法医学者マダム・エール 第2話 あらすじ シーズン1第2話「飛び降りた天使」

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橋から飛び降りた男性は、水に落ちる前にすでに亡くなっていた。第2話「飛び降りた天使」の発端から結末までを、犯人も含めて整理します。

それでは2話を一緒に見ていきましょう!

※ここからは結末までのネタバレを含みます。

BS11で放映中です!10月10日から毎週土曜あさ9:59~に移ります

マダム・エール 第2話「飛び降りた天使」のあらすじ

舞台はボルドー。シャバン=デルマ橋を、セラムとその妻が並んで歩いていた。妻は専業主婦で、夫は名の通った医師とされていた。この日のセラムは普段と様子が違い、妻の目の前で橋から飛び降りて命を落とす。妻によれば、直前に「僕は天使だ」と告げたという。

錯乱なのか、自殺なのか。解剖が求められ、遺体を見たアレクサンドラ(アレックス)は、セラムが入水する前にすでに息絶えていたと指摘する。解剖の結果、死因は有毒植物チョウセンアサガオの摂取と分かり、警察は殺人の線で捜査を始める。

橋から飛んだはずの男が、水に落ちる前に死んでいた。この一点で、事件の見え方が裏返ります。

遺体が示す事実は、妻が語った夫の姿とまるで合わなかった。アレックスが遺体と関係者を調べていくと、名外科医と思われていたセラムが偽りの人生を送っていたことが明らかになる。この男は本当は何者で、誰が殺意を抱くほど恨んでいたのか。

研究所の周りにも変化があった。同僚のディアーヌは妊娠しており、子の父親とパタゴニアへ移住するという。またアレックスの違法行為が問題となり、警察の内部調査室から監察官のパンセがやって来る。捜査への関与が度を越していると非難され、アレックスは調べられる側になる。

事件を追う法医学者が、今度は調べられる側に回りました。

一方、アントワーヌの元恋人リザが十代の娘イギーを連れてボルドーに現れる。リザは突然アントワーヌの前から去った人物で、亡くなったセラムのことを探っていた。イギーは、セラムが自分の実の父ではないかと疑っていた。

実はイギーの実の父はアントワーヌだった。リザがセラムを探っていたのは、彼女の最初の子供が亡くなった原因をセラムが作ったからだった。こうしてリザは第一容疑者になる。

アントワーヌにとっては、自分の過去が事件の真ん中に入り込んできた形です。

しかし、真犯人はリザではなかった。犯人は、夫が偽りの人生を送っていたと知らされた妻である。橋の上で夫が「僕は天使だ」と告げたと話したのも、この妻だった。

マダム・エール 第2話「飛び降りた天使」の感想まとめ

今回いちばん面白いのは、アレックスが遺体の側から話を始めるところです。入水前に息絶えていたという所見が出た時点で、錯乱や自殺という見方が崩れます。解剖室の所見が捜査の向きを決めた回でした。

妻が語る夫の姿と、遺体や関係者から浮かぶセラムの姿が少しずつずれていく過程も丁寧です。名外科医という肩書きが偽りだと分かると、「誰が恨んだのか」という問いが一気に広がります。死因が有毒植物の摂取だった点も、突発的な飛び降りという話とは噛み合いません。

リザとイギーの登場で、アントワーヌの過去が事件に絡みます。リザには最初の子供の死というセラムとの接点があり、突然姿を消した過去もあるので、第一容疑者になるのは自然な流れです。ただ、疑いが濃くなるほど、別の人物が犯人という結末が効いてきます。

犯人が妻だと分かると、冒頭の妻の姿が違って見えます。「天使」の言葉を伝えたのも妻自身で、悲劇の目撃者として登場していたからです。入水前に息絶えていたという所見を踏まえると、橋の場面の語りは改めて疑いたくなります。

パンセの内部調査は、アレックスの動き方への圧力として並行します。ディアーヌの移住話も重なり、アレックスの周りが落ち着かない回でもあります。それでも彼女は、遺体と関係者に直接当たる姿勢を崩しません。解剖室の外へ出て事件の裏側まで届く、このドラマらしさが出た一話でした。

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