法医学者マダム・エール 全話あらすじ(全18話)|相関図・キャスト・感想

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舞台はフランスのワインの街ボルドー。法医学研究所に勤めるアレクサンドラ・エールは、遺体から読み取った事実を手掛かりに、解剖室を飛び出して自分で事件を追いかけてしまう法医学者です。兄で警視のアントワーヌは、そんな妹にいつも振り回されています。

このページでは、シーズン1〜7・全18話のあらすじと感想をまとめています。各話記事の多くは犯人や結末のネタバレを含みます。まだ見ていない方は、先に作品紹介とキャスト欄をどうぞ。

BS11で放映中です!10月10日から毎週土曜あさ9:59~に移ります

目次

全18話のあらすじ一覧

フランス本国の放送順に、通しの番号で並べています。1話およそ90分で一つの事件が完結する形式です。シーズン5のあとには、『アストリッドとラファエル 文書係の事件録』とのクロスオーバー特別編(第14話)が入ります。

BS11では本国の話を選んで前編・後編に分け、全14回で放送しています。BS11の回番号と、このページの通し番号は一致しません。

シーズンから選ぶ:1 / 2 / 3 / 4 / 5 / 6 / 7

シーズン1(通算第1話〜第4話)

シーズン2(通算第5話〜第7話)

シーズン3(通算第8話〜第9話)

シーズン4(通算第10話〜第11話)

シーズン5・特別編(通算第12話〜第14話)

シーズン6(通算第15話〜第16話)

シーズン7(通算第17話〜第18話)

BS11での放送情報

BS11では毎週日曜の午前9時59分から放送してきましたが、2026年10月10日から毎週土曜の午前9時59分〜10時55分に移ります。日本語字幕放送で、本国の2018〜2024年の作品から選んだ回を全14回に分けて放送します。

第1回・第2回が「法医学者」、第3回・第4回が「飛び降りた天使」、第5回・第6回が「生きる屍(しかばね)」、第7回・第8回が「サバイバー」。第13回・第14回は特別編「目には目を」です。CS放送のミステリーチャンネルでは、第1話から第16話までを放送しています。

どんなドラマ?

主人公のアレクサンドラは、「遺体は真実を語る」を信条にする有能な法医学者。腕は確かですが、とにかく型破りです。気になることがあると解剖室から出ていき、身分を偽って関係者から話を聞いたり、現場に入り込んだりします。警察より先に真相へたどり着くことも多く、結果的に警察が彼女と組んで捜査を進めることになります。

毎回の見どころは、冒頭に現れる奇妙な遺体です。解剖台の上で息を吹き返す女性、「考える人」の姿勢で見つかる男性、ミイラにされた考古学者、全身を青く塗られた芸術家。遺体の傷や体の特徴から、被害者がどんな暮らしをしていたのかを読み解いていく過程が、このドラマの面白さです。

事件は一話ごとに解決しますが、アレクサンドラの恋愛や家族、法医学研究所の仲間たちの人生は続いていきます。行き過ぎた捜査が問題になって監察官のパンセが送り込まれたり、新しい上司に解雇をちらつかされたりと、職場での立場もたびたび揺らぎます。

脚本はエルザ・マルポー

フランスの公共放送France 3で2018年から放送されている人気シリーズで、年に2話ほどのペースで新作が作られています。脚本は、『マルロー警部のフランスさすらい事件簿』『アーバス教授の殺人事件講座』も手掛けたエルザ・マルポーです。

相関図

アレクサンドラを中心に、捜査に関わる主要人物の関係をまとめました。パンセはもともと、アレクサンドラとアントワーヌの行動を監視するために国家警察監察総監(IGPN)から来た人物です。

キャスト・登場人物

アレクサンドラ・エール(演:ジュリー・ドパルデュー)

アレクサンドラ・エール役のジュリー・ドパルデュー

ボルドー法医学研究所の法医学者。愛称はアレックス。遺体の観察から被害者の生前の姿を推し量り、警察の制止を聞かずに独自の捜査へ乗り出します。ユーモラスで風変わりな言動も、この人物の魅力です。

アントワーヌ・ドアノー(演:ベルナール・イエルレス)

アントワーヌ・ドアノー役のベルナール・イエルレス

司法警察の警視で、アレクサンドラの兄。暴走しがちな妹に頭を抱えながらも、兄妹で連携して事件の真相に迫っていきます。

テオ・デュレル(演:グザヴィエ・ゲルフィ)

テオ・デュレル役のグザヴィエ・ゲルフィ

法医学研究所にやって来た新しい助手。遺体が苦手な一面もありますが、アレクサンドラの下で解剖や調査を手伝います。

ルイ・パンセ(演:カンタン・バイヨ)

ルイ・パンセ役のカンタン・バイヨ

国家警察監察総監(IGPN)から送り込まれた監察官。アレクサンドラとアントワーヌの不正を暴こうと目を光らせますが、のちにアントワーヌと組んで捜査にあたります。

リュディヴィーヌ・モレル(演:ソフィー・ル・テリエ)

リュディヴィーヌ・モレル役のソフィー・ル・テリエ

法医学研究所でアレクサンドラと一緒に働く仲間。愛称はリュディ。

ディアーヌ・ドンブル(演:サラ・マーティンス)

ディアーヌ・ドンブル役のサラ・マーティンス

法医学研究所でアレクサンドラと一緒に働く仲間。

アストリッドとラファエルとのクロスオーバー

第14話「目には目を」は、NHKでも放送された『アストリッドとラファエル 文書係の事件録』との合同捜査です。パリで瓶詰めの中から人の眼球が見つかり、遺体本体はボルドーの路上に遺棄されていました。どちらの警察が捜査するかで対立した4人が、検事の命令で手を組むことになります。

膨大な知識を持つアレクサンドラと、論理で考えるアストリッド。勢いで突き進むラファエルと、現場に飛び出すアレクサンドラ。性格の違う顔ぶれの組み合わせが楽しい特別編です。両シリーズのどちらかを知っていれば、もう一方への入り口にもなります。

作品を振り返っての感想

私がこのドラマで好きなのは、遺体の「普通ではないところ」から話が始まる点です。死亡した時刻のずれ、古い骨折の跡、鍛え上げられた筋肉。小さな所見が被害者の人生を語り出し、その人を殺したのは誰なのかへつながっていきます。解剖の場面が謎解きの入り口として働いているので、法医学ものとしての手応えがあります。

もう一つの魅力は、アレクサンドラのやり方が決して模範的ではないところ。身分を偽り、現場に潜り込み、上司や監察官に目を付けられる。それでも被害者のために真相を追う姿勢は一貫していて、兄のアントワーヌがぼやきつつ付き合ってしまうのも分かる気がします。

事件のほうは家族の秘密や過去の罪に根を持つものが多く、重い真相に行き着く回も少なくありません。そこに研究所の仲間たちとのにぎやかなやり取りが挟まることで、全体の空気が暗くなりすぎない。この重さと軽さの配分が、長く続いている理由なのだと思います。

作品の基本情報

作品名 法医学者マダム・エール
原題 Alexandra Ehle
制作国 フランス(France 3)
放送年 2018年〜
話数 シーズン1〜7・全18話(特別編を含む、1話約90分)
主演 ジュリー・ドパルデュー、ベルナール・イエルレス
脚本 エルザ・マルポー ほか
日本での放送 BS11(無料・全14回)、ミステリーチャンネル

作品情報・邦題:ミステリーチャンネル公式紹介。放送情報・キャスト表記:BS11公式。話数構成:フランス語版Wikipedia。

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