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クルミットです♪
今回は、ポワロが脅迫者の家に忍び込むお話です。いつも事件を解く側なのに、まさか泥棒として警察のお世話になるなんて!
きっかけは、貴婦人を名乗る女性の相談でした。助けを求められれば力になりたくなりますが、ポワロがそこまでする必要はあるの?
相棒の思い切った行動に驚かされる一方で、家政婦とのやり取りには、つい笑ってしまいました。事件の終盤には、捜査を手助けする小さな猫も登場します。
ここからは、女性の正体や事件の結末にも触れていきます。
それでは12話を一緒に見ていきましょう!
名探偵ポワロ シーズン2第2話「ベールをかけた女」のあらすじ
ポワロは相棒と友人の警部と一緒に、公園で模型の帆船を眺めています。話題になっているのは、このところ仕事が少ないこと。
池で船を走らせる人たちを見ながら、三人は言葉を交わします。事件の捜査から離れた、のんびりした始まりでした。
三人で模型の船を眺めているのが、なんだかいいですね。ポワロには退屈でも、こういう時間はもう少し見ていたいです。
そして、序盤の新聞には、オランダで男性が殺害されたという記事が出ています。この事件は、後にポワロの関わる相談とつながっていきます。
そんなポワロのもとに現れるのが、貴婦人を名乗る女性です。彼女は脅迫者をめぐる相談を持ち込み、ポワロの力を借りようとします。
脅迫されていると聞くと、それだけで気の毒になってしまいます。人の困り事につけ込む相手には、ポワロからきちんと言ってやってほしい!
ポワロたちは、脅迫者の男と会うことになります。そして男が去ると、相棒は住まいを突き止めようと後を追います。
しかし、ポワロは追いかけません。電話帳を調べ、男の住所を見つけてしまいました。
当時の電話帳は、名前とともに住所を探す手掛かりにもなるものでした。足を使って追う相棒の横で、ポワロはずいぶん手早く用事を済ませています。
あんなに頑張って追いかけたのに、答えは電話帳! 相棒の張り切り方を思うと、ちょっと気の毒です。住所がわかって良かったけれど、これは力が抜けそう。
住所をつかんだポワロは、錠前屋になりすまして男の家へ向かいます。新しい錠を取り付けに来たという口実で、家の中に入るつもりです。
ベレー帽をかぶり、自転車で訪問。いつものように固めた口ひげも整え直し、スイスから来た職人という身の上話まで用意します。
家政婦には玉ねぎ売りと間違われますが、ポワロは錠前屋だと説明します。話し方からフランス人だと思われたときも、スイス人だと言い直していました。
口ひげまで変えてきたのに、最初に玉ねぎ売りだと思われるのが可笑しいです。ポワロが用意した説明と、家政婦の受け取り方がちっとも合っていません。
家の中へは入れたものの、家政婦はポワロを怪しんでいます。引っ掛かったのは、職人なのに正面の玄関へ来たことでした。
こうした家では、職人や配達の人は専用の出入り口を使う習慣があります。服装や話し方を変えても、訪ねる場所で不自然さが出てしまったのです。
普段のポワロなら、正面から堂々と訪ねるのが当たり前ですよね。こんなところでいつもの習慣が出てしまうとは。家政婦も、よく見ています。
夜になると、ポワロは相棒と一緒にその家へ忍び込みます。証拠となる品を持ち出すためでした。
ところが、昼間から怪しんでいた家政婦に見つかってしまいます。警察にも追い詰められ、二人はそのまま家を出られなくなります。
家政婦はポワロの身の上話も信じていません。ただ、彼が名乗ったのはスイス人なのに、彼女の話では中国人だったことになっています。
怪しいと見抜いたのは当たっていますが、国の名前はすっかり別のものに。そこは違う、と言いたくなります。でも今のポワロには、それどころではない状況です。
そこでポワロが警察の気を引き、相棒を逃がそうとします。相棒が手にしているのは、家から持ち出す中国の箱です。
相棒は裏口へ向かいますが、扉には鍵がかかっていました。すると、ガラスを突き破って外へ飛び出します。
そこで飛び出すんですね! 箱を持ったままガラスを破るなんて、見ているこちらが身を縮めてしまいます。相棒の思い切りのよさには驚きました。
相棒は箱を持って逃げ出せたものの、ポワロは捕まってしまいます。泥棒として留置場に入れられることになったのです。
そして相棒は、ポワロの窮地を警部に知らせます。事情を知った警部は、この出来事をずいぶん面白がっています。
