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クルミットです♪
今回は、幼いジョニーを誘拐するという予告が届き、ポワロが事件を防ぐために動きます。起きる前に相談できたなら、少し安心したくなりますね。
ところが、警察まで手配した屋敷からジョニーが消えてしまいます。頼りにしていたポワロは、そのとき相棒と朝食へ出かけていました。
子どもの無事が気になるお話ですが、誘拐を仕組んだ人物とその理由には、ほっとするだけでは済まないものが残りました。結末まで触れながら、順番にたどります。
それでは3話を一緒に見ていきましょう!
名探偵ポワロ シーズン1「ジョニー・ウェイバリー誘拐事件」のあらすじ
今回、ポワロの秘書は新しい書類の整理方法を披露します。誘拐、依存症、不倫、重婚と、扱う項目だけでも落ち着かない内容です。
不倫や重婚には、結婚の項目も参照するように案内がついていました。そして爆弾の項目まで続くので、ポワロも結婚と関係があるのかと反応します。
きちんと書類を整理しているだけなのに、結婚の周りがずいぶん物騒! ポワロとのこんなやり取りには、ちょっと笑ってしまいます。
そんなポワロに持ち込まれるのが、幼いジョニーの誘拐予告でした。両親のもとへ、息子をさらうと脅す手紙が届いていたのです。
予告されている時刻は正午。ポワロは、ジョニーが連れ去られる前に力を貸すことになります。
事件の舞台となるのは、ジョニーの一家が暮らす屋敷です。父親はイギリスでも古くから続く家の出身で、その屋敷を修繕したいと考えていました。
一方、母親は、自分の力で鉄鋼業を成功させた実業家の娘。実家で築かれた財産があるものの、夫の屋敷の修繕にはお金を出したがりません。
古い家を維持したい夫と、その費用を負担したくない妻でした。屋敷を直すには妻のお金が必要で、父親の思うようには進んでいなかったのです。
古い家を残したい気持ちは分かるけれど、大きな修繕費を出す側も簡単にはうなずけませんよね。自分のお金を当てにされる母親の気持ちも、気になります。
母親のお金の使い方は、食事にも表れていました。客に出される食事まで控えめで、ポワロたちには物足りないものだったのです。
とはいえ、今はジョニーを守ることが先。ポワロは誘拐を防ぐ準備を進め、警察にも屋敷の周囲を警戒してもらいます。
相手が外から近づけば、警察の目に入るように備えます。予告された場所と時刻が分かっている分、守る側にも手を打つ時間がありました。
小さい子が狙われているのだから、警察が来てくれたのはありがたい! ジョニーが連れ去られる前に、ここで止めてほしかったです。
ポワロは、自分の立てた対策にすっかり自信を持ちます。そして相棒と一緒に、近くの町へ朝食を食べに出かけてしまうのでした。
屋敷の控えめな食事では満足できず、しっかりしたイギリス式の朝食を取るためです。まだ誘拐の予告時刻を乗り切ったわけではありません。
子どもを守る準備は整えたし、もう大丈夫。ポワロには、そんな油断があったのでした。
ポワロ、その朝ごはんは今でないと駄目? 食事を楽しみにする気持ちは分かるけれど、今日は屋敷にいてほしかったです。
ポワロたちが離れている間、屋敷に浮浪者の男が近づいてきます。怪しげな物を持っていて、誘拐を企てている人物ではないかと疑われることに。
警戒していたところへ現れた、不審な人物でした。皆の注意は、その男へ向いてしまいます。
そして、その隙にジョニーが連れ去られます。屋敷の外を警察が見張っていても、誘拐を防ぐことはできませんでした。
あれだけ備えていたのに、ジョニーがいなくなってしまった! 怪しい男のことより、まず子どもを見つけてほしいです。
皆が気にしていたのは、外から近づいてきた男でした。しかし、ジョニーを連れ去るための仕掛けは、屋敷の中にも用意されていたのです。
その一つが、書斎にある時計。時計の針は、10分遅らされていました。
手紙では正午に誘拐すると予告されています。けれども、書斎の時計で正午を待っていれば、本当の正午から10分遅れてしまいます。
予告時刻が分かっていても、その時刻を確かめる時計が狂わされていたのです。屋敷にある時計まで疑うのは、なかなか難しいところでした。
外から来る相手を警戒している間に、家の時計へ手を入れられていたなんて。時間が分かっているから安心、とはいかないのが嫌ですね。
時計を遅らせることと、不審な男へ注意を向けること。どちらも、ジョニーを連れ去るために仕組まれていました。
男に気を取られている隙に、子どもを屋敷から連れ出す手はずだったのです。ポワロも、屋敷の内側から進む誘拐を止められませんでした。
そして明らかになるのが、この計画を立てた人物です。ジョニーの誘拐を仕組んだのは、父親でした。
目的は、妻の財産から身代金を出させること。そのお金を自分で受け取り、屋敷の修繕に使おうとしていたのです。
妻が修繕費を出したがらないために、息子の誘拐を装いました。両親がそろって脅されているように見えた事件は、父親自身の計画だったのです。
息子を守ってほしいと頼む側に、仕組んだ人がいたなんて腹が立ちます。屋敷を直したいからといって、ジョニーを巻き込まないでほしかった!
