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クルミットです♪
今回は、助けを求めてきた女性を救えず、ポワロが自分を責めるお話です。会いに行ったときには、わずか30分の差で手遅れになっていました。
そして、女性の死の裏には、夫に罪を着せて財産を手に入れようとする男の企みが。相棒のひらめきが役立つ場面もありますが、亡くなった女性のことがずっと胸に残ります。
ここからは犯人と結末にも触れていきます。
それでは14話を一緒に見ていきましょう!
名探偵ポワロ シーズン2第4話「コーンワルの毒殺事件」のあらすじ
ある女性が、ポワロに助けを求めて相談に訪れます。ポワロは相棒とともに、彼女のもとへ向かうことにしました。
しかし、二人が町に着いたとき、女性はすでに亡くなっていました。死亡したのは、そのわずか30分前だったのです。
相談者に会い、話を聞くつもりでやってきた二人。ところが、ポワロは彼女を守る機会そのものを失ってしまいます。
30分前と聞くと、どうしてもあと少し早ければと思ってしまいます。助けを求めた女性のことを考えると、つらい出だしでした。
ポワロは、女性を救えなかったことに強い責任を感じます。自分を頼ってきた人が亡くなり、その死を調べることになったのでした。
女性の体調を診ていた地元の医師は、彼女の症状を胃の不調だと判断していました。そして、患者が亡くなっても、自分の診断を変えようとしません。
ポワロは、この医師の姿勢にも問題があると考えます。途中で診断を疑っていれば、女性を救えた可能性があったからです。
亡くなったあとも、まだ胃の不調で済ませるんですか? 最初の判断を守ることより、目の前の患者さんを気にかけてほしかったです。
医師は、死後の解剖が行われても態度を変えません。法廷で証言する段階になっても、胃の病気だったという説明を続けます。
そこで指摘されるのが、胃炎とヒ素による中毒の症状の違いでした。女性の死は、医師が言い張るような胃の不調では片づけられないものだったのです。
ヒ素という毒が関わる事件で、医師は自分の診断を見直そうとしないまま。ポワロは、女性の死について医師にも責任の一端があると見ています。
ここはイライラしました。間違えた可能性を一度でも考えてくれていたらと思うと、医師の頑なさがきつかったです。
調べを進める中で、ポワロたちは女性の夫の助手とも顔を合わせます。相棒は、町へ来た目的を隠すための説明を用意していました。
ところが、その助手の姿を見た途端、相棒はうまく話せなくなってしまいます。相手に見とれて、用意していた説明が頭から飛んでしまったのでした。
相棒、今は大事なところです! きちんと取り繕うつもりだったのに、こういうところで調子が狂ってしまうんですね。
一方、亡くなった女性の夫には、妻を殺した疑いが向けられます。夫は、殺人の罪で命まで奪われかねない立場に追い込まれていました。
しかし、本当に女性を殺したのは夫ではありません。犯人は、女性の姪との結婚を狙っていた男です。
男の目的は、財産を手に入れることでした。女性を殺し、その罪を夫にかぶせて死刑に追い込もうとしていたのです。
そうなれば、姪が遺産を相続できます。男はその姪と結婚し、財産を得ようと企んでいました。
女性を殺すだけで終わらず、夫まで殺人犯として処刑させるつもりだったということ。夫に向けられた疑いも、男にとっては計画の一部でした。
夫を死刑に追い込んでまで、お金が欲しいんですか? 妻を亡くした人に殺人の罪まで背負わせるなんて、あまりにもひどいです。
姪との結婚は、男が財産を得るために考えていたことでした。女性の死と夫への疑いは、その目的につながっていたのです。
ポワロは、この男から自白を引き出していきます。そこで役立つのが、相棒の考えたはったりでした。
使うのは、通りにいる二人の見知らぬ人です。その二人が男を監視するよう指示されていると思わせ、逃げにくい状況だと信じ込ませます。
二人は実際に監視役として配置された人物ではありません。相棒は、通りにいる人を利用して男を追い詰める方法を思いついたのでした。
