名探偵ポワロ 第38話 あらすじ シーズン5第5話「イタリア貴族殺害事件」 きれいすぎる皿とミス・レモンが恋を終わらせた理由

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今回は、イタリア貴族の殺人事件に、ミス・レモンの交際相手が関わってくるお話です。いつも仕事をきちんとこなす彼女の恋となると、つい身内のような気持ちで気にしてしまいますね。

一方、ヘイスティングスはイタリア車を購入。車のことになるとうれしそうな彼ですが、今回はその買い物まで事件につながってしまいました。

伯爵が残したように見える電話と、食事に使ったはずの皿。そして、交際相手が重ねていた嘘。事件の結末と、ミス・レモンが別れを選んだ理由まで振り返ります。

それでは38話を一緒に見ていきましょう!

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名探偵ポワロ シーズン5第5話「イタリア貴族殺害事件」のあらすじ

ミス・レモンには、交際している男性がいます。相手はイタリア貴族の個人秘書だと名乗る男で、伯爵のもとで働いていました。

ところが、この肩書きには早くも嘘が混じっているのでした。実際の仕事は、伯爵の身の回りの世話をする従者です。

ミス・レモンの恋なら応援したいのに、最初から自分を大きく見せているのが嫌ですね。お仕事を正直に話してくれればいいのに。

一方のヘイスティングスは、イタリア車の販売店で車を購入します。彼が選んだのは、エリーゾ・フレッチャという車。

その店の経営者も、この先の事件に深く関わる人物でした。ヘイスティングスの買い物とミス・レモンの交際が、同じ伯爵をめぐる事件につながっていきます。

せっかくの車選びなのに、事件までついてくるなんて! ヘイスティングスには、気持ちよく運転させてあげたいところです。

そんな中、伯爵のかかりつけの医師に電話が入ります。殺されかけている伯爵が、助けを求めてかけてきたように受け取れる電話でした。

伯爵は、小さな像で頭を殴られて命を落とします。電話の主が本当に伯爵なら、事件のさなかの言葉を医師が聞いたことになります。

しかし、ポワロが向き合うことになるのは、その電話を含めた不自然な出来事でした。

医師への電話と聞くと、まず助けを求めたのだと受け取ってしまいます。ここを疑うのは、私は難しかったです。

事件には、伯爵と訪問者がたっぷり夕食を食べたという話も関わっています。ところが、現場の皿は、その食事に使われたにしてはきれいすぎるのでした。

食事の話が本当なら、皿にもそれなりの跡が残るものです。誰かの説明と、目の前にある皿の状態が合いません。

たくさん食べたはずなのに、お皿がそんなにきれいなの? 食卓の片づけをする身としては、ここで急に引っかかりました。

食事をしたという話をそのまま受け取ると、そこにいた人の行動も、すんなり信じてしまいそうです。ポワロは、そうした説明の食い違いを見逃しません。

そして、鏡を見たことがきっかけとなり、事件の捉え方を逆にする必要があると気づきます。鍵になったのは、伯爵と訪問者の間で、誰が金を受け取る立場だったかということでした。

