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クルミットです♪
今回は、ポワロがベルギーで警察官をしていたころのお話です。同行した警部に語る過去の事件には、母と息子のつらい秘密、そしてポワロが思いを寄せた女性がかかわっていました。
いつもの落ち着いたポワロも、当時は上司を困らせるような捜査をしていたんです。気になることがあったら、休みの日でもじっとしていられない。そのあたりは、昔から変わらないんですね。
犯人と結末まで触れながら、ポワロの少し切ない思い出をたどります。
それでは39話を一緒に見ていきましょう!
名探偵ポワロ シーズン5第6話「チョコレートの箱」のあらすじ
ポワロは、栄誉ある賞を受けることになった警部とともに、ベルギーの首都を訪れます。そこで警部に語るのが、第一次世界大戦が始まる前にかかわった事件です。
当時のポワロは、ベルギーで働く警察官でした。今の探偵としての姿よりも前、まだ上司のもとで仕事をしていたころに話が戻ります。
ポワロに指示を出す上司がいる。それだけで、ちょっと新鮮です。あの細かなこだわりに付き合うのは、なかなか大変そう!
過去の事件で命を落としたのは、ある男性でした。ポワロはその死について調べていきますが、勤務中だけで捜査を終えるつもりはありません。
休みの日にも事件を追い、容疑者の家へ無断で入り込むことまでしてしまいます。こうした行動には、上司も頭を悩ませます。
そこまで入ってしまって大丈夫? 気になることを確かめたい気持ちはわかるけれど、これは上司も困りますよね。
ポワロにとって、仕事が休みかどうかは、事件への関心を止める理由になりません。上司を困らせながらも、男性の死に隠された事情を追い続けます。
この思い出には、ポワロが心を寄せた女性も登場します。事件を解こうとするポワロのそばに、恋の話もあるのです。
ポワロも人を好きになるんだなあ、とここは素直にうれしくなりました。事件のことばかり考えている姿に慣れているので、つい応援したくなります。
しかし、捜査でポワロがたどり着くのは、被害者とその母親の間にあった深い不和でした。息子の死を調べるうちに、その息子が過去にしたことも明らかになっていきます。
手がかりになるのは、題名にもなっているチョコレートの箱です。ポワロは、被害者の母親が箱について語る内容に目を向けます。
母親は、箱がどうなっていたかを説明する際、その特徴を取り違えてしまいます。この説明の誤りから、ポワロは母親こそが犯人だと気づくのです。
チョコレートの箱の説明まで、そんなにちゃんと聞いているんですね! 私なら話を聞いたそばから忘れてしまいそうで、ここはポワロに任せたい。
息子を殺したのは、その母親でした。そして母親が告白する事情によって、二年前に起きた別の殺人が明らかになります。
一九一二年、息子は自分の妻を殺していたのです。今回の被害者は、それ以前に妻の命を奪った人物でもありました。
母親が息子を殺した動機は、その妻殺しに対する報復です。息子がしたことを許せず、母親は自分の手で息子の命を奪ってしまいました。
奥さんを殺していたなんて、そこは腹が立ちます。亡くなった男性のことを追っていたのに、今度はその人に殺された奥さんのことが頭から離れません。
母と息子の間には、以前から冷え切った関係が続いていました。その状態から母親が殺人へ踏み切るきっかけになったのは、自分の余命を知らされたことです。
母親には、あと半年しか命が残されていないと告げられていました。残された時間が短いとわかり、息子への報復を実行したのでした。
あと半年と言われたら、自分のことで精いっぱいになりそうです。その残りの時間に息子を殺すことまで抱えてしまったのが、きつかった。
息子が妻を殺したのは二年前。そして今度は、母親がその息子を殺してしまいます。
ポワロが突き止めたのは、誰が今回の犯人なのかという答えと、その犯行につながった過去の出来事でした。母親の告白によって、二つの殺人が結びつきます。
お母さんが息子に怒る気持ちには、うなずいてしまいます。でも、自分で殺してしまったことまで受け止めるのはつらい。奥さんも息子も、もう戻ってこないんです。
