名探偵ポワロ 第8話 あらすじ シーズン1「なぞの盗難事件」 奪われた戦闘機の設計図に仕込まれた不備

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今回は、新型戦闘機の設計図をめぐる事件です。国の秘密が狙われると聞くと身構えてしまいますが、始まりは靴のお手入れと、ちょっとかみ合わないおしゃべりでした。

その一方で、事件に関わる人たちは、それぞれ人に知られたくない事情を抱えています。設計図を持ち去った女性だけを追っていては、すっきり終わらないお話なんですよね。

この記事では、事件の結末まで触れています。
それでは8話を一緒に見ていきましょう!

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名探偵ポワロ シーズン1「なぞの盗難事件」のあらすじ

ポワロは、友人の大尉にエナメル靴の手入れを説明しています。表面につやのある靴を、きちんと美しく保ちたいのです。

しかし、大尉が気にしているのは、ポワロの住む建物のこと。建築を学んでいる女性と付き合っていて、その人と話を合わせられるようになりたいのでした。

ポワロは靴について話し、大尉は建築について考える。二人とも話題を持っているのに、会話がうまく重なりません。

大尉、好きな人と話すために勉強したいんですね。そこは応援したくなりますが、まずポワロの靴の話も聞いてあげて!

やがてポワロは、新型戦闘機の開発者の妻と会います。待ち合わせの場所は、ロンドンの動物園にあるペンギンの囲いのそばです。

このときのポワロは、黒いスーツに明るい灰色のベストという服装でした。ペンギンのいる場所で見ると、いつものきちんとした姿が少しおかしく見えてきます。

本人はいつもどおりに整えているだけなのに、場所がペンギンの前というのがいいですね。ポワロには悪いけれど、ここは少し笑ってしまいました。

今回、事件の中心になるのは、イギリスの新型戦闘機です。開発者は、この機体を生産するための契約を得ようとしています。

実演飛行では、戦闘機が標的のトラックを攻撃。銃撃を受けたトラックは炎に包まれ、その威力が示されます。

機体を造るための設計図は、他国に渡せない重要な秘密です。その情報を狙っているのが、魅力を使って相手に近づく女性でした。

彼女は、イギリスの戦争への備えを損なう側にいます。設計図の行き先には、ナチス側が関わっていました。

トラックが燃えるところまで見ると、設計図を取られる怖さも身近になります。あの戦闘機の情報を渡すなんて、落ち着いて聞いていられません。

開発者は、この女性を罠にかけようとしています。それには、国の秘密を守ることだけでは済まない、本人の事情がありました。

そして、戦闘機の設計図をめぐって盗難事件が起こります。疑いの向かう女性と、彼女を捕まえようとしていた開発者が、事件に関わることになります。

一方、大尉には別の困り事がありました。開発者の屋敷に招かれていないため、自分で泊まる場所を探さなければなりません。

たどり着いたのは、近くの宿です。そこで警部と同じ部屋に泊まることになり、今度はその寝言に付き合うことになります。

警部は眠っている間まで、犯人を追うような言葉を口にしています。大尉は、その様子をポワロに伝えるのでした。

やっと宿が決まったと思ったら、隣では警部が夢の中でもお仕事。大尉には気の毒ですが、その寝言を聞かされるところはおかしかったです。

設計図を狙う女性には、当然、疑いが向きます。しかしポワロは、彼女が盗んだのではないと見ています。

女性が機密を狙っていることと、今回の盗難を仕組んだことは、同じではありません。ポワロは、設計図が彼女の手に渡るまでの事情を探っていきます。

危ない女性だと分かっていると、つい全部この人のせいにしたくなります。そこですぐ決めつけないポワロには、少し頭を冷やしてもらいました。

その後、設計図を持った女性が逃走します。ポワロと大尉は警察の車を使い、彼女を追いかけます。

行き先を考えるため、大尉は道沿いの町の名前をポワロに読んでもらいます。すると、その中に大尉の知っている場所がありました。

友人が休暇用の家を持っている町です。そして、その家の隣には、ドイツ大使が夏に滞在する別荘があります。

