刑事モース〜オックスフォード事件簿〜 全話あらすじ ネタバレ|相関図・キャスト・感想・見どころまとめ

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「刑事モース〜オックスフォード事件簿〜」を見ていると、事件の謎に加えて、若い刑事の職場での居心地まで心配になりました。鋭い推理を見せるエンデバー・モースが上司に疎まれると、もう少し認めてあげてほしくなるんです。英国の放送局ITVで放送されたこの作品には、捜査の行方と一緒に、彼自身の歩みを追いたくなる魅力がありました。

そんな彼を見ていると、私まで頼りたくなるのがベテラン警部のフレデリック・フレッド・サーズデイです。舞台は1960年代のオックスフォード。オックスフォード大学を中退した若手刑事エンデバー・モースを、自分の補佐役に選んで育てていきます。彼の才能を見込んでくれる人がそばにいることに、ほっとしました。

謎解きでは、オペラと殺人事件が結びつくところにも引き込まれます。音楽がどう事件につながるのか、私も手がかりを頭の中で並べ直していました。込み入った事件を追いながら彼の推理についていこうとする時間が、楽しいんです。

この記事では、私がオペラと事件のつながりに頭をひねり、上司たちの反応にやきもきしながら見進めた感想を交えつつ、「刑事モース〜オックスフォード事件簿〜」の全話あらすじとネタバレ、見どころを余すところなく紹介します。
ぜひ、オックスフォードで難事件に挑む若き刑事の歩みを一緒に見届けましょう♪

目次

刑事モース〜オックスフォード事件簿〜 あらすじ

遺体安置所で気を失ってしまうのは、若き刑事のエンデバー・モースです。酒を飲まないと言っていた彼に、上司がビールを勧めます。殺人事件の捜査に加わる青年の、こんな危なっかしい姿も描かれます。

舞台は一九六五年のオックスフォードです。大学を卒業せずに離れた彼は、軍務を経て警察に入り、早くも仕事に失望して辞表を書きかけていました。ところが、十五歳の少女の失踪事件への応援を命じられ、かつて学んだ街へ戻ってきます。そこで彼を補佐役に選ぶのが、ベテランのフレデリック・フレッド・サーズデイです。

オペラに関わる殺人事件にも挑むモースですが、その推理力は一部の上司の嫉妬や反感を招きます。謎を解いても、職場での居場所がすんなり決まるわけではありません。サーズデイに捜査を教わりながら、一般業務にも就く日々です。上司や同僚からは、巡査部長の試験を受けるよう勧められます。辞表を書いていた青年は、この街でどんな事件と向き合い、刑事として働き続けていくのでしょうか。

見どころ

私は、モースが遺体安置所で倒れてしまう場面で、事件より先に彼の体調が心配になりました。頭を使う仕事でも、現場では体がついていかないこともありますよね。

序盤で気になったのは、ピーター・ジェイクスやレジナルド・ブライトが、モースの働きを快く受け止めないところです。事件を解いた人にまで反感を向けるのは、正直ちょっと面倒です。仕事をしたらしたで周囲との関係がこじれるところに、私はもやもやしました。捜査の続きを知りたいのに、職場でまた嫌な思いをするのかと、そちらまで気になってしまいます。

サーズデイが彼を補佐役に選び、仕事を教えていくところには、ほっとしました。才能を認めて、そばで経験を積ませてくれる上司がいるのは心強いです。巡査部長の試験を勧めるところも含めて、捜査の先のことまで気にかけてくれるこの上司を、私はかなり好きになりました。

「刑事モース〜オックスフォード事件簿〜 各話あらすじ」はこちらから

ご覧になりたい話数を押していただけると各話の詳しいあらすじが表示されます。

キャスト・登場人物

「刑事モース〜オックスフォード事件簿〜」のキャスト&主な登場人物一覧です。

エンデバー・モース(演:ショーン・エヴァンス)

納得できないことを放っておけない、オックスフォード市警の若い刑事です。「毒薬と令嬢」では、学生の死を心臓発作とする診断に疑問を持ち、捜査を続けます。オペラが好きで、「殺しのフーガ」では現場に残された歌詞に気づき、連続殺人の手がかりを探っていきます。私は周囲に止められても疑問を追い続けるところが好きで、上司ににらまれるたびについ肩を持ってしまいます。

フレデリック・フレッド・サーズデイ(演:ロジャー・アラム)

「表と裏のバラッド」で、休暇中のモースに仕事への復帰を促すのがサーズデイです。モースを自分の補佐役に選び、捜査を教える上司で、物語の序盤ではカウリー署の警部補を務めています。モースの先行きを気にかけて声をかける姿には、私もほっとします。「愛の終止符」で情報提供者を殴って謹慎になったときには、さすがにそのやり方はまずいです、と言いたくなりました。

