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クルミットです♪
今回は、花火の音に銃声がまぎれてしまう、という話から始まります。にぎやかな夜にそんなことを言われると、花火を聞く気分まで変わってしまいそう。
銃で命を落とした女性の部屋には、ある男を疑わせるものが残されていました。しかし、身の回りの品を確かめていくと、少しずつ食い違いが出てきます。
特に気になったのは、亡くなった女性の友人の行動です。結末まで知ると、その手間のかけ方がなんとも悲しくなりました。
それでは2話を一緒に見ていきましょう!
名探偵ポワロ シーズン1「ミューズ街の殺人」のあらすじ
物語の始まりで話題になるのは、11月5日の花火です。この日は、たき火や花火を楽しむ行事の日にあたります。
大きな音が続いていれば、銃声がしても花火と区別しにくい。人を撃つには都合がいい、という話が出るのでした。
花火に銃声がまぎれるなんて、言われるまで気づかなかった! 楽しい音のはずなのに、急に嫌な感じがしてきます。
そして、ポワロが調べることになるのは、銃で命を落とした女性の事件です。女性は左のこめかみを撃たれていました。
友人は、亡くなった女性が右利きだったと警察に思わせようとします。右利きの人が自分で左のこめかみを撃つのは不自然だとして、殺人を疑わせる説明だったのです。
誰が撃ったのかを考える前に、女性がどちらの手を使っていたかが問題になります。友人の話を信じれば、誰かに殺されたように見える状況。
親しかった人から右利きだと聞いたら、私もそのまま信じてしまいそう。普段の様子を知っている人の言葉なので、なおさらです。
部屋には、ある少佐につながるものも残っています。灰皿にたまった吸い殻は、少佐が吸う煙草と同じ種類でした。
壊れたカフスボタンもあります。シャツの袖口を留めるための小さな飾りで、こちらも少佐が残していったものです。
煙草だけでなく、持ち物までそろっている。少佐を疑う材料が、女性の部屋に集まっていました。
吸い殻にカフスボタンまであったら、少佐が怪しいと思ってしまいます! こんなにそろっていると、ほかのことを見落としそう。
しかも、少佐と女性の間には、実際に深刻な問題がありました。少佐は女性の過去を使って、金を脅し取っていたのです。
女性には、インドにいたころ、結婚せずに妊娠した過去がありました。少佐はそれを弱みとして握り、金を要求していたというわけです。
女性にとってつらいことを、少佐は金を手に入れるために利用していました。事件とは無関係で済むような間柄ではありません。
人の知られたくない過去でお金を取るなんて、本当に嫌な人! 女性がこの男から要求を受けていたと思うだけで、腹が立ってきます。
一方、女性の死を知らされても、悲しむより新聞に知られたかを気にする男性がいます。ポワロがお悔やみを伝えても、目立った悲しみを見せません。
そのそっけない態度には、捜査にあたる警部もあきれています。女性の死を前にしても、男性の関心は世間のほうへ向いたままです。
最初に気になるのが新聞のこと? 亡くなった女性のことを思うと、その反応はさみしいです。
事件とは別に、ポワロのシャツの襟をめぐる困り事もあります。洗濯店でのりを利かせすぎて、襟が硬くなってしまうのです。
中国人の洗濯店には、言葉の壁もあって要望がうまく通じません。そこで助言が出るものの、試しても改善しないまま。
しかも、助言をした本人も、中国で同じ問題に困ったときには、うまくいかなかったと話します。ポワロには、なんとも頼りない話だったのでした。
それを先に言ってほしかった! 硬い襟に困っているポワロには気の毒だけれど、このやりとりには少し笑ってしまいました。
しかし、女性の事件では、部屋に残されたものに妙な食い違いがあります。灰皿には吸い殻がいっぱいなのに、部屋には煙草のにおいがありません。
その部屋で何本も煙草を吸ったように見えて、においが残っていないのです。吸い殻の種類だけを見ていると、見過ごしてしまうところでした。
少佐の煙草と同じだからといって、そこで少佐が吸ったとは限らない。灰皿がどうしてその部屋にあるのかも、確かめる必要があります。
そうか、吸い殻がある場所で吸ったとは限らないんですね。私はもう少佐が部屋にいたつもりで読んでしまっていました!
