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クルミットです♪
今回は、家出した少年の捜索から、閉鎖された矯正施設の過去へとつながっていくお話です。
父親から虐待を受けていたトミー。モースがその行方を追う一方で、記者や脱獄した囚人の遺体が見つかります。
調べるうちに出てくるのは、子供たちにひどいことをしていた大人の存在。昔の出来事と片づけられない苦しさがあって、今回はいつも以上に子供たちの側に気持ちが寄ってしまいました。
結末まで触れながら書いていきます。
それでは8話を一緒に見ていきましょう!
刑事モース シーズン2第4話「腐った林檎」のあらすじ
舞台は1966年12月。父親から虐待されていた少年トミーが家を出て、行方がわからなくなります。
モースはトミーの捜索に当たります。家に帰れば安心、とは言えない事情を抱えた少年でした。
トミーが家を出た理由がつらいです。寒い時期に居場所がわからないのも心配だけれど、父親のもとに戻せば済む話ではないんですよね。
一方、線路脇ではエリック・パターソンの遺体が発見されます。パターソンはロンドンで活躍する大物記者だったのです。
彼が調べていたのは、新しい警察本署の建設に関する件。ランデスマン建設とウインターグリーン参事について探っていました。
警察の新しい本署をめぐって、記者が何かを調べていた。その記者が遺体で見つかり、モースたちは彼の死につながる事情を追っていきます。
警察の建物の話から、亡くなった記者につながるのが嫌な感じ。これから頼ることになる警察の内側に、もう不安があります。
そして、トミーを捜していたモースは、少年の隠れ家を調べる途中で別の遺体を発見します。脱走した囚人、アルドリッジの溺死体です。
アルドリッジには、刑期があとひと月しか残っていませんでした。もう少しで刑期を終えられる時期に、刑務所から逃げ出していたのでした。
あとひと月を待てずに逃げたのは、何があったから? そのまま亡くなって見つかるなんて、本人から事情を聞けないことがもどかしいです。
そこでモースは、アルドリッジが収監されていた刑務所を訪れます。彼は新聞を見たあと、脱走を図ったとわかります。
そして、アルドリッジの少年時代の居場所も明らかに。かつて入っていたのは、ブレナム・ヴェイルという矯正施設でした。
ここは少年たちを収容していた施設で、現在は閉鎖されています。その跡地が、新しい警察本署の建設予定地になっていたのです。
パターソンが調べていた建設の件と、アルドリッジが過ごした施設。別々に見えていた二人の死が、同じ場所につながっていきます。
アルドリッジにとっては、自分が子供のころにいた場所なんですね。建設予定地という言葉だけではわからなかった過去が出てきて、落ち着かなくなりました。
このころ、警察では市警と州警察を統合する動きが進んでいます。別々だった警察組織が一つになる予定で、新しい本署の建設も関わっていました。
捜査の中では、警察内部の問題も出てきます。モースが直近で担当した三つの事件で、警察の証拠がなくなっていたのです。
一つの事件だけの話ではありません。モースたちは、過去の捜査にも関わる異変に向き合うことになります。
苦労して調べた事件の証拠までなくなるなんて! 外で捜査を進めていても、身内のところでこんなことが起きていたら、安心して仕事を任せられません。
そんな中、ウインターグリーンが刺殺されます。パターソンが調べていた人物まで殺され、事件は建設の話だけでは収まらなくなっていきます。
モースとサーズデイは、ディア次長から極秘の調査を依頼されます。その目的は、州警察や市警の内部にいる腐敗した勢力を一掃することでした。
警察の中にいる者を、警察の二人が調べることになります。モースとサーズデイは、施設の過去と警察内部の問題を追っていきます。
秘密にしながら身内を調べるなんて、気が休まりませんね。サーズデイが一緒にいてくれることに、私は少しほっとしました。
殺されたウインターグリーンの秘書アンジェラにも、ブレナム・ヴェイルとの接点がありました。幼いころ、施設に入っていた子供たちと交流があったと、モースに話します。
施設は閉鎖されていても、そこで過ごした子供たちや、彼らを知る人はいます。モースは関係者を調べ、当時の出来事に近づいていきます。
そして明らかになるのが、ウインターグリーンによる性的虐待です。当時、新任の所長だった彼は、施設の子供たちに虐待を行っていたのでした。
所長が子供たちにそんなことをしていたなんて、腹が立ちます。施設の中で頼りたい大人が加害者だったなんて。子供たちには、たまったものではありません!