レジナルド・ブライト(演:アントン・レッサー)

序盤は、この人が出てくると身構えてしまいます。カウリー署に赴任する警視正で、「毒薬と令嬢」ではモースが階級を越えてサーズデイの補佐を務めることに異議を唱え、現場で推理を述べる態度も問題視して、補佐から外すよう命じます。

ジム・ストレンジ(演:ショーン・リグビー)

モースとは「毒薬と令嬢」で初めて顔を合わせる巡査です。「黒の絞殺魔」では、巡回中に女性へ暴力を振るっていた男を逮捕していて、この場面のストレンジは頼もしいです。

マックス・デブリン博士(演:ジェームズ・ブラッドショー)

内務省所属の病理医で、「呪われたベッド」では遺体に残った傷を発見するなど、身体に残された手がかりを調べる立場で捜査に関わります。

ピーター・ジェイクス(演:ジャック・ラスキー)

モースの抜擢を面白く思っていない巡査部長で、最初はその反発が少し苦手でした。「遠き理想郷」ではモースと一緒に捜索を進め、誘拐された少女が閉じ込められている坑道を見つけます。二人が協力している場面を見ると、この組み合わせでもう少し捜査を見たくなります。

相関図

モースとサーズデイは、補佐役とその上司という関係です。「殺しのフーガ」では、屋上から突き落とされそうになったサーズデイをモースが救います。「愛の終止符」では情報の聞き出し方をめぐって言い争いにもなり、捜査への考え方がぶつかることもあります。

ブライトは、モースとサーズデイの上司にあたります。「毒薬と令嬢」でモースを補佐から外すよう命じられるのはサーズデイで、モースの働かせ方をめぐって上司二人の意見が食い違います。

ストレンジとモースは同僚として出会い、友人になります。ストレンジが昇進し、ジェイクスの後任としてモースの上司になった際にも、ストレンジは友人であることは変わらないと伝えます。

ジェイクスは、モースと同じ署で捜査に携わる刑事です。「表と裏のバラッド」ではサーズデイと組んで関係者への聞き込みを担当し、「遠き理想郷」ではモースと一緒に捜索します。デブリン博士は病理医としてこの捜査陣に関わり、遺体の検査から事件の手がかりを見つけます。

評価・レビュー

海外ドラマ「刑事モース〜オックスフォード事件簿〜」の評価レビュー&感想です。
ストーリーの良し悪し、出演者の演技力、物語の展開、脚本の面白さなどを総合的に評価しています。
もちろん、レビュー&感想の中にも作品に関するネタバレがありますのでご注意ください♪

ネタバレを表示する

全9シーズンを見終えて、寂しさがじわじわ来ています。「刑事モース〜オックスフォード事件簿〜」は、事件の答えが分かった後にも登場人物のことが気になる作品でした。エンデバー・モースには、もう少し楽に生きてほしかったです。仕事も恋も心配し続けて、すっかり情が移ってしまいました。

第2話で、オペラを手がかりに連続殺人を追う流れは好きです。彼の知識が捜査につながるので、推理を追う楽しさがありました。屋上で上司を救った後、また一般勤務に戻される扱いには納得できません!あれだけ働いた人に、その仕打ちはないです。この頃から、警察内部での彼の扱いにも腹が立っていました。

第8話の、少年たちへの虐待と警察の腐敗がつながる事件は、特につらかったです。捜査を託した幹部が加害者側にいて、主人公を殺人犯に仕立てるところまで進むので、見ていて気が重くなりました。子供を傷つけ、自分の立場を守る大人たちの身勝手さは許せません。彼が逮捕されて終わるあの回は、後味の悪さも含めて忘れられないです。

事件の枝が増えていく回では、誰と誰がどうつながるのかを追うだけで疲れることもありました。批評でも指摘されている筋の複雑さは、私も気になります。もう少し整理して見せてほしいです。事情が一気につながる終盤では、気持ちが追いつかないこともありました。

ショーン・エヴァンスが演じる不器用さには、どうしても情が湧きます。ロジャー・アラムの存在にも安心していました。フレデリック・フレッド・サーズデイを、頼れる上司として丸ごと好きになりたかったです。捜査で暴力を使う態度には、最後まで賛成できません。

長く一緒に過ごした人たちが離れていく結末は、簡単には受け止められません。あの二人の捜査を、もう少し見たかったです。ジョアンの結婚を思い返すと、まだ少しもやもやしています。

撮影秘話とトリビア

「刑事モース〜オックスフォード事件簿〜」の世界をもっと深く楽しめる!知れば知るほど面白い、ドラマのトリビアや撮影裏話をご紹介します。
本編では見られないキャストたちの素顔や、制作の裏側に迫るエピソードを集めました♪

