法医学者マダム・エール 第5話 あらすじ シーズン2第1話「サバイバー」

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シーズン2の第1話、通算第5話『サバイバー』は、森に残された女性の遺体から始まります。洗われて証拠の乏しい遺体に、鍛えた筋肉と古傷だけが残っていた事件を、結末まで整理します。

それでは5話を一緒に見ていきましょう!

※ここからは結末までのネタバレを含みます。

BS11で放映中です!10月10日から毎週土曜あさ9:59~に移ります

マダム・エール 第5話「サバイバー」のあらすじ

森で五十代とみられる女性の絞殺遺体が見つかる。発見したのは森林管理人のマルタン・デルマスで、朝六時半ごろに見つけ、遺体には触れていないと話した。遺体は木の下に寝かされ、頭の下には枕のように木の葉が置かれていた。

遺体は洗浄剤で洗われ、犯人につながる手掛かりはほとんど残っていなかった。アレクサンドラ(アレックス)は、体が驚くほど鍛えられていること、粗い傷痕と古い骨折の跡が多いことに引っかかる。そして、遺体は意図的にこの森へ運ばれたと推測する。

殺された人の体そのものが、まず過去を語り始める出だしだ。遺体の違和感から独自に調べ始めるアレックスらしい発端だと思う。

被害者はクリスティーヌ。殺される前に、自分が借りていた倉庫で起きた火事の現場にいたことが分かる。さらに、彼女を養子にしたのが、終末の危機に備える「プレッパー」のロベール・モニエだったと判明する。

ロベールは三人の子どもに軍事訓練を受けさせ、ナイフを使った実践的な訓練までさせていた。けがをしてもロベールが麻酔なしで処置していたため、クリスティーヌの体は傷だらけになったという。

一方、アントワーヌはIGPNを追い出されたパンセと正式にコンビを組むが、その暴走に頭を抱える。兄妹の連係で被害者の過去が見えてくる中、発見者のマルタンもロベールに引き取られて育った子どもだったと分かる。事情聴取でマルタンは何も語らなかった。

発見者が被害者と同じ家で育っていたと分かる場面で、事件の見え方ががらりと変わる。

もう一人の子どもがダニエルだった。少年時代から犯罪歴があり、名前を変えて故郷に戻っていた。真相は、幼いころからクリスティーヌに想いを寄せていたダニエルが、彼女とマルタンが互いに好意を持っていたことに嫉妬して殺害した、というものだった。

ダニエルは義父に教わったとおりに洗浄液で遺体を洗い、三人が育った森の中に横たえていた。保釈されたマルタンはダニエルの犯行を知って格闘になるが、駆けつけたアレックスが止めに入り、事件は解決した。

私生活では、アレックスは剥製士のピエールと交際が順調だった。その一方で、一年半ものあいだ行方不明だった元夫のサミュエルが現れ、モルグに潜んでいたところで再会する。サミュエルは復縁を望むが、アレックスはピエールと音楽祭の旅行へ出発する。ところが、サミュエルも二人の旅についてくる。

マダム・エール 第5話「サバイバー」の感想まとめ

今回おもしろいのは、手掛かりが「消されたもの」と「体に残ったもの」で対照になっているところです。遺体は洗われて現場の証拠が乏しいのに、鍛えられた筋肉と古い傷痕、骨折の跡は残っていました。アレックスは所見の違和感から被害者の経歴へ入っていくので、解剖室の仕事がそのまま捜査の入口になっています。

犯人の行動も、育ちと結びついていました。遺体を洗ったのは義父に教わったやり方で、置いた場所は三人が育った森です。証拠を消す手際のよさと、場所への思い入れが同居していて、嫉妬という動機ともかみ合います。ただ、これは結末から振り返った私の受け取り方です。

マルタンの立場も気になりました。発見者であり、被害者と同じ家で育ち、互いに好意もあった人物です。その立場を思うと、事情聴取で口を閉ざしていた点に重みが出ます。保釈後にダニエルと格闘になる流れも、アレックスが止めに入るところまで含めて、事件の決着としてまとまっていました。

アントワーヌとパンセの新コンビは暴走気味で、事件の重さの横に賑やかな別軸をつくっています。サミュエルが旅行までついてくる幕切れも、アレックスの私生活の落ち着かなさがよく出ていて、ほっと笑える締めでした。

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