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クルミットです♪
今回は、若い職人の死と、人気ロックバンドを目の敵にする女性活動家の脅迫騒ぎが重なります。警護を任されたモースですが、事件とは別のところでも困った立場に。
人の振る舞いには厳しいのに、自分のしたことには口をつぐむ。そんなペティボンには、私もちょっとイライラしました。
そして、好きな人の歌を自分に向けられたものだと信じる女性。その思い込みが、悲しい事件につながっていました。
この先は犯人と結末にも触れています。
それでは14話を一緒に見ていきましょう!
刑事モース シーズン4第2話「嫉妬の賛美歌」のあらすじ
お酒や食事を楽しむ店、パブの裏手で、若い職人バリーの遺体が見つかります。首を絞められたとみられ、モースたちは捜査を始めました。
バリーは、ロックバンドのワイルドウッドが滞在する邸宅で働いていました。メンバーたちは、次の作品を作るためにそこにこもっています。
彼自身も、このバンドの大ファンだったのです。
大好きなバンドのそばで仕事ができていたのに、こんな最期になるなんて。バリーのことを知るほど、やりきれなくなります。
一方、風紀や道徳を守る活動をしているペティボンに、命を脅かす手紙が届きます。テレビ番組に出演するためにやって来た彼女を、モースが警護することになりました。
ペティボンが問題にしていたのは、ワイルドウッドの音楽。彼女は彼らのレコードを放送させないよう、働きかけていたのです。
そのため、脅迫にもバンド側が関わっているのではないかと疑われます。バリーが働いていた場所と、ペティボンの対立相手が重なりました。
そしてテレビの生放送で、ペティボンとワイルドウッドのボーカルが顔を合わせます。モースがいる前で、両者はぶつかり合うのでした。
自分がよく思わない音楽を、ほかの人にも聴かせたくない。そこまで口を出されるのは窮屈ですね。
放送のあと、ペティボンの活動を支える牧師が毒殺される事件が発生。脅迫だけでなく死者まで出たことで、バンドへの疑いは強まっていきます。
しかし、モースは思わぬところで捜査から外されてしまいます。きっかけは、ペティボンの娘べティーナに誘われ、彼女の部屋でお酒を飲んだことでした。
それを知ったペティボンが苦情を申し立てたのです。モースは彼女の警護だけでなく、牧師が亡くなった事件の捜査からも外れることに。
警護中のお酒は不用心だったけれど、捜査まで外されるの? モースにとって、ずいぶん痛い一杯になってしまいました。
べティーナは、モースに恋をしていると打ち明けます。ただ、モースは同じ気持ちではありません。
母親の厳しい目の下で暮らしてきたべティーナは、反発も見せるようになります。モースへの思いも、母親には認めてもらえないものでした。
べティーナの気持ちが報われないのは切ないです。そこにお母さんの怒りまで重なるのは、ちょっときつい。
そんな中、サーズデイの調査で、脅迫状について驚くような事実が判明します。ペティボンへの脅迫は、本人の自作自演だったのでした。
敵から命を狙われているという話自体が、彼女の作ったものだったのです。
人の振る舞いをあれだけ責めておいて、自分は警察を巻き込んでうそをついていたなんて! これは腹が立つ。
一方、邸宅に滞在しているメンバーの妻アンナは、バリーが亡くなった日の朝について話します。その朝、車が走り去る音を聞いていたというのです。
バンドの周辺では、ほかにも確かめなければならない話が出てきます。マネージャーは事件当時、別のバンドとのアメリカ公演について電話で打ち合わせをしていたと説明していました。
ところが、相手のバンドはアメリカでの公演を禁じられていたことが分かります。女性警官の指摘によって、マネージャーのアリバイは崩れました。
仕事の電話だと言われると、そのまま納得しそうでした。こういう食い違いに気づいてくれる人がいて良かった!
