法医学者マダム・エール シーズン2最終回(第7話) あらすじ シーズン2第3話「奇跡」

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墓地の棺から見つかったのは、血の涙を流し、手のひらからも出血していた若い女性の遺体。聖人と慕われた被害者の足取りを追うアレクサンドラの捜査を、結末まで整理します。

それでは7話を一緒に見ていきましょう!

※ここからは結末までのネタバレを含みます。

BS11で放映中です!10月10日から毎週土曜あさ9:59~に移ります

マダム・エール シーズン2最終回(第7話)「奇跡」のあらすじ

墓地で、棺に入れられた若い女性の遺体が見つかる。生き埋めにされており、血の涙を流し、無傷の手のひらからも出血していた。アントワーヌから連絡を受けたアレクサンドラは、やがて判明した被害者の身元を頼りに、両親から話を聞く。

被害者の名はオリヴィア。母親は娘を聖人と信じ、薬剤師の父親は何らかの病気を疑って、出血しないよう薬を処方していた。薬は効いていたが、オリヴィアは母親に感化され、奇跡を求めて訪れる人々に触れるようになる。母親は奇跡の代金として、一人四万ユーロの寄付を募っていた。

二人の証人が病気の完治を語り、アレクサンドラも奇跡を否定しきれない。理屈だけでは割り切れない場所から、この事件は始まる。

触れても治らず亡くなった人もいた。もともと奔放な性格だったオリヴィアは、自分のしていることに悩むようになり、棺に入れられる三週間前に家出していた。自分の病を治したくて精神科医を頼ったものの、医師にもどうにもできず、教会に預けられる。修道院で寝泊まりするうち、もう一人「奇跡」を起こす女性がいると知った。

アレクサンドラはその女性に会いに行き、聖痕が自傷によるものだと見抜く。オリヴィアも自分とは違うと気づいて自暴自棄になり、連れ去られた日は酒と薬物で高揚した状態だった。

足取りを順に追い、聖痕の出どころまで確かめるのがアレクサンドラの流儀。奇跡かどうかを、まず人の行動から調べていく。

棺が上等なものだったことから、パンセは、犯人が余命宣告を受けて自分用に用意した棺ではないかと推理する。オリヴィアは白いバンに乗った男に誘拐されていた。アレクサンドラは監視カメラ映像の男の腕の長さから身長を割り出し、190センチ近い人物に見覚えがあることに気づく。

犯人は、オリヴィアに末期がんを完治してもらった人物だった。がんはいったん完治したものの再発しており、酒で高揚した彼女の姿を見て許せなくなり、墓へ連れて行って棺に入れた。薬物の影響で、オリヴィアは抵抗しなかった。

犯人の自宅を調べていたアレクサンドラは、戻ってきた男に銃を向けられる。アントワーヌが駆けつけて事なきを得たが、男は撃たれて亡くなった。

奇跡を信じた人の期待と失望が、そのまま事件の動機になっていた。

マダム・エール シーズン2最終回(第7話)「奇跡」の感想まとめ

今回のアレクサンドラは、奇跡かどうかを正面から論じず、オリヴィアの三週間の足取りを順に追っていきます。精神科医、教会、修道院と辿った先で別の「奇跡の人」に会い、聖痕が自傷だと見抜く流れは、被害者がなぜ追い詰められたのかを示す手掛かりになっていました。

個人的に印象に残ったのは、両親の見方の食い違いです。母親は聖人と信じ、父親は病気を疑って薬を処方していた。同じ出血を信仰と医療で別々に読んでいたわけで、アレクサンドラが奇跡を否定できずにいたのも、この二つの間に立たされていたからだと思います。

犯人への道筋は地味ながら理詰めです。上等な棺から自前の棺を疑うパンセの推理と、監視カメラ映像の腕の長さから割り出した190センチ近い身長。この二つが重なって、見覚えのある人物に結びつきます。パンセの見立ては推理、身長は映像からの計算と、役割が違うのも面白いところです。

動機は、完治したがんの再発でした。恩人のはずの相手が酒で高揚している姿を見て許せなくなった、という流れで、奇跡を信じた人の落胆が事件に変わったのだと読めます。ただ、犯人の自宅を調べて銃を向けられたのは踏み込み過ぎでした。アントワーヌが間に合ったからよかったものの、法医学者の仕事の範囲を超えていますよね。

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