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クルミットです♪
今回は、静かにクリスマスを過ごしたかったポワロが、エジプトの王子のルビーを探すことになるお話です。
本とチョコレートを用意して、あとはのんびりするだけ。そんな予定を崩されたら、ポワロでなくても少し不機嫌になりますよね。
それなのに、出かけた先では子どもたちまでいたずらを計画中。宝石の行方と一緒に、ポワロの休暇も気になってしまいます。
ここからは犯人と結末にも触れながらお話しします。
それでは28話を一緒に見ていきましょう!
名探偵ポワロ シーズン3第9話「盗まれたロイヤル・ルビー」のあらすじ
クリスマスを一人で過ごすつもりのポワロ。親しい仲間たちは休暇で出かけていて、今回はいつもの助けもありません。
ポワロ自身は、本とチョコレートをお供に、静かな時間を楽しむ予定でした。ところが、外務省から事件への協力を求められます。
依頼は、エジプトの王子から盗まれたルビーを取り戻すこと。王子自身の軽率な行動が、盗難のきっかけになっていました。
せっかく一人でゆっくりする支度をしていたのに。チョコレートを食べる時間くらい、残してあげてほしいです!
予定を台なしにされたポワロは、王子の行動についても不満をこぼします。そこへ、当の王子が入ってきてしまいました。
しかし王子は、そんなポワロを面白がってしまう。相手はまだ十九歳ですが、周囲への態度はずいぶん横柄です。
自分の宝石を探してもらう立場なのに、その態度はちょっと。ポワロが文句を言いたくなるのもわかります。
ルビーを追うポワロが滞在するのは、ある大佐夫妻の屋敷です。夫妻は友人や家族、エジプトを研究する客たちを迎え、クリスマスを過ごしていました。
大佐と夫人は仲がよく、ちょっとした冗談で笑い合っています。大佐は、ポワロがイギリス人ではないと今になって気づいたようなふりまでしてみせる。
夫人の反応を見ると、こうした冗談はいつものことのようです。
大佐の冗談に慣れている夫人がいいですね。こういう二人のそばなら、お客さんも肩の力が抜けそう。
一方、ポワロは屋敷で働く人たちにも丁寧に接し、その仕事を褒めます。偉そうに振る舞う王子とは違い、相手の働きをきちんと見ている。
その態度もあって、使用人たちはポワロに好意を持つようになっていきました。
屋敷の子どもたちも、有名な探偵の登場に興味津々です。男の子二人は、女の子に死体の役をさせて、偽の殺人事件でポワロを驚かせようと計画します。
ポワロの話し方までまねして相談する子どもたち。けれど、その相談は窓辺にいる本人に聞こえていました。
楽しそうに相談しているけれど、もう聞かれていますよ! ここはポワロのほうが一枚上手。
大佐には、お金の悩みもありました。集めてきた品の一部を売ろうと考えていたのに、後には資金のあてがついたような話をします。
ルビーが消えているときに、お金の話まで出てくると気になります。仲のいいご夫婦を疑うのは嫌だけれど、引っかかってしまう。
そんな中、ポワロのもとに、プディングに気をつけるよう警告する手紙が届きます。書いたのは、屋敷で働くメイドでした。
彼女は教会で、盗人たちの会話を耳にしていたのです。その内容から、ポワロがプディングで毒を盛られると思い込み、知らせようとしました。
ここで出てくるプディングは、日本でおなじみのプリンとは違い、ドライフルーツなどを使うイギリスの伝統的な蒸し菓子です。
お祝いのお菓子に毒なんて聞いたら、安心して食べられません。心配して手紙を書いてくれたメイドがいてよかった。
ところが、プディングから出てきたのは毒ではなく、探していたルビーでした。警告の手紙が、思いがけず宝石の発見につながります。
盗人たちがルビーを隠したのは、もともと新年に食べるためのプディングだった。クリスマス用とは別に用意されていたものです。
しかし、クリスマス用のプディングがだめになり、代わりに新年用が食卓に出されてしまいました。隠しておけると思った宝石が、予定より早く人前に出てきたわけです。
よりによって、ポワロのいる食卓に出てくるなんて! お菓子を取り替えたことが、こんな形で役に立つとは。
ルビーを見つけたポワロは、外務省に報告します。これで頼まれた仕事は終わり、と思いたいところでした。