そして、曲作りをしていたワイルドウッドの結成時からのメンバーが、行方不明になってしまいます。モースとサーズデイは、暗く冷えた夜の町へ捜しに出ました。
ようやく見つかった彼は、大量の幻覚剤を摂取し、ひどく混乱した状態に陥っていました。薬の影響で、恐ろしい幻覚などに苦しむ状態です。
バリーの遺体にも詳しい検査が行われ、薬物の痕跡が見つかります。若い職人の死と、バンドのメンバーに起きた異変が、薬物によってつながっていくのでした。
見つかって良かったと思ったのに、その人まで薬で苦しんでいる。バリーにも同じようなことが起きていたと思うと、嫌な気持ちになります。
牧師の死についても、事情が明らかになっていきます。彼が食べたのは、もともとペティボンに渡すためのチョコレートでした。
その中には下剤が入っていたのです。嫌がらせのつもりで仕込まれたものが、食べた牧師の体に大きな負担をかけました。
牧師には、本人も知らなかった病気がありました。その病気と薬の影響が重なり、命を落としてしまったのです。
ペティボンに向けられたチョコレートを、別の人が食べて亡くなった。脅迫状の自作自演だけでは片づかない、取り返しのつかない出来事でした。
下剤を入れただけ、なんて済ませられない! 食べる人の体のことまで分かっているわけでもないのに、怖すぎます。
バリーの事件を追うモースがたどり着いたのは、ボーカルをめぐる恋心でした。
バンドに付き添う女性の一人は、ある曲が自分のために書かれたものだと信じていました。曲名に、自分の名前の一部が使われていたからです。
彼女はボーカルに恋をしていました。だから、その曲も自分への思いを歌ったものとして受け止めていたのでしょうか。
しかし、モースは歌の本当の相手に気づきます。ボーカルが思いを寄せていたのは、学生時代からの親友でもある男性のバンド仲間でした。
女性の名前がついた歌の中に、男性への恋心を隠していたのです。そして、ボーカルが好きになった相手は、女性を恋愛の対象とする人でした。
自分のための歌だと信じていた女性も、親友に恋をしていたボーカルも、気持ちは一方通行だった。そこまでは、ただ切ない話なのに。
ボーカルがバリーに目を向けたことを、その女性は許せませんでした。自分よりもバリーが関心を寄せられていることに嫉妬したのです。
バリーを殺した犯人は、この女性でした。相手に薬物を大量に与え、判断できない状態に追い込むことが、彼女の手口だったのです。
好きな人が自分を見てくれないからって、バリーを傷つけていい理由にはならない! 彼に怒りを向けるのはあまりにも勝手です。
真相に近づくモースも、彼女に命を狙われます。飲み物に幻覚作用のある植物などを混ぜられ、薬の影響に苦しむことになりました。
混ぜられたものには、毒性のある植物も含まれていました。捜査を邪魔するだけでなく、モースまで殺そうとしていたのです。
それでもモースは命を落とすことなく、事件の真相へたどり着きます。自分への歌だと思い込んでいた女性の嫉妬が、バリーの命を奪っていました。
モースまで薬を飲まされるなんて、もうやめてほしい。助かったことにはほっとしたけれど、バリーには間に合わなかったのがつらい。
一方、ペティボン母娘にも大きな変化が訪れます。べティーナは、自分の父親が自殺に追い込まれていたことを知りました。
母親のそばにいた娘は、その事実を知って離れていきます。べティーナは、母親のもとを去るのでした。
お父さんのことを知るのはつらかったと思う。それでも、お母さんから離れたべティーナには、よく出ていったねと言いたくなりました。
刑事モース シーズン4第2話「嫉妬の賛美歌」の感想まとめ
いちばん残ったのは、べティーナが母親のもとを去ったところです。父親の死について知ったあとまで、あの母親のそばにいるのは苦しかったと思う。
モースに恋をしても、その気持ちは返ってこない。お父さんのことも知ってしまう。べティーナには、しんどいことが重なりました。
だから、母親から離れたことには少しほっとしました。これ以上、自分の気持ちまで押さえつけなくていいんだよ、と言いたくなる。
ペティボンには最後まで腹が立ったなあ。テレビの言葉遣いや音楽にはあれだけ厳しくて、自分は脅迫状を用意していたなんて。
しかも、その警護をしていたモースへの苦情はきっちり入れる。飲酒がまずかったのは分かっていても、素直にはうなずけません。
バリーの事件もつらかったです。大好きなバンドのいる邸宅で働いていた彼が、誰かの嫉妬で命を奪われる。そんなの、あんまりだと思う。
犯人の女性が、自分は歌の相手だと信じていたこと自体は、少し分かる気もしました。好きな人の曲に自分の名前があれば、期待してしまうかもしれない。
でも、思いが通じない怒りをバリーに向けたところで、同情する気持ちはなくなりました。モースまで殺そうとするのだから、もう止まってほしいとしか思えなかった。
ボーカルの恋も報われないままです。親友への思いを女性の名前に置き換えて歌っていたと分かると、その曲のことが寂しく残ります。
牧師のチョコレートも嫌な後味でした。食べた本人は、隠れた病気のことも、中に下剤があることも知らなかった。そんなことで命が終わってしまうのは、やりきれないですよね。
重たい出来事が続いたぶん、べティーナが母親のもとを去ったあの行動には、そっと背中を押したくなりました。
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