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クルミットです♪
今回は、人類初の月面着陸を目前にした1969年7月のお話です。アポロ11号への期待が高まる中、モースは若い宇宙物理学者と女性が亡くなった車の事故を調べます。
捜査の先に出てくるのは、宇宙を舞台にした人形番組と、人には言いにくい大人たちの集まり。華やかな話題のそばで、家の中に居場所がなさそうな子どもたちが気になりました。
事件の犯人と結末まで触れていきます。
それでは24話を一緒に見ていきましょう!
刑事モース シーズン6第2話のあらすじ
新しい刑事課に配属されたモースですが、周囲の歓迎は温かいものではありません。本人が希望した異動でもなく、なぜここに来たのか、モース自身にもよくわからない状況です。
仕事を始める前から、同僚との間に距離があります。そんな中で担当するのが、車の事故で亡くなった男女の捜査でした。
自分で異動を頼んだわけでもないのに、この扱い。モースに当たらないでほしいです。
亡くなった男性は、将来を期待されていた若い宇宙物理学者です。一緒に車にいた女性は、テレビの人形番組で働いていました。
当初は、飲酒運転による痛ましい事故に見えます。しかし、調べるうちに、単なる事故では片づけられない手がかりが出てきます。
一方、上司が指揮した張り込みは失敗し、仲間の刑事が負傷していました。モースはその刑事の力も借りながら、二人の死の真相を探ります。
けがをしているのは心配だけれど、力を借りられる相手がいて良かった! 新しい職場で一人きりはしんどいです。
亡くなった女性の仕事をたどると、宇宙を舞台にした人形番組の制作現場へ行き着きます。きょうだいで制作に携わっている番組で、人形を使って宇宙での冒険を見せる作品です。
現実の世界でも、人々の関心は月へ向いていました。アポロ11号による月面着陸が迫る中、宇宙の人形番組と宇宙物理学者が、一つの事件でつながっていきます。
捜査は番組のスタジオだけにとどまりません。精神世界などを重んじるニューエイジの施設や、ある夫婦が開いていたパーティーにも及びます。
このパーティーは、夫婦が互いの配偶者を交換して夜を過ごす、いわゆる夫婦交換の集まりでした。
男性たちが車の鍵を器に入れ、女性たちがそこから一つを選びます。選んだ鍵の持ち主が、その夜の相手になる仕組みです。
車の鍵で相手を決める集まりだったとは! この場にどんな気持ちで来ていたのか、人によってずいぶん違いそうです。
参加者の中には、亡くなった学者と不倫をしていた既婚女性がいました。子どももいる女性ですが、夫婦の関係は、外から見えるほど幸せなものではありません。
彼女はこの集まりを利用して、学者との関係を続けていました。ほかの参加者がそれぞれの相手に気を取られる中で、いつも学者の車の鍵を選んでいたのです。
偶然に任せているように見える集まりでも、彼女の選ぶ相手は決まっていました。
彼女が録音で語っていたのは、周りから見た暮らしと、自分の気持ちとの隔たりです。理想的な結婚、夫、子ども、家がそろっているように見えても、朝になると叫びたくなると打ち明けていました。
毎朝そんな気持ちで起きるのはつらいですね。でも、家の中で子どもたちがどう過ごしているのかも気になります。
そして、その夫婦の子どもたちが家出をしてしまいます。子どもたちを見つけるのは、モースたちです。
そこで男の子は、見つけてくれたモースたちに、自分たちの親になってもらえるかと尋ねます。
大人たちが秘密の関係を続けている一方で、子どもたちは家を離れていました。男の子から出たお願いは、あまりにも無邪気です。
そんなことを頼むくらい、家に帰りたくなかった? この子の言葉は、さらっと聞き流せませんでした。
事件の捜査では、上司が一つの見方を示します。学者が女性を殺し、その後、車を衝突させて自殺したというものです。
しかし、車を調べた整備担当者が、ブレーキの配管を切られていることに気づきます。車の衝突は、ただの運転ミスではありませんでした。
誰かが、車を運転する人を死なせようとしていたのです。
ブレーキが切られていたなんて! 二人の関係だけで話を終わらせず、車を調べてくれて良かったです。
