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クルミットです♪
脚のケガで現場を離れていたモースが、カウリー署へ帰ってきます。顔を見られてうれしいけれど、お酒の飲み方が少し心配になりました。
今回の「消えた手帳」では、パレード中の転落死、家出少女の失踪、大学の宝物の盗難が重なります。にぎやかな催しのそばで、少女の身に起きていたことがつらい回でした。
ここからは犯人と結末にも触れていきます。
それでは5話を一緒に見ていきましょう!
刑事モース シーズン2第1話「消えた手帳」のあらすじ
1966年5月。銃撃で脚を負傷し、ウィットニー署で負担の軽い仕事に就いていたモースが、カウリー署に戻ってきます。
オックスフォードでは、ヘイスティングズの戦いから900周年を祝うパレードが開かれていました。イングランドの歴史に関わる戦いを記念した、大きな催しです。
ところが、その最中にバッテン大尉の娘キティが騒ぎを起こします。美人コンテストで優勝した女性に、赤い塗料を浴びせたのです。
使ったのは、銃のように見える水鉄砲。女性を美しさで競わせることへの抗議でしたが、狙われた本人にはたまったものではありません。
抗議したい気持ちはあっても、その女性に塗料をかけるのは違うよ!
そして同じ頃、身元の分からない男性が屋上から転落し、車の上に落ちて亡くなります。警察は当初、自殺と考えていました。
復帰したばかりのモースは、その判断に疑問を持ちます。男性の所持品から、手帳が消えていることに気づいたのでした。
男性は複数の偽の身分証を持ち、宿泊施設のメモ用紙には謎めいた文字と数字を残していました。素性を隠していたらしいことも、気にかかります。
手帳だけ、誰が持っていったの? 持ち主が亡くなっているだけに、嫌な感じがします。
一方、大学で開かれていた宝物展から、歴史的な宝物が盗まれます。亡くなった男性は、この展示のパンフレットを持っていました。
転落死と盗難の間に関係があると考えるモース。しかし、つながりを疑うだけでは周囲を納得させられず、サーズデイや署長とも意見がぶつかります。
そんな中、フリーダという家出少女を捜す男性が現れます。モースは、亡くなった男性のメモにあった文字を読み直しました。
金曜日を表すと思われた部分は、フリーダの名前と名字の頭文字にも読めたのです。ほかの文字も、パレードで襲われた女性の名前に結びつく可能性がありました。
家出したフリーダと、転落した男性はどこでつながったの? 少女の行方まで重なってくると、落ち着きません。
亡くなった男性の正体は、ロンドンの私立探偵ペティファーと判明します。人の秘密を調べるだけでなく、つかんだ情報を恐喝にも使っていた人物だった。
ペティファーが残した写真を手がかりに、モースとサーズデイは地下道を調べます。そこで見つかったのは、フリーダの遺体でした。
フリーダ、生きて見つかってほしかった。家出と聞いていたので、どこかで無事に暮らしていてくれたらと思っていました。
捜索願を出した男性は、フリーダの継父だと分かります。実の父親は戦死していました。
父親を亡くした少女が、今度はこんな場所で見つかるなんて。家族の事情が分かっても、フリーダが帰ってこないことは変わりません。
そして、遺体のあった地下道から、大学で盗まれた宝物の一つが見つかります。転落死と失踪に続き、盗難事件まで同じ場所につながってきました。
モースが疑いを向けたのは、キティの個人教授をしている学長のコープリーです。ペティファーとフリーダを殺した人物ではないかと考えます。
コープリーは、警察官を見下すような態度を取る人物。歴史の知識でも相手を低く見ますが、モースはその誤りを指摘して言い返します。
相手が知らないと決めつけて話すから! ここはモースがきちんと返してくれて、少しすっきり。
ただ、態度が気に入らないことと、殺人の証拠があることは別でした。モースの疑いは、捜査の結論にはなりません。
宝物を盗んだ犯人も、コープリーとは別の人物だった。地下道で宝物が見つかったからといって、それだけで二つの殺人まで説明できるわけではなかったのです。
捜査と並んで気になるのが、モースの飲酒です。サーズデイは部屋にあった空き瓶の多さを見逃しておらず、勤務中は強い酒を控えるよう注意します。
昼にビールを飲む程度ならともかく、今の飲み方は放っておけない。そんな心配からの言葉でした。
モース、お酒のことは聞いてほしい! 現場に戻れても、それだけで元気になったとは思えなくて。