警部、そんなに面白がらなくても! ポワロ本人は笑い事ではありません。ただ、あのポワロが泥棒扱いと聞いて、つい可笑しくなる気持ちもわかってしまいました。
警部は必要な事情を確かめ、ポワロを留置場から出してくれます。笑ってはいても、友人をそのままにはしませんでした。
箱を運び出す役と、助けを呼ぶ役。その両方を相棒が引き受けたことで、ポワロは窮地を脱します。
事件は、博物館での追跡へと進んでいきます。ポワロたちが追う二人の容疑者は、館内で身を隠していました。
ここでも警部は足止めされます。悪党の一人が警備員に、警部こそ博物館を下見している犯罪者だと思い込ませたのです。
警部は自分の身分を証明しなければならず、その間にも捜索は遅れてしまいます。
ポワロが泥棒扱いされた後に、今度は警部まで。捕まりたくないからって、警備員にまで嘘を吹き込むのは腹が立ちます。早く通してあげてほしい。
容疑者二人は、展示物の中に紛れ込んでいます。ほかのマネキンと一緒に布の下に隠れ、自分たちも人形のふりをしていたのでした。
捜索はなかなか進まず、二人の隠れ方はうまくいきそうになります。そこで相棒の耳に入ってきたのが、猫の鳴き声でした。
猫は二人の隠れている場所へ入り込み、体をすり寄せます。鳴いたり喉を鳴らしたりするうちに、ポワロたちは隠れ場所に気づきます。
こんなところで猫に見つかるなんて! 猫のほうは、ただ人に甘えているだけなのが可愛いです。布の下の二人には困ったことでしょうが、こちらはほっとしました。
そして明らかになるのが、相談を持ち込んだ女性の正体です。彼女は貴婦人ではなく、こそ泥の女でした。
警部に正体を暴かれると、それまでの気取った話し方も消えてしまいます。上流階級らしく装っていた口調が、ロンドンの庶民的な話し方に戻ったのです。
気の毒だと思っていたのに、すっかりだまされました。助けてもらう顔をして、ポワロの腕を利用していたんですね。留置場にまで入ることになったのを思うと、これは腹が立ちます。
ポワロが会った脅迫者の男も、別人の名前を使っていました。その名前の本来の持ち主は、オランダで殺害されていた男性だったのです。
序盤の新聞に載っていた殺人事件が、ここでつながります。目の前に現れた男を、名乗ったとおりの人物だと受け取ることはできなかったのでした。
悪党たちは、自分たちのためにポワロの能力を使おうとしていました。ポワロ自身も、犯罪者まで自分の腕を頼りにすることに触れています。
事件の後、ポワロたちは再び公園へ戻ります。今度は眺めるだけでなく、自分たちでも模型の帆船を走らせます。
船を買う役を任された相棒が用意したのは、とても大きなものでした。小さな船では自分が気恥ずかしいというのが、本人の考えです。
小さい船が恥ずかしくて、この大きさを選んだんですね! 買い物を任されて、すっかり張り切ってしまった相棒が可愛いです。三人が公園に戻れて、ようやく肩の力が抜けました。
名探偵ポワロ シーズン2第2話「ベールをかけた女」の感想まとめ
一番残ったのは、ポワロが捕まったと知って面白がる警部です。本人が困っているのに、友人には可笑しくて仕方がないというところが、なんとも身近に感じられました。
もちろん、その後はちゃんと助けてくれます。そこまで含めて見ていると、ポワロにもこういう友人がいて良かったなと思えます。
ただ、忍び込むまでの準備を思い返すと、ポワロには少し同情してしまいます。服装を変え、自転車まで用意したのに、正面玄関を使ったことで怪しまれていたのですから。
家政婦のほうも、説明を正確に覚えていたわけではありません。それでも不審な訪問者を見逃さないところは頼もしいです。あの家に忍び込むには、ずいぶん手強い相手でした。
女性の正体がわかったときは、やっぱり腹が立ちました。困っている人だと思った分だけ、話し方まで取り繕っていたことが嫌になってしまって。
ポワロを頼る気持ちは本物でも、その頼り方はひどいものです。相棒までガラスを突き破って逃げることになったのですから、二人とも散々な目に遭いました。
その後味を少し軽くしてくれたのが、博物館の猫でした。捜している人たちが見つけられずにいるところへ入り込んで、容疑者にすり寄ってしまう。あの無邪気さには和みます。
そして最後の、大きな模型の船。あれだけ走ったり逃げたりした相棒が、船選びでも遠慮をしないのがいいです。
小さな船では恥ずかしいと大きな一隻を買ってきた相棒には、最後まで頬がゆるみました。
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