刑事モース 第6話 あらすじ シーズン2第2話「亡霊の夜想曲」 少女の救いを求める声と、顔を消された娘の真実

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今回は、博物館での殺人から、女学校に残る100年前の事件へとつながっていきます。少女の亡霊が出るという屋敷で、生徒たちまで次々と姿を消してしまいました。

怖い噂も気になりますが、夏休みに家へ帰れず、学校に残っている少女たちのことが心配です。モースに届く「助けて」という言葉も、素通りできません。

それでは6話を一緒に見ていきましょう!

刑事モース シーズン2第2話「亡霊の夜想曲」のあらすじ

1966年7月。博物館で、元紋章官のエイドリアン・ヴァイスが殺害されます。

紋章は、家柄などを示すための印です。ヴァイスはその紋章や家系について詳しい人物で、凶器には展示されていたインドの刀剣が使われていました。

殺害時、博物館には女学校の生徒たちが見学に来ていました。モースは話を聞くため、スリープ村の学校を訪ねます。

学校に残っているのは、教師2人と生徒7人。少女たちはそれぞれ事情があり、夏休みを家族と過ごせずにいるのでした。

夏休みなのに家へ帰れないだけでも寂しいですよね。そのうえ、見学先で殺人事件なんて落ち着きません。

学校を訪れたあと、モースはポケットに入れられた紙に気づきます。そこには「助けて」という短い言葉が書かれていました。

誰かが、直接話す代わりにモースへ訴えていたのです。

先生には相談できないことがあるの? こんな紙を見つけたら、その子のことが頭から離れなくなります。

一方、モースは私生活でも困ったことになっていました。女性をデートに誘ったものの、同僚と交わしていた先約のため、嘘をついて断ってしまいます。

その先約は、女性2人を交えた映画鑑賞でした。ところが、相手の1人はサーズデイの娘だったのです。

しかも、デートを断った女性に一緒にいるところを見られ、誤解を招く結果に。事件の聞き込みとは違って、こちらはうまく運びません。

モース、断るときこそ正直に話してほしかった! 誘われた側は、別の女性といる姿を見たら傷つきます。

捜査では、凶器の刀剣を寄贈したブレイズ=ハミルトン家の名前が浮かびます。サーズデイは、その家について警察雑誌で読んだ記憶がありました。

およそ100年前、一家の屋敷では子供や子守、家庭教師の計5人が殺されていたのです。そして、その屋敷こそ、今の女学校の建物でした。

ヴァイスも、生前にこの一家を調べていたことが判明します。博物館で起きた殺人と、古い屋敷の事件がつながり始めました。

今いる学校が、そんな事件の現場だったなんて。少女たちが怖がるのも無理はないですね。

学校には、事件を生き延びた一家の娘の亡霊が出るという噂がありました。その娘は家族を殺したと疑われ、精神科の施設に入れられた人物です。

そして、夜中に不気味な音楽を聞いたバンティが姿を消します。もともと繊細なところのある少女だけに、モースも行方を追います。

亡霊らしき姿は、生徒たちの噂だけにとどまりません。モースや女教師まで、その姿を目にしてしまいました。

バンティ、どうか無事でいて! 怖い思いをしたまま、どこかに隠れているだけならいいのに。

モースは、100年前の事件について本を書いた作家にも接触します。ヴァイスは亡くなる前、その作家に会いたがっていたそうです。

古い事件について、何を確かめようとしていたのか。ヴァイスの調査が、現在の殺人を解く手がかりになっていきます。

しかし、バンティに続いて、今度はエドウィナまで失踪しました。モースと作家は、夜の学校で亡霊を見張ることになります。

やがて、亡霊騒ぎそのものは女生徒たちの悪戯だったと分かります。ところが、その最中に12歳のモードが殺害されてしまいました。

悪戯だったと分かっても、これでは安心できません。モードが殺されるなんて、きつかったです。

幼い犠牲者を前に、検視を担当する医師も動揺を隠せません。普段の皮肉を交えた調子とは違い、モースに犯人を見つけてくれと頼みます。

子供が殺されたことを、いつもの仕事と同じようには受け止められない。その言葉が重く残りました。

捜査の管轄を持ち出してくる県警の刑事には、モースたちの上司が強く反発します。殺された子供を前に、担当区域を言い争うことを許しません。

