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クルミットです♪
今回は、モースの大好きなオペラが、連続殺人の手がかりになるお話です。廃棄された貨物列車で見つかった女性の遺体。そこに残された言葉から、モースは事件とオペラのつながりに気づきます。
好きな音楽の知識が捜査に役立つのはうれしいけれど、今回は犯人も音楽に詳しい人物。モースに向けられる挑発が、だんだん身近な人の命まで脅かしていくのが怖かったです。
それでは2話を一緒に見ていきましょう!
刑事モース シーズン1「殺しのフーガ」のあらすじ
1965年7月、オックスフォード。使われなくなった貨物列車の中で、エブリンの絞殺死体が発見されます。
モースが気に留めたのは、列車のドアが開いていたことでした。そしてドアの内側には、イタリア語で「もう一度口づけを」という意味の言葉が残されていました。
エブリンの口には、文字を刺繍したハンカチも。モースはこれらの手がかりから、オペラ「オテロ」とのつながりを考えます。
「オテロ」では、夫に疑われた妻が絞め殺されます。現場には、その物語を思い起こさせるものがそろっていたのです。
口にハンカチを入れるなんて、殺したあとまでひどい扱い。エブリンのことを思うと腹が立ちます。
捜査では、エブリンの夫や恋人に疑いが向けられます。恋人は拘束されますが、モースのオペラに関する考えは、なかなか周囲に受け入れられません。
しかし、数日後には植物学者の未亡人グレースが毒殺されます。今度も現場に残されていたのは、オペラの歌詞の一節でした。
使われた毒は植物に由来するもので、その死に方はオペラ「ラクメ」と重なります。別々に見えた事件が、音楽を通じてつながり始めるのです。
二人目まで同じように歌詞が残っているなら、モースの話をちゃんと聞いてほしい!
モースとサーズデイは、グレースに手紙を送っていたベンジャミン・ニモを訪ねます。ところが、そこで見つかったのは、壁の中に閉じ込められたニモの遺体でした。
ニモは生きたまま壁の中に封じられていました。その死に方も、地下に閉じ込められる人物が登場するオペラ「アイーダ」に結びつきます。
向かいに住む隣人は、三年間、一度もニモの姿を見ていないと話します。大きな音で流れるクラシック音楽への苦情も出ますが、その音楽を流していたのはニモ本人ではありませんでした。
壁の中に生き埋めなんて、きつかったです。そこまでしてオペラに合わせたいという犯人の身勝手さが、本当に嫌でした。
ニモのポケットからは、「リストの詩」の楽譜が見つかります。捜査線上に浮かんだのは、キース・ミラーという人物です。
母親を惨殺しながら無罪となり、精神疾患で療養していたという男。療養中には、何度も「リストがある」とつぶやいていたといいます。
その診察をしたという精神科医クローニンも、捜査に関わってきます。オペラを使った殺人と、過去に起きた母親の殺害事件が結びついていきます。
一方、地元の新聞社には、警察をあざ笑うような手紙が届きます。そこには暗号めいた手がかりがあり、犯人は事件を解かせようとモースを挑発していました。
一般勤務についていたモースを捜査に加えるよう、サーズデイは上司に頼みます。音楽の知識が、この事件には必要だと分かっているからです。
ただし、認められたのは今回の捜査の間だけでした。
サーズデイがモースを呼び戻してくれて良かった! こういうとき、そばで力を認めてくれる人がいるのは心強いですね。
やがて、幼い少女が誘拐されます。助け出すために残された時間は、わずか数時間。
犯人が示した、文字を並べ替えて解く暗号は、図書館へとつながります。モースはそこから手がかりを追い、少女の居場所にたどり着きます。
しかし、この誘拐にも犯人の思惑がありました。少女については、モースが謎を解いて見つけ出すことまで計算に入れていたのです。
助けられたのは良かったけれど、子どもの命まで自分の仕掛けに使うなんて! どれだけ人を振り回せば気が済むんですか?
捜査の途中では、モース自身も襲われます。弱ったモースを自宅へ連れ帰ったのは、サーズデイでした。
モースは居間で休ませてもらい、そのまま夕食もともにします。サーズデイの妻や子どもたちがいる家で過ごす、ひとときです。
休む場所を用意して、ご飯の席にも入れてくれる。サーズデイのこういうところ、好きです。モースも少し休んで!