そして、女性の利き手についても、友人の説明と合わないものが残されています。机のペン置きは左側にあり、腕時計は右の手首につけられているのです。
それらは、女性が左利きだったことを示す手がかりでした。友人は右利きだと思わせようとしながら、こうした配置を変えていません。
ペン置きも腕時計も、女性が普段使っていたものです。友人の説明より、身の回りに残ったもののほうが、本当の利き手を教えてくれるのでした。
腕時計まで確かめるんだ! 右利きだと聞いて納得していた私は、ここでようやく引っかかりました。
友人の行動で気になるのは、戸棚のかばんにも、わざと注意を向けさせていたことです。そのかばんは、あとで捨てられます。
しかし、これは別のものから目をそらすための行動でした。友人が隠そうとしたのは、女性の左利き用のゴルフクラブです。
クラブが残っていれば、女性が左利きだったとわかってしまいます。そこで友人は、そのクラブをゴルフ場で処分していました。
ゴルフクラブがあっても不自然ではない場所を使い、女性の利き手につながる証拠を消そうとしたのです。かばんへの注意は、そのための目くらましだったわけです。
かばんのほうを気にさせて、その間にクラブを処分していたなんて! 友人がそこまで手を回していたことには驚きました。
やがて、女性の死についての真相が明らかになります。女性は本当は左利きで、誰かに撃たれたのではなく、自ら命を絶っていたのです。
女性を追い詰めていたのは、少佐による脅迫でした。そして友人は、その少佐に仕返しをするため、自殺を殺人に見せかけていました。
少佐にお金を要求されていた女性のことを思うと、ここはきつかったです。友人の嘘がわかっても、少佐への怒りは消えません。
部屋の灰皿は、友人が移してきたものでした。少佐が吸うものと同じ種類の煙草の吸い殻を使い、疑いが向くようにしたのです。
壊れたカフスボタンも、少佐が残していったものを友人が床に落としていました。少佐を疑わせるための品は、意図して置かれていたということです。
だから、灰皿に吸い殻がたまっていても、部屋には煙草のにおいがありませんでした。その部屋で吸った跡だと思わせるために、灰皿だけが運ばれていたのです。
女性を右利きだと思わせる説明も、左利き用のクラブの処分も、同じ目的につながります。少佐に殺人の罪を着せるためでした。
友人は、女性を死に追いやった少佐を許せなかったのです。しかし、ペン置きの位置や腕時計まで変えなかったことで、女性が左利きだった手がかりは残っていました。
少佐を許せない気持ちはわかります。でも、友人が女性の持ち物を使って殺人に見せかけていたことまでわかると、悲しくなってしまいました。
名探偵ポワロ シーズン1「ミューズ街の殺人」の感想まとめ
いちばん残ったのは、友人が左利き用のゴルフクラブまで処分していたことです。女性の利き手を隠すために、そこまでしていたんだなあと、つらくなりました。
灰皿を移したり、カフスボタンを落としたりするだけでは終わらない。女性が使っていた道具も消して、少佐を殺人犯にしようとしていたんですよね。
もちろん、やっていいことではありません。それでも、女性の過去を使って金を脅し取っていた少佐には、やっぱり腹が立ちます!
少佐が銃で撃ったわけではないとわかっても、女性を追い詰めていた事実は残ります。そこがあるので、真相を知ってすっきり、とはいきませんでした。
新聞に知られたかを先に気にする男性の反応も、嫌な感じが残りました。亡くなった女性のことを、もう少し気にかけてくれない?
ポワロが確かめたものでは、煙草のにおいが気になっています。目に見える吸い殻がそろっていると、それだけで納得してしまいそうだったからです。
ペン置きや腕時計もそうでした。私は友人の説明を聞いた時点で右利きだと思い込んでいたので、普段の持ち物に戻って確かめるポワロについていくのが精いっぱい。
襟ののりに困るやりとりでは笑えたけれど、事件の結末は重かったです。女性の右手首に残った腕時計を思い返すと、友人が左利きの証拠を消そうとしていたことが、どうにも悲しくなります。
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