけれど、亡くなった女性のことを思うと、落ち着いてはいられません。

捜査で気になる人物の一人が、推理小説を書く作家です。この作家は吹き矢について知識があり、本を書くために調べたのだと説明します。

仕事で調べたと言われれば、理由としては納得できます。しかし、殺人事件の捜査でそんな話が出てくると、やはり引っかかるところ。

作家なら、普通は知らないことまで調べるのも分かります。でも、ここで吹き矢の話が出ると、ついその人を気にしてしまう。私、こういうところですぐ迷います。

この作家には、自分が生み出した探偵と話をしたり、言い争ったりするという、少し変わった一面もあります。本人にとっては、架空の探偵も身近な相手なのでした。

そうした様子に触れると、吹き矢を調べたという話まで、どう受け取ればいいのか迷ってしまいます。

自分の書いた探偵と言い争うところは、ちょっとおかしかったです。そんなに探偵が身近なら、話もなかなかまとまらなさそう! ただ、この人の変わったところだけで犯人と決めるのも早いんですよね。

作家と関わる場面では、客室乗務員の女性が秘書を装います。普段の仕事とは違う立場になって、人と接することになるのです。

一方、作家は速記には詳しくありません。速記とは、話された言葉を記号などで素早く書き留める技術で、秘書の仕事とも関わりがあります。

乗務員の仕事をしている女性が、今度は秘書のふりまで。慣れない役を引き受けるだけでも気を張りそうです。相手があの作家だと、どんな話が飛び出すか分からないのも落ち着かない。

捜査には、ポワロがフランス語で女性から話を聞く場面もあります。同席している人物は、フランス語をほとんど理解できません。

ポワロには分かっている話でも、一緒にいる人には内容がつかめない。言葉が通じるかどうかで、その場で受け取れることも変わってきます。

大事な話をしているのに、言葉が分からないのはもどかしいですね。私なら、あとで内容を教えてもらうまで落ち着かないです。こういうときのポワロは頼もしい!

そして、事件に関わる人々の間には、恋愛の感情もあります。ある男が、客室乗務員の女性に心から思いを寄せているのです。

この男の恋心は、ただ相手を利用するための見せかけではありません。女性への思いそのものは本物だった。

人を好きになる気持ちが本当だと分かると、つい、その人を信じたくなります。女性のほうに気持ちを寄せて見ていると、なおさら。自分を好きでいてくれる相手には、誠実でいてほしいです。

しかし、ポワロが真相を明らかにすると、女性に恋をしていたその男こそが、機内の殺人を行った犯人だと分かります。

恋心が本物であることと、殺人に手を染めたこと。その両方が、同じ男の中にあったのです。

あの女性への気持ちは、本当だった? そこまでうそだったと言われるより、私はかえってつらかったです。好きな相手がいるなら、その人をこんな事件に近づけないでほしかった。

そして、機内で殺害された女性の娘も、事件と無関係ではありませんでした。娘は犯人の男と組み、自分の母親を殺す計画に加わっていたのです。

母親を亡くした娘という立場だけでは分からなかった、事件への関わり。真相を知ると、被害者と娘の関係も、まるで違って見えてきます。

自分の母親を殺す計画に、娘も関わっていた? これはきつかったです。男だけでなく、娘にまで腹が立ちました。亡くなった女性のことを思うと、そこは簡単に受け流せません。

娘は、何も知らないまま男の計画に巻き込まれたわけではありません。母親の殺害に加担した共犯者です。

だからこそ、事件が解けても、犯人が分かったという安心だけでは終われません。被害者にとって身近な娘まで、殺人に関わっていたのでした。

娘が事情を知らなかったなら、受け止め方も変わったと思います。けれど、今回は自分も加わっていた。そこを知ってしまうと、かわいそうという気持ちだけでは見られなくなりました。

その娘自身も、列車の中で亡くなっているところを発見されます。見つけるのはポワロたちです。

娘は目を開いたまま、すでに命を落としていました。母親の殺害に関わった人物が、今度は遺体となって見つかるのでした。

列車で見つかる娘の姿は、つらかったです。したことには腹が立っていたのに、亡くなった姿を見ると、もう責める言葉が出てこない。生きて、自分のしたことに向き合ってほしかった。

母親が殺され、その事件に加わった娘も命を落とす。ポワロがたどる事件には、二人の死が残ります。

そして、犯人だと暴かれた男は、自分の運命を受け入れます。客室乗務員の女性への思いが本物だったとしても、彼が犯した殺人が消えることはありません。

最後に運命を受け入れる男を見ても、私はすぐには気持ちを緩められませんでした。好きだった女性のことを思うなら、もっと前にやめてほしかった。それがどうしても残ります。

ポワロによって、機内の殺人を行った男と、共犯だった娘の関わりが明らかになります。恋をしていた男の正体まで分かる、苦い結末です。

名探偵ポワロ シーズン4第2話「雲をつかむ死」の感想まとめ

いちばん残ったのは、ポワロたちが列車の中で娘の遺体を見つける場面でした。目を開いたまま亡くなっている姿がつらくて、ここでは犯人当てのことが頭から離れました。

娘は、母親の殺害に加わっています。そのことには、やっぱり腹が立ちます。

それでも、生きているうちに事件への関わりが明らかになってほしかったです。母親の死について、娘本人が責任を負うところを見たかった。遺体として見つかってしまうのは、後味が悪かった。

客室乗務員の女性を好きだった男にも、気持ちが引っかかりました。あの恋心が本当だったと分かっても、ほっとはできません。

女性の側に立つと、相手が殺人犯だったというだけで十分つらいです。自分への気持ちはうそではなかったと言われても、それをどう受け取ればいいのか、すぐには分からなくなりそう。

最後に男が自分の運命を受け入れるところも、許してあげたいという気持ちにはなれませんでした。そこまで来る前に、母親も娘も亡くなっているんですから。

そんな事件の中で、作家が自分の探偵と言い争う話には、少し気が緩みました。頭の中にいる探偵にも言い返されるなんて、原稿を書くのも大変そう!

吹き矢に詳しいと聞いたときには疑っていたのに、変わった人柄が分かると気持ちが揺れる。今回も私は、人の雰囲気につられながら見ていました。

ポワロが真相にたどり着いてくれたことは良かったです。けれど、列車の中で見つかった娘の姿には、生きて母親の殺害への加担を認めてほしかった、という気持ちが残りました。

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