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クルミットです♪
今回は、狩りのために集まった人たちの間で殺人事件が起きます。ところが、頼りのポワロは風邪でぐったり。本人のつらそうな様子を見ていると、まずはゆっくり休んでいてほしくなります。
事件の舞台となる館では、主人が身内にずいぶん意地悪な態度を取っています。お金を使って弟を従わせ、甥たちにも冷たく当たる人で、そばにいるだけでも疲れそうでした。
そして、気になるのが館にいる家政婦。この女性の正体が分かったとき、それまでの出来事をもう一度振り返りたくなりました。
それでは30話を一緒に見ていきましょう!
名探偵ポワロ シーズン3第11話「猟人荘の怪事件」のあらすじ
ポワロと友人は、狩りの一行に加わって猟人荘を訪れます。猟人荘は、狩りの拠点となる館のことです。
館の主人には二人の甥がいますが、その関係は穏やかではありません。主人の横柄な態度は、甥たちだけでなく、猟場番として働く弟にも向けられていました。
猟場番は、狩りをする場所を管理する仕事です。主人は弟に渡すお金を握り、それを使って自分に従わせています。
身内だからこそ逃げにくいところもありますよね。お金を握られている弟の立場を思うと、主人の態度にはイライラします。
そんな中、甥の一人が銃を不注意に扱い、誤って叔父を撃ってしまいます。幸い、けがは軽いもので済みました。
しかし、主人はその甥を厳しく責め立てます。事故を起こした側に落ち度はあるものの、もともとの関係もあって、気まずさが残る出来事だった。
銃を扱う場面での不注意は怖い! 軽傷で済んだことにはほっとしましたが、この叔父と甥の間に入るのもしんどそうです。
一方、ポワロは風邪をひいてしまいます。本人は命にかかわる熱のように訴え、すっかり弱りきった様子。
近くのホテルに滞在するポワロですが、病気のつらさをかなり大げさに表しています。いつもの調子を知っているだけに、その弱りぶりが気になってしまいますね。
ポワロ、まずは休んで! 風邪でしんどいときに、何もかも大変に思えてくる感じは分かります。
その滞在中、館の主人が殺される事件が起きます。狩りの最中に負った軽いけがとは別に、今度は命を奪われてしまったのです。
主人は日頃から周囲に敵を作るような振る舞いをしていました。冷たく扱われていた甥たち、お金で支配されていた弟と、身近な人との間にも問題を抱えていたのでした。
風邪に苦しみながらも、ポワロはこの土地にとどまって事件を調べます。友人や捜査に当たる警部も関わり、館に集まった人々の事情が明らかになっていきます。
主人に腹を立てていた人が何人もいると、つい一人ずつ疑ってしまいます。弟がつらい扱いを受けていたことまで、疑う理由になるのは苦しいですね。
事件を考えるうえで、重要な存在となるのが家政婦です。館にいたこの女性の存在は、甥夫婦のアリバイにも関わっています。
ところが、警察が家政婦を呼び寄せると、驚くようなことが起こります。車から降りてきたのは、それまで館にいた家政婦とは違う女性でした。
名前だけの行き違いでは済みません。呼ばれてやって来た女性こそ、本物の家政婦だったのです。
えっ、今まで館にいた女性は誰? 家政婦として受け入れていた人が別人だったと分かって、急に落ち着かなくなりました。
館で家政婦を装っていたのは、主人の甥の妻でした。叔父を誤って撃った甥とは別の、もう一人の甥の妻です。
事件を仕組んでいたのは、この甥夫婦。狙いは叔父のお金で、妻が変装を使い分けながら動いていました。
家政婦を装った妻が叔父を殺し、夫婦はその偽の家政婦の存在を利用して、アリバイを成り立たせようとしていたのです。
家政婦まで犯人本人だったとは! 一人の女性が別の人になりすましていたなんて、そこを疑えずにいました。
妻の変装は、家政婦だけではありません。ひげをつけた男にも化けていたことが分かります。
その姿で駅に現れた妻は、鉄道員の自転車を盗み、それに乗って駅を離れていました。ひげの男として移動していた人物も、甥の妻だったというわけです。
そして、野原で自転車と変装用のひげを埋めて隠します。その後、家政婦の姿で館へ入っていたのでした。