そして、同じ車にいた男女は、同じ出来事で命を落としたわけではないとわかります。
人形番組で働いていた女性は、夫婦交換のパーティーで階段から転落していました。彼女の死は殺人ではなく、事故だったのです。
ところが、参加者たちは自分たちの評判を守ろうとします。集まりのことが知られるのを恐れ、起きたことを隠そうとしたのでした。
その結果、亡くなった女性の遺体を運び出すことになります。その役目を担ったのが、若い学者でした。
人が亡くなっているのに、まず自分たちの評判なの? ここは大人たちの身勝手さにイライラします。
学者は、不倫相手の既婚女性から車の鍵を借ります。彼女の車を使い、階段から落ちて亡くなった女性の遺体を運ぼうとしたのです。
つまり、事故を起こした車は、学者自身のものではありません。学者と関係を持っていた既婚女性の車だった。
この車の持ち主が、ブレーキに細工をした人物の本当の標的でした。
犯人は、人形番組の制作に携わる女性です。彼女は、亡くなった学者のかつての恋人でした。
学者は彼女のもとを離れ、既婚女性との関係を始めていました。女性制作者は、その不倫相手さえいなくなれば、学者とよりを戻せると考えていたのです。
そこで、既婚女性の車のブレーキに細工をします。車を運転した既婚女性が、事故で死ぬように仕向けていました。
女性制作者には機械の知識があり、そのことも犯行を解き明かす手がかりになります。
好きな人に戻ってきてほしいからって、相手の女性を殺そうとするなんて。そこまでしても、気持ちは取り戻せないのに。
しかし、彼女の計画は、思っていたとおりには進みませんでした。標的だった既婚女性が、学者に車を貸してしまったからです。
細工された車を運転したのは、取り戻したかった学者本人でした。女性制作者は、自分が愛していた男性を、自分の仕掛けた細工で死なせてしまいます。
車に同乗していた女性は、すでに階段での事故によって亡くなっていました。その遺体を隠そうとした学者が、別の殺意によって命を奪われたのです。
自分が切ったブレーキで、戻ってきてほしかった人が亡くなる。この結末はきつかったです。
階段からの転落は事故で、車の衝突は仕組まれたもの。そして、車を運転した男性は、犯人が狙っていた相手ではありませんでした。
参加者たちの隠し事と、女性制作者の嫉妬が重なり、二人の死が一つの車の事故として見えていたのでした。
刑事モース シーズン6第2話の感想まとめ
モースたちに、親になってほしいと尋ねた男の子。今回は、あの子の言葉がいちばん胸に残りました。
見つけてもらえて良かったとほっとしたところで、あのお願いです。子どもの素直な言葉なのに、聞いているこちらは笑って済ませられません。
家出をした理由や家での気持ちを、あの子は全部説明しているわけではありません。それでも、見つけてくれた大人に親を求める姿はつらかった。
お母さんが朝から叫びたくなるほど苦しいのも、聞いていてしんどいです。家も家族もあるのだから幸せなはず、と簡単には言えません。
でも、子どもたちまで家を出てしまっている。お母さん自身の苦しさも、その子どもたちの寂しさも、どちらも放っておけない気持ちになりました。
事件では、パーティーの参加者たちに腹が立ちます。女性が階段から落ちて亡くなったのに、みんなで隠すほうへ動いてしまうのですから。
事故だったなら、そのまま起きたことを話してほしかった! 亡くなった女性の体を、知られたくないものとして車で運ぶ扱いが嫌でした。
女性制作者の結末も苦いです。学者に捨てられて傷ついたとしても、別の女性の命を奪っていいことにはなりません。
そのうえ、車を借りた学者が亡くなってしまいました。よりを戻したかった相手を自分で死なせたと知ることになるなんて、取り返しがつかなさすぎます。
モースが、上司の見方だけで捜査を終わらせなかったことにはほっとしました。車の持ち主と、実際に運転していた人を分けて追うことで、誰が狙われていたのかがわかっていきます。
月へ行く話に期待が集まる中でも、この回で私の気持ちが戻るのは、家出した子どもたちのところです。モースたちに親になってほしいと頼んだあの男の子には、もう少しそばにいてあげてほしくなりました。
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