大使は、外国で自分の国を代表する人です。ドイツ側へ機密を渡そうとする女性を追う途中で、その大使の別荘につながったのでした。

大尉は友人の別荘の話をしながら、少し遅れて、その情報の意味に気づきます。

大尉、そのお隣の話は大事です! 何気なく話していたことが追跡につながるので、ここは早く気づいてほしくなりました。

しかし、追跡しても設計図を取り戻すことはできません。女性は、それを持ったまま逃げ切ります。

国の秘密が狙われ、実際に持ち去られてしまったのです。ただ、ポワロが明らかにする真相は、女性の逃走だけでは終わりませんでした。

開発者には、過去に日本へ武器を送った問題がありました。日中戦争が始まるころのことで、その件によって評判を傷つけていたのです。

女性はその過去を材料に、彼を脅していました。開発者が彼女を罠にかけようとしたのは、自分の評判を立て直したいという思いからです。

新型戦闘機の生産を進めたい彼にとって、過去の問題を握られていることは、放っておけない事情でした。

弱みを握って相手を動かそうとする女性には、イライラします。でも、武器を送った過去を聞くと、開発者のほうもそのまま応援する気持ちにはなれませんでした。

ポワロは、開発者がわざと設計図を女性の手に渡らせたことを見抜きます。守るべき図面を失った本人が、その流出を意図していたのでした。

女性からの脅しをやめさせるため、彼は極秘の設計図を渡そうとしていました。盗まれたという出来事の裏には、開発者自身の思惑があったのです。

女性は設計図を手に入れましたが、開発者もただ奪われたわけではありません。彼は、持ち去らせる図面に細工をしていました。

自分で渡るようにしていたと分かったときは、それを渡してしまって大丈夫? と思いました。自分の評判のために国の秘密まで使うとなると、さすがに落ち着きません。

実は、女性に渡った設計図には、意図的な不備が仕込まれていました。ドイツ側が機体をまねて造ろうとしても、邪魔になるようにしてあったのです。

持ち去られたのは、開発にそのまま役立つ完全な設計図ではありませんでした。不備によって、敵側にとっての価値が大きく下がっていたのでした。

女性は逃走に成功し、欲しかった図面も手に入れています。しかし、開発者はその中身まで含めて、彼女の先を考えていました。

ポワロは盗難の事情を解き明かし、そのうえで開発者が仕込んだ不備にも気づきます。最後に相手を出し抜いていたのは、設計図を失ったように見えた開発者だったのです。

無傷の設計図が渡ったわけではないと分かって、ようやくほっとしました。持ち逃げされて終わりだと思っていたので、この不備には助けられた気分です。

名探偵ポワロ シーズン1「なぞの盗難事件」の感想まとめ

一番残ったのは、奪われた設計図に、わざと不備が入れてあったと分かるところです。あれには安心しました!

女性が逃げ切ったときは、追いかけたポワロたちも間に合わなかった、とがっかりしていたんです。図面そのものに手が加えられていたとは、そこまで気が回りませんでした。

ただ、開発者にすっきり好感を持てたわけでもありません。脅されていたのは気の毒でも、その元になった武器の問題は本人の過去です。

評判を取り戻したい気持ちは分かります。それでも、戦闘機の秘密を使って女性との駆け引きを進めるところには、少し嫌な気持ちが残りました。

女性のほうも、人の弱みを使うやり方が嫌でした。逃げ切れたうえに大事な情報まで手に入れたつもりでいるなら、その図面には不備がありますよ、と言ってやりたくなります。

そんな事件の合間に、大尉がいてくれてよかったです。建築を学ぶ女性に話を合わせたいという最初の様子は、妙に親しみが持てました。

相手の好きなことを知っておきたい気持ちは分かるんです。ポワロの靴の話とすれ違っているのも含めて、あの二人のおしゃべりをもう少し聞いていたかった。

追跡の途中では、友人の別荘の話が役に立ちました。大使の別荘の隣だと話してから意味に気づく大尉には、のんびりしすぎ、と少し笑いつつも助けられます。

そして、やっぱり設計図です。女性を取り逃がした残念さがあったぶん、開発者がわざと不備を仕込んでいたことには、悔しいけれど感心してしまいました。

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