施設で虐待を受けた少年の一人は、大人になって腹話術師になっていました。人形が話しているように見せる芸をする人です。
彼は、子供時代の苦しみを人形を通してしか話せません。過去のことを自分の言葉で口にするのが、それほど難しい状態だったのです。
人形を通さないと話せないところが、きつかったです。聞きたいことがあっても、無理に言わせたくない。もう大人なのだから話せる、なんて簡単には言えません。
モースは、施設で被害を受けていた少年の一人が、今の同僚の刑事だと突き止めます。調べていた過去は、身近な人にもつながっていました。
その同僚は施設でのことを思い出し、酒を飲みすぎてしまいます。事件が大詰めを迎えたときにも、モースたちを助けられる状態ではありません。
同僚にも、あの施設で過ごした過去があったなんて。お酒に向かってしまうのを見るのはつらいけれど、ここでしっかりしてほしいとは責められませんでした。
一方、行方を追っていたトミーは、アルドリッジが殺されるところを目撃していたとわかります。父親から逃げていた少年が、殺人事件の目撃者にもなっていたのです。
そのトミーが、州警察の車に連れ去られます。この出来事を目撃したのはストレンジでした。
警察内部の腐敗を調べている最中に、重要な目撃者である少年が警察の車で連れていかれたのでした。
警察の車なのに、安心して見送れないなんて! トミーはどこへ連れていかれるの? 家でも怖い思いをしている子に、これ以上つらいことが起きてほしくありません。
捜査を続けるモースとサーズデイにも、深刻な事態が起こります。サーズデイが銃で撃たれ、命が危ぶまれる状態になってしまうのです。
そしてモースは、殺人の疑いで逮捕されます。事件を追っていたモース自身が、牢に入れられることになったのでした。
サーズデイが撃たれたことだけでも受け止めきれないのに、モースまで逮捕されるなんて! 二人が子供たちの過去を調べてきたのを見ているから、余計につらいです。
サーズデイの命が心配される一方で、モースは拘束されたまま。二人が捜査を続けられない状態で、この回は終わります。
刑事モース シーズン2第4話「腐った林檎」の感想まとめ
一番残ったのは、やはりサーズデイが撃たれ、モースまで逮捕される最後です。サーズデイのことを心配しているところへ逮捕まで重なって、気持ちが追いつきませんでした。
モースには、そばで一緒に調べてくれるサーズデイがいた。その存在にこちらも安心していたので、撃たれてしまったことがこたえます。
二人にもう少し調べてほしかった。トミーのことも、施設にいた子供たちのことも、途中で置いていきたくない話ばかりだったから。
そして、ウインターグリーンには腹が立ちました。子供たちを預かる施設の所長が虐待をしていたなんて、立場を考えるほど嫌になります。
亡くなったからといって、被害を受けた人が楽になるわけでもありません。腹話術師が人形を通して過去を話すところを見ると、彼にとって今も口にするのが難しい出来事なのだと、しんどくなります。
あそこは急いで話を進めてほしくなかったです。うまく話せなくても、まず聞いてあげてほしい。
同僚の刑事が酒に向かってしまうところも、後に残りました。今は警察官として働いていても、子供のころに受けたことを思い出すのはつらい。その人にまで捜査のために頑張ってほしいとは、私は言えません。
トミーが連れ去られた車が警察のものだったことも、嫌でした。本当なら、やっと保護してもらえたとほっとしたい場面なのに。
父親から逃げた子が殺人まで見てしまい、ようやく出てきた警察にも安心できない。せめてトミーには、もう怖い思いをさせないでほしいです。
それなのに、子供たちに何があったのかを調べていたモースが牢に入れられてしまう最後は、やっぱりつらかったです。
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