伯爵は、脅迫によって金を得ていた人物だったのです。訪問者は伯爵に金を払わせるためではなく、伯爵へ金を渡す役目を担っていました。

伯爵のほうが脅していたとは! 肩書きだけで相手を信用しかけていた自分にも、ちょっとがっかりしました。

脅迫されていたのは、ヘイスティングスが車を買う販売店の経営者です。伯爵は、店主がイタリアの反ファシズム組織とつながっていることを材料にしていました。

反ファシズム組織とは、独裁的な政治に反対する組織のこと。当時のイタリアでは、そうした関係が知られると、本国での立場が危うくなる事情がありました。

伯爵はその弱みにつけ込み、金を受け取っていたのでした。店主にとっては、簡単に無視できる脅しではありません。

相手が困るとわかっていて、お金を要求していたんですね。伯爵のしていたことには、じわじわ腹が立ちます。

一方、ミス・レモンの交際相手にも、見過ごせない嘘が重なっていました。個人秘書という肩書きだけでは済まなかったのです。

男にはすでに妻がいましたが、そのことを伏せてミス・レモンと付き合っていたのでした。伯爵の所有する船まで、自分のものだと偽っています。

仕事も、結婚のことも、船の持ち主も、話している内容が本当とは違います。そんな嘘のつじつまが合わなくなったことが、ポワロが男の正体を見抜く手がかりになります。

奥さんがいることを黙っていたのは、ひどいです! ミス・レモンが真面目に相手と向き合っていると思うと、余計に腹立たしい。

伯爵を殺した犯人は、この交際相手でした。伯爵の身の回りの世話をしていた男が、小さな像で主人を殴り殺していたのです。

そして、医師に電話をしたのも男自身。伯爵が命の危険を知らせたように見せかけ、捜査を誤った方向へ向かわせようとしていました。

伯爵本人からの電話だと信じれば、その内容も本人の訴えとして受け止めてしまいます。その思い込みを、犯人は利用していたのでした。

あの電話まで本人ではなかったなんて! ミス・レモンへの嘘も思い出してしまって、この男の言葉を聞くのが嫌になります。

犯人の男は車で逃走し、ヘイスティングスと警察が追いかけます。事件は、車での追跡にまで発展するのでした。

ところが、その途中でヘイスティングスの運転する車が衝突し、壊れてしまいます。彼は販売店の車を傷つけたと思い、店主に謝りました。

しかし、そこで知らされたのは、壊した車が自分の注文した車だったという事実。納車へ向かう途中、別の用事に使われていた車だったのです。

えっ、あれはヘイスティングスが買った車なの? 人の車を壊したと思って謝ったら自分の車だったなんて、これはつらい!

追跡に使った車の持ち主を知り、ヘイスティングスはがっかりします。事件を追うために運転していたのに、受け取るはずの車を自分で傷つけてしまったのでした。

そして彼は、ミス・レモンを傷つけた男を殴り、水の中へ落とします。ミス・レモンのための一発でした。

手が出たことには驚いたけれど、ミス・レモンのことを怒ってくれたのはうれしかったです。彼女をだましたままで済ませないでほしい!

男は逮捕されます。ただ、ミス・レモンは、犯人だとわかって初めて交際を終わらせたわけではありませんでした。

実は、彼女はすでに男と別れていたのです。そのきっかけは、伯爵が飼っていた猫への対応でした。

飼い主を失った猫をどうするかという話で、男は新しい飼い主を探す代わりに、処分することを提案していました。それを知ったミス・レモンは、男との関係を終わらせています。

猫の新しい居場所を探す前に、処分する話を出すなんて嫌です。そこで別れを選んでくれて、ほっとしました!

仕事の肩書きや船の話で自分をよく見せていても、猫に対してはそんな態度を取る男だったのでした。ミス・レモンは、その対応を受け入れませんでした。

彼女は殺人犯だと知らされる前に、自分で交際をやめています。男が逮捕されたあとも、その点を知ると少し安心できます。

名探偵ポワロ シーズン5第5話「イタリア貴族殺害事件」の感想まとめ

いちばん心に残ったのは、ミス・レモンが猫への対応を理由に、すでに男と別れていたことです。犯人が捕まった安心よりも先に、彼女があの男と付き合い続けていなくてよかったと思いました。

猫は飼い主を失っただけなのに、そこで処分という話を出されるのはきつかった。新しい飼い主を探すという選択を、まず考えてほしいです。

肩書きを偽っていたことも嫌ですが、結婚していることまで隠していたのには腹が立ちました。ミス・レモンに、そんな相手のために時間を使ってほしくありません。

それでも、彼女の気持ちをこちらが全部決めつけることはできませんね。別れを選んでいたと聞いても、嫌な思いをしたことまで消えるわけではないので。

ヘイスティングスが男を殴った場面には、彼なりの怒りがありました。ミス・レモンのことをちゃんと気にかけてくれていたのが、うれしかったです。

ただ、車の一件は気の毒でした!
追跡で壊した車が自分の注文したものだと知らされるのは、あとからもう一度がっかりするような話です。

彼の車好きなところを思うと、あの結末は笑いきれません。犯人を追ったあとで、新しい車の傷みまで引き受けることになるのは、ちょっとかわいそう。

事件では、きれいすぎる皿が気になりました。食事をしたという説明を聞いても、実際の皿を見て立ち止まれるポワロには、やっぱり助けられます。

鏡をきっかけに伯爵の立場を捉え直すところも、見ていて納得しました。伯爵自身が脅迫をしていたとわかると、店主と訪問者の事情もようやくつながります。

でも、見終わってから思い出すのは、やはりミス・レモンのこと。猫を処分しようとした男との別れを、自分で選んでいた彼女に、ほっとしました。

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