しかし外務省は、宝石だけでなく、盗んだ犯人も捕まえてほしいと要求。ルビーを見つければ犯人もわかるだろうと考え、最初には伝えていなかったのです。
ルビーを見つけたのに、まだ帰れないの? それなら最初から、そこまで頼んでくださいよ。
ポワロは屋敷へ戻り、今度は取り戻したルビーを使って犯人をおびき出すことになります。宝石を手に入れたい相手が、もう一度動くよう仕向けるのです。
屋敷では、飲み物にも気をつけなければなりません。ポワロは自分のコーヒーに、睡眠薬が入れられたのではないかと疑います。
そこで使ったのが、回転するテーブルでした。ポワロはテーブルを回し、自分のカップを大佐のものとすり替えてしまう。
ポワロは眠らずに犯人の動きを見張り、大佐はぐっすり眠ることになりました。
それ、大佐が飲んでもいいの? 大事にはならず、よく眠れたということでほっとしましたが、すり替える相手が気の毒です。
一方、子どもたちのいたずらにも動きがあります。死体の役を引き受けた女の子が、ポワロに計画を打ち明けていたのでした。
女の子は男の子たちに協力するふりをしながら、今度はポワロと手を組みます。二人は、女の子が本当に死んだように見せかける仕掛けを用意しました。
ただ動かずに横になるだけではありません。止血帯を使い、脈がないように見せるところまで準備していたのです。
この死んだふりが、盗人たちをおびき出すためにも使われます。
探偵を驚かせる遊びだったのに、女の子はもうポワロの協力者! 男の子たちより先に話を進めていたんですね。
そして、ルビーを盗んだ男女の正体が明らかになります。ポワロの仕掛けによって追い詰められた二人ですが、その場でおとなしく捕まることはありません。
二人は追っ手を振り切り、飛行機で逃げようとします。しかし、逃走に使った飛行機は墜落し、二人はルビーを盗んだ罪で逮捕されました。
正体がわかってからも逃げ続けるので、落ち着けませんでした。ようやく捕まってくれた!
逮捕された男は、自分が関わる政治運動はもっと大きなもので、自分はその中の小さな一員だと主張します。
王子も、王位に就いたら反対勢力を力で抑える考えを口にしていました。宝石を盗んだ男女が捕まっても、王子の物言いまで好きにはなれないところです。
盗まれたルビーは戻ってよかったです。でも、王子には周りの人への態度も少し直してほしい。
なお、お金のことで気になる発言をしていた大佐は、盗みに関わっていません。ルビーの回収と犯人の逮捕を済ませ、ポワロは追加された頼み事まで果たしたのでした。
名探偵ポワロ シーズン3第9話「盗まれたロイヤル・ルビー」の感想まとめ
いちばん残ったのは、ポワロがコーヒーのカップを大佐のものとすり替える場面でした。自分は起きて見張りを続け、その隣では大佐がぐっすり眠ることになる。
大事がなかったので笑えますが、大佐にはちょっと同情しました。ポワロ、そこはずいぶん思い切ったことをするんですね。
今回は、休暇を邪魔されるポワロにも同情していたのに、途中で大佐のほうまで気の毒になってしまった。
外務省から後になって犯人逮捕まで頼まれるところも、地味に腹が立ちます。最初の約束を済ませたところで仕事を増やされるのは、やっぱり嫌ですよね。
それでも屋敷へ戻って、ちゃんと二人を捕まえるところまでやってくれる。お疲れさまでした、と言いたくなりました。
そんな忙しい滞在の中でも、ポワロがマンゴーの皮のむき方を披露する場面には、少し気持ちが緩みます。教えてくれたのは公爵だというのだから、さらっと出てくる話も普通ではない。
宝石を探すだけでも大変なのに、果物の扱いまでお手のもの。こういうポワロも好きです。
そして、メイドの警告は読み違いだったとしても、あの手紙を書いてくれたことがうれしかった。怖い話を耳にして、ポワロを助けようとしてくれたんですから。
ポワロが屋敷で働く人たちを褒めるところにも、ほっとします。王子の横柄な態度を見た後だから、普通に丁寧に接してくれるだけでも安心する。
ルビーがプディングから出てくる意外さも、女の子の死んだふりも楽しかったです。ただ、事件が片づいてから思い返すと、私はあのメイドのことが気になりました。
毒ではなかったからといって、余計な心配だったとは言いたくありません。ポワロに危険を知らせようと手紙を書いた彼女には、よく知らせてくれたね、と声をかけたくなりました。
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