事件の捜査では、美人コンテストの関係者が重要になってきます。フリーダも地元のコンテストの予選に出場し、審査員だったバッテン大尉と知り合っていました。
大尉の妻は、議員の欠員を埋める補欠選挙に立候補しています。キティは、その夫妻の娘です。
キティの騒動が不問にされる背景には、大尉の人脈がちらつきます。そして大尉とコンテストの主催者には、フリーメイソンという会員制の団体を通じたつながりがありました。
娘の騒動まで人脈で片づいてしまうのは、引っかかります。父親の立場で扱いが変わるなんて、納得できないです。
ペティファーに調査を依頼していたのは、コンテスト主催者の妻でした。夫と、優勝した女性との関係を疑っていたのです。
その依頼で主催者を尾行していたペティファーは、フリーダ殺害に関わる出来事を目撃します。ところが、それを警察に届けるのではなく、恐喝の材料にしてしまいました。
フリーダの殺害に関わっていたのは、コンテストの主催者と、その助手です。ペティファーは二人を脅し、その結果、助手に殺されました。
少女が殺されたことまで、お金を取るために使うなんて。ペティファーのしたことにも腹が立ちます。
最初に自殺と見られていた転落死は、口封じの殺人だった。ペティファーは他人の秘密を利用するうちに、自分の命まで奪われてしまったのです。
主催者の助手は、以前は害虫駆除の仕事をしていました。そのため、大学の下を通る下水道についても知っていたことが分かります。
モースは、コンテストの主催者とバッテン大尉に、場所をはっきり示さずに会うよう連絡します。二人が向かったのは、使われなくなった保養施設でした。
十分な証拠がそろっていない中で、相手が連絡をどう受け取って動くかを見たのです。二人は、その呼び出しに応じて姿を現しました。
場所を言わなくても、二人とも来てしまうんですね。ここはモースの呼び出しが効きました!
捜査の末、バッテン大尉も殺人の共謀で逮捕されます。妻の選挙活動を支えていた夫が、少女の死に関わっていました。
大尉の妻は補欠選挙に勝利します。しかし、その勝利とともに知るのは、夫のひどい秘密です。
一方で、母親とキティの間には歩み寄る様子もあります。家族の中で起きたことは重いけれど、母娘が近づけたことには少しほっとしました。
事件を終えたモースに、サーズデイはコープリーへの誤った疑いについて注意します。殺人犯扱いされたことを、相手は忘れないかもしれないからです。
モースはあまり気にしていない様子ですが、サーズデイの心配も分かります。捜査で鋭さを見せるモースにも、行き過ぎてしまうところはあるんですね。
そして同僚の警官は、出世の助けになると考え、フリーメイソンへの入会に前向きです。試験でうまくいかなかった彼には、人脈も必要でした。
モースはその考えに賛成せず、道を見失わないよう忠告します。大尉たちのつながりを追った直後だけに、気軽には受け止められなかったように思います。
刑事モース シーズン2第1話「消えた手帳」の感想まとめ
いちばん残ったのは、地下道でフリーダの遺体が見つかったところです。家出少女を捜す話として追っていたので、あの発見はきつかった。
コンテストの予選に出たフリーダが、審査員のバッテン大尉と知り合う。その後に起きたことを知ると、その出会い自体がつらくなります。
主催者と助手は殺人に関わり、事情を知ったペティファーは恐喝に走る。フリーダの周りで、大人がそんなことをしていたのが腹立たしいです。
ペティファーが見たことを警察に話してくれていたら、と考えてしまいました。亡くなった少女のことより、自分が手にするお金を選んだのが嫌だった。
モースについては、コープリーへの疑いを外したところも心に残ります。私もあの見下した態度にイライラしていたので、つい疑う気持ちに寄ってしまいました。
それでも、嫌な人だから犯人と決めてはいけませんよね。モースに注意するサーズデイがいてくれて良かったです。
お酒の件でも、サーズデイは空き瓶まで見ていました。モースにはうるさく聞こえても、そこまで気づいて心配してくれる人は貴重だと思う。
そして、夫が逮捕されたと知るキティの母親も気の毒でした。選挙に勝った喜びを、そのまま受け取れないのがつらいです。
大尉のしたことに腹が立ったぶん、最後にキティと母親が歩み寄る様子には、ようやく少しほっとできました。
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