名探偵ポワロ 第23話 あらすじ シーズン3第4話「プリマス行き急行列車」 娘を案じた父と、青いドレスで仕組まれた偽装

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今回は、名探偵ポワロ第23話、シーズン3第4話「プリマス行き急行列車」です。

娘の交際相手が信用できず、ポワロに調査を頼んだ父親。お金のある家の娘だと、近づいてくる男性の気持ちまで疑わなくてはいけないのが寂しいですね。

しかし、その心配のさなか、娘は列車の中で殺されてしまいます。別居中の夫、昔の恋人である伯爵、そして娘の身近にいるメイド。それぞれの行動を追っていくと、目撃された姿にも仕掛けがありました。

今回は結末にも触れながら、娘をめぐる事件をたどります。
それでは23話を一緒に見ていきましょう!

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名探偵ポワロ シーズン3第4話「プリマス行き急行列車」のあらすじ

ポワロに相談を持ち込んだのは、オーストラリアの鉱山事業で財産を築いた実業家です。気にかけているのは、夫と別居している娘のこと。

父親は、別居中の夫が娘を訪ねることにも反対しています。そのうえ、娘のもとには昔の恋人である伯爵が近づいていました。

伯爵とは貴族の爵位の一つです。ただ、立派な肩書があっても、父親は安心できません。

そこでポワロに、娘と伯爵の様子を調べてもらうことにします。娘と付き合う相手として、信用できる人物なのかを確かめたいのです。

娘の交際にそこまで口を出すのは、少し窮屈そう。でも、お金目当ての人が近づいているなら、親として黙っていられない気持ちも分かります。

このときの依頼は、まだ殺人事件の捜査ではありません。父親が求めていたのは、娘の相手を調べることでした。

別居中とはいえ、夫との関係も気にかかるところ。父親は夫を遠ざけようとし、伯爵についてもポワロの手を借りて確かめようとします。

娘を心配して動いていた父親ですが、そのさなかに恐ろしい事件が起きます。プリマス行きの急行列車で、娘が殺されてしまうのです。

襲った人物は娘を背後からつかみ、腹部を刃物で刺します。娘は抵抗しますが、窓に押しつけられ、血のついた手や顔が窓を滑り落ちていきました。

この場面はきつかった。背後から襲われて、抵抗しても逃げられない。窓に触れる手を見ているのがつらかったです。

父親が男性関係を心配していた娘は、命を奪われてしまいました。ポワロが向き合うのも、交際相手の調査から殺人事件へと変わります。

娘の周囲には、お金との結びつきを疑われる男性が二人います。一人は別居中の夫、もう一人は伯爵です。

夫には借金がありました。そのため、妻を殺して宝石を奪ったのではないかという疑いが出てきます。

夫婦の仲がうまくいっておらず、夫はお金にも困っている。疑いを向けられる事情が重なっていました。

借金があって別居中と聞くと、夫が怪しく見えてしまいます。そこへ宝石の話まで出てくると、私はすぐ結びつけてしまう。いったん落ち着きたい!

しかし、ポワロは夫の行動に目を向けます。夫は社交クラブで酒を飲み、憂さを晴らしていました。

ここでいうクラブは、会員が集まって飲食や交流をする場所です。夫はそこで飲んでいるものの、借金を片づけた様子はありません。

ポワロは同行する友人に、もし妻を殺して宝石を奪ったのなら、夫はすでに債権者への支払いを済ませていると説明します。債権者とは、お金を貸していて返済を求める側のことです。

お金を手に入れたはずの人物が、相変わらず借金を抱えて酒を飲んでいる。その行動が、夫を犯人とする考えに合いません。

なるほど、借金があるというだけで決めつけてはいけないんですね。疑って見ていた夫の飲酒にも、ポワロはちゃんと目を向けていました。

一方、伯爵にも隠していることがあります。こちらは、娘の父親が経営する鉱山会社の株に関わっていました。

伯爵が関わっていたのは、株価を不当に安くして株を買い、値上がりしたところで売って利益を得ようとする不正です。株価は、会社の株を売買するときの値段を指します。

娘との付き合いの陰で、その父親の会社を使ってもうけようとしていた伯爵。父親が交際を心配したのも、見当違いではありませんでした。

娘に近づきながら、お父さんの会社の株でもうけようとしていたとは。これは腹が立ちます。伯爵という肩書だけで安心しなくてよかった!