真相を認めた母親は、ポワロにある約束を求めます。自分が亡くなるまでは、このことを話さないでほしいというものでした。
母親は、自分の死後に真実を明かすようポワロに約束させます。事件の答えを知ったポワロは、それをすぐに話すことのできない立場にもなりました。
事情を全部聞いたあとで、亡くなるまで黙っていてほしいと言われる。ポワロにとっても重いお願いです。聞かなかったことにはできないですよね。
こうしてポワロは、母親の説明の食い違いから正しく犯人を突き止めます。ただ、この事件を解いたことが、そのまま恋の成就につながることはありませんでした。
ポワロが思いを寄せた女性と、ポワロが結ばれることはなかったのです。その後の彼女の人生は、ベルギーで友人に会う場面でわかります。
事件を解いても、好きな人と一緒になれるとは限らない。そうなんだけれど、ポワロのこととなると、うまくいってほしかったなあ。
友人は、ポワロに二人の息子を紹介します。その子どもたちを見たポワロは、どこか見覚えがあると感じます。
すると、二人の母親が姿を現します。それは、かつてポワロが思いを寄せた女性でした。
彼女はポワロの友人と結婚し、二人の息子の母親になっていたのです。子どもたちの顔がどこか懐かしく見えたことも、母親がわかると納得できます。
ああ、あの人がお母さんだったんですね! 子どもたちを先に紹介されてから彼女が現れるので、私もそこでやっと家族のつながりがわかりました。
そして、二人の息子のうち一人には、ポワロにちなんだ名前がつけられていました。友人と彼女は、自分たちの子どもの名前に、ポワロの名前を選んでいたのです。
恋は実りませんでしたが、友人たちの家族には、ポワロとのつながりが残っていました。過去の事件を語る話は、彼女とその家族との再会にもつながっていきます。
子どもにポワロにちなんだ名前をつけていたなんて! これはうれしいです。でも、彼女の隣にいるのは友人なんだなと思うと、少しだけ寂しくなりました。
名探偵ポワロ シーズン5第6話「チョコレートの箱」の感想まとめ
一番心に残ったのは、友人がポワロに二人の息子を紹介する場面です。一人がポワロにちなんだ名前だとわかったところで、じわっと来ました。
自分の子どもに名前をつけるとき、思い浮かべてもらえる人だったんですね。ポワロのことをそんなふうに覚えていてくれたのが、うれしかった!
ただ、かつて好きだった女性が友人の奥さんとして現れると、やっぱり少し切なくなります。彼女に家族がいることにほっとしつつ、ポワロの恋を応援したかった気持ちも残りました。
ポワロ本人がどれほど寂しかったかまでは、こちらで決めつけたくありません。それでも、子どもたちを紹介される姿を見ていると、ついポワロのほうが気になってしまいます。
事件のほうでつらかったのは、母親が余命半年と告げられていたこと。その短い時間を、息子への報復に向かって過ごしたのが苦しかったです。
息子が妻を殺したと知ると、母親が許せなかった気持ちには寄り添いたくなります。息子に対しては、どうしても腹が立つ。
でも、母親が息子を殺したとわかっても、すっきりはしませんでした。最初に殺された奥さんのことを思うと、この結末でよかったとは簡単に言えません。
そして、亡くなるまで真実を伏せてほしいという約束。犯人を見つけたポワロが、その告白まで抱えることになったのもつらかったです。
そんな事件の合間で、休みの日にも動き、容疑者の家にまで入り込む昔のポワロには少し驚きました。上司からすれば、放っておけない部下だったと思います。
そこはもう少し慎重に、と言いたくなる行動でした。でも、気になることをそのままにできないポワロには、どこか納得してしまうんです。
チョコレートの箱についての小さな間違いを聞き逃さなかったところも、頼もしかった! 母親のしたことがわかってしまうのは悲しいけれど、ポワロがちゃんと答えにたどり着いてくれたことには安心しました。
つらい告白のあとに会う、友人と彼女、そして二人の子どもたち。ポワロにちなんだ名前の息子を紹介してくれた友人に、少し救われた気がしました。
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