オックスフォードの警察署を演じた、ロンドンの旧庁舎

劇中のカウリー警察署として撮影に使われたのは、ロンドンにある旧サウスゲート・タウンホールです。オックスフォードを舞台にした物語には、別の街の建物も活用されていました。

新聞編集者役には、かつて主人公を演じた俳優の娘を起用

オックスフォード・メール紙の編集者を演じるアビゲイル・ソウは、先行シリーズでエンデバー・モースを演じたジョン・ソウの娘です。若き日の主人公を描く作品に、親子を通じたつながりが息づいています。

パイロット版には、彼女が演じる編集者が主人公に以前会ったことがあるかと尋ねる場面もあります。俳優同士の関係を知ると、何気ないやり取りにも別の味わいが生まれますね。

テレビ登場30周年を記念したシーズン4

シーズン4では、主人公のテレビ登場30周年を記念し、先行シリーズに登場した人物を取り入れたり、当時の出演者をカメオ出演させたりする趣向が盛り込まれました。

ショーン・エヴァンスが語った「1年ずつ」の制作

シーズン3の放送前、ショーン・エヴァンスは、6年契約のような長期契約があるわけではなく、日々、そして1年ずつ作品に取り組んでいると語っていました。放送後の視聴者の反応に加え、登場人物たちの物語をさらに進められると自分たちが感じるかどうかにも言及しています。長く続いたシリーズの制作過程を知るうえで、印象に残る発言です。

刑事モース〜オックスフォード事件簿〜のイギリスでの評価

「刑事モース〜オックスフォード事件簿〜」は、イギリスのITVで放送された刑事ドラマです。先行シリーズの主人公の若き日を描く前日譚として始まり、全9シーズンにわたって物語が描かれました。批評家からも、おおむね好意的に受け止められています。

2012年から2023年まで続いたシリーズです

イギリスでは2012年にパイロット版が放送され、2013年から連続シリーズが始まりました。第1シーズンの成功を受けて第2シーズンの制作が決まり、その後もシリーズを重ね、2023年の第9シーズンで完結しました。連続シリーズは1話約90分です。

好意的な評価とともに、物語の複雑さへの指摘もあります

批評家の反応は全体として好意的ですが、謎が複雑に入り組みすぎることや、結末が駆け足で大げさな展開になることへの指摘もありました。入り組んだ事件を読み解く面白さがある一方で、その複雑さは好みが分かれる部分でもあります。

謎解きと主人公の成長を重ねて楽しめます

舞台は1960年代から1970年代のオックスフォードです。ショーン・エヴァンスが演じるエンデバー・モースは、優れた推理力を持ちながら、警察組織の中では壁にぶつかります。ロジャー・アラムが演じるフレッド・サーズデイとの関係も、物語の軸になっています。

私が魅力に感じるのは、事件の解決と並行して、主人公の挫折や成長も描かれるところです。先行シリーズにつながる人物や演出も盛り込まれていて、若い刑事がどのように経験を重ねていくのかを追う楽しみがあります。

製作体制と原作 ― ラッセル・ルイスの企画と、デクスターが生んだキャラクター

『刑事モース〜オックスフォード事件簿〜』を楽しむうえで押さえておきたいのが、既存のテレビシリーズより前の時代を描く前日譚という位置づけです。人物を生み出した作者と、若き日の物語を企画した作り手を分けて見ると、本作の成り立ちがつかみやすくなります。

監督・脚本家

企画を手がけたのはラッセル・ルイスです。演出には複数の監督が参加しています。シリーズ全体では1965年から1972年を舞台に、全9シーズンにわたってエンデバー・モースの刑事としての初期の歩みを描いています。

原作となるキャラクター

本作の基盤にあるのは、コリン・デクスターが生み出したキャラクターです。ショーン・エヴァンスが若きエンデバー・モースを演じ、オックスフォードで刑事として経験を重ねていく時代に焦点を当てています。原作者による人物の創造と、ラッセル・ルイスによる前日譚の企画が、本作につながっています。

出品・制作体制

制作は、マンモス・スクリーンとマスターピースによる、ITVスタジオ向けの共同制作です。英国ではITVが放送しました。2012年1月の単発テレビ作品を経て、全4話の第1シーズンが発注されました。その撮影は2012年夏に行われ、2013年4月から5月に放送されました。

主なロケ地はオックスフォードです。一方、カウリー署としてロンドンの旧サウスゲート市庁舎が使われています。舞台となる街での撮影に加え、別の地域の建物も警察署として活用している点は、画面の風景を楽しむ手がかりになります。