ここで捜査を止めないで! 上司がきっぱり言ってくれて、少しほっとしました。

モースとサーズデイは、ヴァイスとモードの殺人にはつながりがあると考えます。その捜査で、夜中に学校へ入り込んでいた男性の存在が浮かびました。

そして、ヴァイスが残した詳しい家系の記録から、犯人と一家の関係が明らかになります。

二つの殺人を起こしたのは、学校の女教師と交際していた大学生の青年でした。教師との関係も、学校へ入るために利用していたのです。

交際相手の気持ちまで利用していたなんて、嫌な男です。学校へ近づくためだったと知るのは、つらいと思います。

青年は、ブレイズ=ハミルトン家の当主が、妻以外の女性との間にもうけた息子の子孫でした。狙っていたのは、一族の財産です。

彼が当てにしていたのは、結婚していない男女の間に生まれた子供の相続に関わる法律の変更でした。それによって、自分にも財産を受け継ぐ権利が生まれると考えていたのです。

女学校になっている屋敷も、その財産に含まれていました。青年は自分の望みをかなえるため、邪魔になると考えた人間を殺していたのでした。

そのために、12歳のモードまで殺すの? 自分が財産を手に入れることしか考えていないのが腹立たしいです。

そして、100年前の事件についても真相が分かってきます。一家を殺したのは、亡霊になったと噂される娘ではありませんでした。

本当の犯人は、当主が妻以外の女性との間にもうけた息子だったのです。現在の犯人である青年は、その血筋につながっていました。

当時、事件の罪を着せられた庭師は、自ら命を絶っています。一家の当主が人脈を使い、息子の犯行を隠したこともうかがえました。

庭師まで命を失っていたのがつらい。息子をかばうために、ほかの人へ罪を押しつけるなんて許せません。

事件の終盤、バンティは青年に捕らわれ、喉元に刃物を突きつけられます。モースは、少女が親しんでいた『鏡の国のアリス』の詩を使って呼びかけました。

詩の続きを尋ねることで、危機から逃れるための手がかりを伝えるのです。バンティはそれを受け取り、助かります。

青年は逮捕されました。救いを求めていた少女を、モースは守ることができたのでした。

バンティが助かって良かった! 危ない場面で、あの子に通じる言葉を選べたモースが頼もしいです。

そしてモースは、100年前の娘の顔が消されていない写真を見つけます。そこから、彼女にダウン症があったことを知りました。

ほかの家族写真で顔が傷つけられていた理由は、彼女が殺人犯だったからではありません。その姿を知ると、恐ろしい娘として語られてきたことが、いっそう悲しくなります。

この子の顔まで消さなくたっていいのに。家族を殺したという噂まで残されて、あまりにも気の毒です。

事件には、不穏なものも残りました。犯人と一族を結びつける指輪が、行方不明になってしまうのです。

最後に、何者かがその指輪を開きます。石の下に隠されていたのは、フリーメイソンという秘密結社の印でした。

指輪を扱っている人物の姿は分かりません。少女を救えて安堵したところで、また嫌なものが残りました。

刑事モース シーズン2第2話「亡霊の夜想曲」の感想まとめ

顔を消されていない娘の写真が、いちばん胸に残りました。それまで恐ろしい亡霊の話として聞いていたぶん、あの写真を見たあとは、娘が気の毒で仕方なかったです。

家族を殺したわけでもないのに、犯人だと噂されてしまった。写真の顔まで傷つけられているのを見るのも、つらかったですね。

庭師のことも引っかかります。罪を着せられたまま亡くなっていて、今になって真相が分かっても、本人はもう助けてもらえません。

現在の事件では、モードが犠牲になったことが苦しかったです。相続の邪魔だからと命を奪う青年には、最後まで腹が立ちました。

だから、バンティが助かった場面ではほっとしました。モースが彼女の親しんでいる詩を覚えていて、それを救出につなげたところが好きです。

検視をする医師の言葉や、管轄争いを止めた上司にも救われました。子供が殺されたときに、ちゃんと怒ってくれる大人がいて良かった。

それでも、モードのことを思うと、解決して良かっただけでは終われません。バンティへ詩の続きを問いかけ、助かる手がかりを渡したモースには、あの場にいてくれてありがとうと言いたくなりました。

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