ここで相棒の案が役に立つのはうれしい! 助手を前に言葉が出なくなったときには心配したけれど、頼れるところを見せてくれました。
ポワロは男に、24時間の猶予を与えると約束します。すぐに追われずに逃げ出せる時間を示し、自白を引き出すのです。
男は自分の犯行を認めます。これで、夫に着せられた罪を正すための自白が得られました。
しかし、ここでポワロと相棒の意見が分かれます。相棒は、約束した以上、男に24時間の猶予を与えるべきだと主張しました。
犯人を逃がすことになっても、一度交わした約束は守る。相棒はその考えを曲げません。
相棒の律儀さは好きです。でも、この男に丸一日を渡すのは落ち着きません。逃げ切られたら、あまりに悔しいですから。
ポワロは、相棒の主張どおりには動きませんでした。24時間が過ぎるのを待たず、男の自白をすぐ法廷へ届けます。
そのため、警察は猶予が終わるまで待たずに、真犯人を追うことになります。男との約束よりも、事件を正しく決着させることを優先したのでした。
この事件では、新聞をめぐって二人の話が食い違う場面もあります。ポワロは、事件が大きな騒ぎになるという自分の予想が当たったと相棒に伝えます。
ところが相棒は、紙面に載っている政治家の演説のことだと思ってしまいました。ポワロが話していたのは、殺人事件による騒ぎのほうです。
同じ新聞を見ていても、気にしている記事が違う二人。こういう小さな行き違いには、ちょっと笑ってしまいます。
最後に、警部がポワロの解決を知ることになります。すでに真犯人は判明しており、警部にはその男を追う仕事が待っていました。
知らせを持った警官が来る直前に、ポワロと相棒はその場を離れています。そして、二人は車で走り去っていきます。
事情を知った警部は、去っていく二人に向かって「ポワロ!」と叫び、拳を振り上げるのでした。
名探偵ポワロ シーズン2第4話「コーンワルの毒殺事件」の感想まとめ
いちばん胸に残ったのは、相談者を守れなかったと自分を責めるポワロです。到着が女性の死から30分後だったというのが、どうにもつらかったです。
何時間も前だったとしても、悲しさは変わりません。それでも30分という短さを聞くと、間に合う余地があったように思えてしまいました。
女性は、ちゃんと助けを求めていたんですよね。ポワロを頼るところまで来られたのに、そのあとで亡くなってしまったことが悲しい。
犯人が分かっても、彼女は戻ってきません。自白を引き出す場面ではほっとしたものの、最初の悲しさは残ったままでした。
そして、今回は医師にも腹が立ちました。患者が亡くなり、解剖まで行われているのに、まだ最初の診断を押し通そうとする姿には困ってしまいます。
自分は間違っていないと言いたくなる気持ちは、私にもあります。でも、診てもらった側の命がかかっている場面では、いったん立ち止まってほしい。
ポワロが医師の責任にも目を向けたことには、うなずきました。女性が助かる可能性があったという話を、そのまま流してほしくなかったからです。
犯人の企みも、嫌なものでしたね。女性を殺し、夫を死刑に追い込み、そのあとで姪と結婚して財産を得るつもりだったなんて。
夫にしてみれば、妻の死だけでもつらいところです。そのうえ自分が殺したと疑われるなんて、やりきれません。
姪との結婚までお金のためだったことにも、腹が立ちます。こんな男が相続を待っていると思うだけで嫌でした。
だから、24時間の約束を守るべきだという相棒の言い分には、少し困りました。正直なところ、私はすぐに自白を届けたポワロのほうにほっとしています。
約束を交わした事実は残ります。それでも、罪を着せられた夫がいる以上、男の逃げる時間を優先してほしくありませんでした。
相棒は最後まで律儀でした。ただ、今回はその前に、男を追い詰める案を考えてくれたことがうれしかったです。
そして、最後に追跡を引き受けることになった警部には、お疲れさまですと言いたくなりました。車で去る二人へ向けた「ポワロ!」の一声には、少し同情しながらも笑ってしまいました。
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