撮影時期はシーズンごとに異なります。第2シーズンは2013年9月にオックスフォードで撮影が始まりました。第8シーズンの撮影は2021年3月から6月まで行われました。最終となる第9シーズンは2022年5月22日に撮影を開始し、同年8月26日に終了しました。英国では2023年2月26日から3月12日に放送され、シリーズの制作と放送が締めくくられました。

OST ― 音楽を担う2人の作曲家と、事件に関わるオペラ

「刑事モース〜オックスフォード事件簿〜」の音楽担当には、バリントン・フェロングとマシュー・スレイターが名を連ねています。

シーズン1では、オペラに関連する事件も描かれます。謎解きを追いながら、音楽が事件とどう結びついているのかにも注目したいです。

結末解説【ネタバレ注意】― 第16話「不吉な収穫祭」の危機回避と求婚の行方

※この章はドラマ最終話の核心的な結末に触れています。本編未視聴の方は十分ご注意ください。ここでいう「最終話」は、当サイトが扱う最後の話、通算第16話「不吉な収穫祭」を指します。「刑事モース〜オックスフォード事件簿〜」全体の最終回ではありません。

第16話のクライマックス

植物学者ラックスマンの失踪事件は、ブラムフォードの原子力発電所へとつながります。失踪から5年を経て遺体の発見につながるのは、放射線測定器の反応です。ラックスマンが大量の放射線を浴びていたことが、捜査を進める手掛かりになります。

秋分の祭りが進む中、発電所で通常の訓練時間より早く警報が鳴ります。エンデバー・モースとフレッド・サーズデイは現場へ急行し、復讐を企てる人物による破壊行為を阻止します。山場となるのは、エンデバー・モースが手榴弾を核廃棄物用の鉛張りのドラム缶へ投げ入れる場面です。爆発の被害を抑えるこの行動が、周辺地域を巻き込む惨事の回避につながります。

ラックスマン殺害の真相も明らかになります。回想で描かれるのは、埋められかけた彼が意識を取り戻し、犯人にシャベルで頭を殴られる出来事です。放射線を浴びたことに加え、最後には人の手で命を奪われていたことが示されます。

主要キャラの決着

エンデバー・モースは、答案用紙の紛失によって阻まれていた巡査部長への昇進を果たします。ロンドンから仕事の誘いを受けて進路を考えていた中で、発電所での功績が認められます。上司とともにジョージ・メダルも授与され、刑事としての歩みには具体的な前進があります。

ジョアンとの恋愛は、結婚という形にはまとまりません。既婚の恋人から暴力を受けた彼女は、顔にあざを残した状態でエンデバー・モースの家を訪れます。そこで結婚を申し込まれますが、同情による申し出と受け止めて断ります。彼女は現金を受け取って去り、その後、病院に運ばれます。駆けつけたエンデバー・モースに、医師は階段からの転落によって流産したと説明します。

フレッド・サーズデイは、娘の居所を突き止め、既婚の恋人に暴力も交えて警告します。娘の問題に踏み込む一方、捜査では部下とともに発電所の危機を食い止めます。その功績によってジョージ・メダルを授与され、警部に昇進します。

レジナルド・ブライトは、第15話での入院を経て職場へ復帰しています。第16話では、復帰して間もなく遺体発見の報告を受け、再び事件に対応する日常へ戻ります。

ピーター・ジェイクスは、第10話で警察を退職し、結婚に向けてオックスフォードを離れています。相手はアメリカ人留学生です。第16話までの仲間たちの歩みでは、恋人との生活へ進むために職場を去った人物として、一つの区切りを迎えています。

ジョアンの入院に残る二つの解釈

ジョアンの入院については、医師の説明に沿って事故による流産と受け止める読み方と、中絶を示唆する場面と捉える読み方があります。後者はあくまで解釈であり、医師が伝える内容は転落事故による流産です。恋人の暴力が直接の原因と決めつけることも避けたい場面です。

第16話では、事件の解決と昇進に明確な区切りがつく一方、求婚は受け入れられません。エンデバー・モースとジョアンの間に描かれるのは、結婚の約束ではなく、求婚を断った彼女と、その後に病院へ駆けつける彼の姿です。

基本情報

タイトル 刑事モース〜オックスフォード事件簿〜(Endeavour)
英語タイトル Endeavour
放送局 ITV(英国)
放送年 2013年〜2023年(先行TV映画は2012年に放送されました)
話数 全35話(シーズン1〜9。先行TV映画1話を除きます)
ジャンル 英国ミステリー・刑事ドラマ
主な出演 ショーン・エヴァンス(エンデバー・モース役)
ロジャー・アラム(フレデリック・フレッド・サーズデイ役)
アントン・レッサー(レジナルド・ブライト役)
ショーン・リグビー(ジム・ストレンジ役)
ジェームズ・ブラッドショー(マックス・デブリン博士役)
ジャック・ラスキー(ピーター・ジェイクス役)

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