父親は、この計画のために妻に毒を盛ることまでしていました。お金を手に入れるため、妻の体にも危険を及ぼしたのです。
母親には、客の食事まで切り詰めるほど倹約するところがありました。それでも、夫に毒を盛られ、息子をさらわれたと思わされてよい理由にはなりません。
食事が少ないことには困ってしまうけれど、これは母親が気の毒です。お金を出してくれないから毒まで使うなんて、父親のしたことが怖くなりました。
ジョニーは、父親の手配のもとで安全に保たれていました。命を奪うための誘拐ではなく、身代金を手に入れるための偽装だったのです。
この事件で亡くなった人はいません。幼いジョニーが無事だったことは、何よりの救いです。
ジョニーが無事で良かった! ここはほっとしましたが、父親が仕組んだことへの腹立たしさは、まだ残ります。
計画を見破ったポワロは、父親を警察へ突き出しません。ジョニーの安全が守られていたことを踏まえ、事件を警察には知らせずに去ります。
ただし、父親には、二度と家名を汚さないように釘を刺しました。古くから続く家の名前を、これ以上傷つけることはするなという戒めです。
屋敷を修繕したいと望んだ父親に、ポワロが残したのは、その家の名を汚すなという言葉でした。
警察に知らせずに帰るポワロは、私には少し甘く思えました。ジョニーを無事にしていたことだけで、妻にしたことまで済ませてほしくないです。
名探偵ポワロ シーズン1「ジョニー・ウェイバリー誘拐事件」の感想まとめ
一番心に残ったのは、ジョニーの父親が誘拐を仕組んでいたと分かるところです。子どもの無事を願いながら見ていた分、父親への腹立たしさがじわじわ残りました。
大事な屋敷を直したい気持ちはあっても、そのために息子を使うのは嫌です。妻に身代金を払わせて、自分が受け取るつもりだったというのも、ずるかった。
母親が修繕費を出したがらない話や、客の食事が少ない話を聞くと、少し付き合いづらい人には思えます。でも、夫に毒を盛られる話になると、もう気の毒でしかありません。
自分の子どもがさらわれたと思わされるだけでも、十分につらいことです。その原因を夫が作っていたなんて、無事だったと分かった後も簡単には許せません。
そして今回は、ポワロの朝食へのお出かけも引っかかりました。おいしいものを食べたいところは親しみやすいけれど、誘拐を防ぎに来た日だけは待ってほしかった!
警察を呼んで準備を整えたから、安心したくなるのも分かります。それでも、ジョニーが消えたときは、あの朝食がどうしても頭に戻ってきました。
10分遅らされた時計も嫌な仕掛けです。予告の時刻を知っていたら、私も時計を見て待ってしまいそうで、屋敷の中まで疑えなかったポワロを責めきれません。
ただ、父親を警察へ知らせずに帰ったことには、まだ引っかかっています。妻に毒まで盛っているのに、注意だけで終えてよかった?
ジョニーが安全だったと分かり、ポワロは父親にやり直す余地を残しました。その判断にほっとするよりも、母親とジョニーのことを気にしてしまった回です。
家名を汚すなと父親に言い残したポワロにはうなずきましたが、息子を身代金のためにさらわせた父親には、もう少し厳しく言ってほしかったです。
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