夫も伯爵も、娘自身より、その財産に強く引かれていた人物です。父親が二人を信用できなかったことには、理由がありました。

ただし、娘を殺したのは、この二人ではありません。伯爵には株をめぐる不正があっても、それと列車内の殺人は分けて確かめる必要があります。

二人とも殺人犯ではなかった。それは分かっても、娘への気持ちがお金に寄っていたことは悲しいまま。どちらか一人でも、娘本人を大事にしてくれていたらと思ってしまいます。

そして事件の真相につながるのが、娘に仕えていたメイドの行動です。メイドは、亡くなった主人の姿を装っていました。

身につけたのは、主人の青いドレス。娘が殺されたあと、その服を着たメイドが娘になりすましたのです。

青いドレスを着ていたのは、本人ではなかったの? 服の印象が強いと、私もそのまま信じてしまいそうです。

メイドは新聞売りの少年に、わざと大きな声で呼びかけます。自分の姿に注意を向けさせるための行動でした。

少年に、娘がその時点ではまだ生きていたと思わせる。それによって、捜査する側にも誤った生存時刻を信じ込ませようとします。

見かけた女性が娘本人なら、その時刻にはまだ殺されていません。しかし、そこにいたのが娘の服を着たメイドなら、話は変わります。

すでに亡くなっている娘を、生きているように見せかける偽装だったのです。

わざわざ大きな声を出して、少年の注意まで引いていたとは。たまたま見られたのではなく、覚えてもらうために動いていた。その用意が嫌です!

事件に関わっていたのは、娘の身近にいたメイドでした。主人のドレスを使い、その姿を他人に見せることで、殺人が起きた時刻について思い違いをさせようとしていました。

夫の借金や伯爵の不正だけを追っていては、この偽装を見落としてしまいます。娘が生きている姿を見たという情報にも、確かめるべき点があったのです。

こうして、夫と伯爵は殺人の犯人ではないこと、そしてメイドが死後の娘になりすましていたことが明らかになります。

身近にいた人が、亡くなった主人の服をこんなことに使うなんて。娘が抵抗していた場面を思うと、青いドレスを見る気持ちまで重くなってしまいました。

名探偵ポワロ シーズン3第4話「プリマス行き急行列車」の感想まとめ

いちばん残ったのは、メイドが青いドレスを着て、新聞売りの少年に声をかけるところです。娘が亡くなったあとだと分かると、あの呼びかけが本当に嫌だった。

少年は、自分を呼んだ女性に注意を向けただけ。その反応まで利用して、主人が生きているように見せようとするなんて。

娘の服を着て出ていくだけでもひどいのに、誰かの記憶に残るところまで狙っている。その手間をかけられることが怖かったです。

目の前に青いドレスの女性がいて、声をかけられたら、私も服とそのときの様子を覚えそう。あとから別人だと分かっても、すぐには納得できない気がします。

そして、父親のこともつらかった。娘の交際相手を気にして、ポワロに頼むところまで動いていたんです。

少し口を出しすぎでは、と最初は思いました。でも、夫も伯爵もお金に引かれていたと分かると、放っておけなかった気持ちにうなずいてしまう。

二人が殺人犯ではないと分かっても、父親にとっては娘が戻ってくるわけではありません。夫と伯爵への疑いが晴れたところで、ほっとする気持ちにはなれませんでした。

伯爵の株の不正にも、じわじわ腹が立ちました。交際している相手の父親の会社まで、もうけのために使おうとしていたんですから。

娘は、お金のある家に生まれたというだけで、こんな相手の思惑に囲まれてしまった。せめてそばにいる人には、安心して頼れてほしかったです。

夫の借金については、ポワロの説明に納得しました。宝石を奪ったなら、なぜ支払いをせずに飲んでいるのか。そこを確かめず、借金だけで疑っていた自分も少し反省。

怪しい事情があると、その人の行動を何でも悪いほうへ受け取ってしまいます。ポワロが夫の実際の様子から考えてくれたのは、よかった!

それでも、この回を思い返すと娘の最期がつらい。列車の窓に手をつくあの場面は、さらっと通り過ぎられません。

そのあとに主人の青いドレスを着て、少年を呼び止めるメイドの行動には、どうしても腹が立ちました。

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