自転車を盗んだうえに、ひげと一緒に埋めるなんて。持ち主にしてみれば、知らないところで殺人の計画に巻き込まれていたことになります。
ひげの男と家政婦。別々の人物に見える二人が、実際には同じ女性でした。
本物の家政婦は、館に来ないようにされていました。本人が現れれば、甥夫婦が用意したアリバイに都合の悪いことになるためです。
妻がただ変装するだけではなく、本物を遠ざけておくことも計画に含まれていたのです。家政婦がいるという前提そのものが、夫婦の仕掛けでした。
本物の家政婦まで遠ざけていたとは、ずいぶん用意していたんだなあ。自分の名前で別の人が館にいたなんて、本人にとっても気味の悪い話です。
そして、妻の正体を突き止める場面では、猟場番の弟と犬も力を発揮します。
弟は、家政婦のものとみられる服のにおいを犬に嗅がせます。犬は残されたにおいを追っていき、やがて甥の妻にたどり着きました。
姿を変えて家政婦になりすましていても、犬が追った先にいたのは妻本人。服のにおいからも、二人が同じ人物であることが結びつきます。
ここで犬が妻のところへ行くのが、何とも頼もしい! 家政婦の顔にすっかり惑わされていたので、犬についていきたくなりました。
叔父のお金を狙い、変装とアリバイを用意していた甥夫婦。しかし、その計画は見破られ、二人は逮捕されます。
家政婦のふりをして殺人を実行した妻も、計画に加わった夫も、逃げ切ることはできませんでした。
夫婦がそろって捕まってよかったです。叔父の意地悪な態度に気を取られていたぶん、お金目当ての計画だったと分かると、二人への腹立たしさが残ります。
病気のポワロにも、少し元気を取り戻す場面があります。鉄道員からブラックベリーのお茶を出されると、気力が戻り、頭の働きもよくなっていきます。
あれほど弱っていたポワロが、食べ物や飲み物で調子を取り戻していくところには、いつもの彼らしさがありました。
お茶で少し元気が出てくれて、こちらも安心。さっきまでの弱り方を思うと、ちょっと笑ってしまいます。
事件の後、ポワロたちは盗まれた自転車を鉄道員に返します。しかし、戻ってきた自転車は泥だらけで、傷みもある状態でした。
持ち主は、返してもらったことを素直には喜びません。自転車の汚れや傷みのほうが気になる様子です。
その反応に、ポワロも不満を隠せなくなります。自転車を受け取るつもりがあるのかと、持ち主に確認するほどでした。
持ち主ががっかりする気持ちも分かるけれど、まずはひと言、お礼を言ってもらえませんか? 返しに来たポワロたちが少し気の毒です。
鉄道員は結局、自転車を引き取り、誰かに見てもらうつもりでいます。ポワロは友人や警部とともに、人から感謝されないことをぼやくのでした。
名探偵ポワロ シーズン3第11話「猟人荘の怪事件」の感想まとめ
いちばん残ったのは、本物の家政婦が車から降りてくる場面です。それまで見ていた女性と違う人が現れるだけで、館にいた家政婦のことが急に怖くなりました。
家政婦がいると分かれば、そのまま家政婦として見てしまうものです。まさか、甥の妻がその役を引き受けていたなんて!
ひげの男にも化け、自転車を盗み、使った物を埋めてから館に入る。その動きを知ると、金のためにそこまで準備していた妻に、じわじわ腹が立ってきます。
本物の家政婦を遠ざけておくところも嫌でした。自分たちの計画のために、ほかの人の立場や持ち物まで勝手に使っているんです。
館の主人の態度も、見ていてきつかったです。特に、お金を渡すかどうかで弟を従わせるところ。家族からそんな扱いを受けるのは、つらいと思いました。
その弟が犬を使って犯人を突き止める手助けをしたのは、うれしかったところです。犬が妻へたどり着く場面では、そこまで追ってくれてありがとうという気持ちになりました。
そして今回は、風邪のポワロが妙に身近に思えました。つらさを大きく訴えているのに、お茶をもらうと少し元気になる。その様子にほっとします。
事件を解いた後まで自転車を返しに行ったのに、持ち主の反応はあんな具合。汚れた自転車を見るほうも残念だったとは思いますが、ポワロの不満にもつい頷いてしまいました。
泥だらけの自転車を返してぼやくポワロには、もう一杯、あのブラックベリーのお茶を出してあげたくなります。
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