そして、クローニンの遺体が発見されます。顔は硝塩酸という強い酸で溶かされ、誰なのか見分けにくい状態になっていました。
体内からは大量のモルヒネが見つかります。痛みを抑える薬ですが、近くに注射器もあったことから、薬物に依存していたように受け取られます。
しかし、実際には別の事情がありました。本物のクローニンは自宅に監禁され、抵抗できないようにモルヒネを投与され続けていたのです。
捜査に関わっていた「クローニン」は、本人ではありません。精神科医になりすまし、警察のすぐそばに入り込んでいた男こそ、連続殺人の犯人でした。
相談する相手だと思っていた人が犯人だったなんて。そばで捜査の話を聞かれていたと思うと、ぞっとします。
男は、かつて音楽の神童と呼ばれた人物です。十代のころに母親を殺して施設に入り、回復したふりをして、そこから出ていました。
そして、自分の治療に当たったクローニンの身分を奪い、過去に関わった人々への殺人を始めたのでした。
キース・ミラーという名前も、犯人が作ったものです。英語のつづりを並べ替えると「私が犯人だ」という意味になる、挑発まで仕込まれていました。
そんな名前を自分で持ち出していたんですね。人が亡くなっているのに、得意げな謎かけを続けるところにもイライラします。
被害者は、無作為に選ばれたわけではありませんでした。エブリンの母親は、かつて男が母親を殺した事件の目撃者。ニモも、その事件を目撃した一人です。
グレースの義理の兄弟は、男を施設に入れるための書類に署名した司法官でした。クローニンは治療に関わった人物で、被害者やその身内は、男の収容に何らかの形でつながっていたのです。
本人だけでなく、その家族まで標的にする復讐だったのでした。
親が目撃者だったというだけで、エブリンまで殺されるなんて。そんな理不尽な巻き込み方、許せません!
被害者の名前の頭文字にも、音の並びに合わせた法則が隠されていました。モースは、オペラの死に方と被害者を選ぶ順番を追っていきます。
捜査では、才能のあるピアニストの不審な振る舞いにも疑いが向けられます。しかし、ピアノの演奏会へとつながった事件で、最後の標的になるのはサーズデイです。
犯人は、すでに亡くなっている当時の逮捕担当者の代わりに、サーズデイを選んでいました。
大学の屋上で、サーズデイは犯人と二人きりになります。犯人が最後に重ねようとしていたのは、オペラ「トスカ」でした。
屋上からの転落を思わせる状況ですが、本当の狙いは、同じ作品に登場する警察の長が刺される場面の再現です。
昔の担当者の代わりにサーズデイを殺すつもりなんて、勝手すぎる! お願いだから間に合ってほしいです。
サーズデイは、パイプを吸わせてほしいと頼んで時間を稼ぎます。その間に、モースが屋上へ駆けつけます。
危険な屋上での攻防の末、モースはサーズデイが転落するのを防ぎ、救い出しました。
犯人はモースに、自分たちは同じだと主張します。頭がよすぎる苦しみを共有しているという言い分でした。
音楽が好きで頭がいいからって、モースを仲間扱いしないでほしい。サーズデイが助かって、本当にほっとしました。
ところが、事件を解決してもモースの待遇は変わりません。捜査への参加が終わると、一般勤務へ戻されます。
サーズデイを救い、難しい事件を追い詰めたあとに待っていた扱い。モースは、刑事としてこの先も働くことに迷いを抱くのでした。
刑事モース シーズン1「殺しのフーガ」の感想まとめ
屋上で追い詰められたサーズデイが、パイプを吸う時間を求める場面が一番残りました。あの状況で、ほんの少しでも時間を作ろうとする姿に、こちらも落ち着かなくなりました。
モースが間に合って良かった! 途中で自宅に迎え入れてくれたサーズデイを、今度はモースが助けられたことがうれしかったです。
犯人には、最後まで腹が立ちました。殺し方にオペラを使い、名前にまで仕掛けを入れて、モースに解かせようとする。そのために犠牲になる人のことは、まるで気にしていません。
特にエブリンは、母親が事件を目撃したというつながりで命を奪われています。本人に何の責任があるんですか?
ニモが壁に閉じ込められたことも、クローニンが薬で抵抗を奪われていたことも、知るほどつらかったです。謎の答えが分かっても、すっきりとはできませんでした。
そして、事件後のモースの扱い。一般勤務に戻すという約束だったとしても、これだけ働いた人に、もう少し応えてあげてほしいですよね。
それだけに、サーズデイの家で休ませてもらう場面がありがたかったです。弱ったモースを連れ帰って夕食まで一緒にしてくれたサーズデイの優しさに、じんわりしました。
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