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クルミットです♪
家賃の安い部屋が見つかったら、まずはうれしくなりますよね。今回の事件は、そんな身近な話から始まります。
ところが、ポワロが気にした家賃の裏には、部屋を借りた夫婦には見えない事情が隠れていました。歌手にアメリカの捜査官、そしてマフィアまで関わってきます。
お得な部屋に住めたと喜んでいた夫婦を思うと、事情が分かるほど気の毒になりました。知らないところで人の都合に巻き込まれるのは、困ります。
ここからは犯人と結末にも触れていきます。
それでは17話を一緒に見ていきましょう!
名探偵ポワロ シーズン2第7話「安いマンションの事件」のあらすじ
ポワロは友人や警部と一緒に、アメリカの警察官が活躍する映画を見ています。しかし、まず銃を撃ち、それから事情を確かめるような捜査には不満がある様子。
相手の話を聞くより先に発砲する警察官を、ポワロは歓迎できませんでした。そんな映画を見たあとで、実際にアメリカの捜査官と関わることになります。
ポワロが銃に頼る捜査を嫌がるのは、分かります。事情も分からないうちに撃たれたら、取り返しがつかないですから。
一方、ポワロの身近なところで、ずいぶん安い家賃で部屋を借りた夫婦の話が出ます。夫婦を知っているのは、ポワロの友人の知人でした。
ここでいうマンションは、集合住宅の一室です。今回は、もともと借りていた人が別の人に部屋を貸す「又貸し」が事件に関わっています。
夫婦にとっては、安く住まいを確保できたありがたい話。ところが、ポワロはその家賃に引っかかります。
どうしてそんなに安く貸してもらえたの?
夫婦が部屋を借りられた事情には、ポワロが確かめたくなる何かがありました。喜ばしい出来事として聞き流さず、その部屋を調べ始めます。
家賃が安いと、毎月助かるなあと先に考えてしまいます。借りた夫婦も、まさか自分たちに危険が近づくとは思いませんよね。
この夫婦と知人が知り合ったきっかけも、ちょっとした取り違えでした。劇場のバーで、よく似た飲み物の引換券を持っていたのです。
夫婦は間違えて、その知人の飲み物を飲んでしまいました。それが縁になって、部屋の話がポワロのところまで届きます。
飲み物を間違えたというだけなら、あとで笑って話せそうな出来事です。しかし、夫婦はこの先、もっと恐ろしい取り違えに巻き込まれてしまいます。
ポワロは部屋を調べるため、友人に協力を頼みます。夫婦と話をして、その場をつないでもらうのです。
友人が二人の相手をしている間に、ポワロはひそかに調査を進めます。夫婦との会話も、このときは捜査のために必要でした。
話し相手を任される友人も大変ですね。夫婦を引きつけておいてほしいと言われても、私なら話題がすぐ尽きそうです。
そして、この事件にはアメリカの連邦捜査局から来た捜査官も関わります。連邦捜査局は、アメリカの国の捜査機関です。
ところが、この捜査官は声が大きく、強引なところのある人物。ポワロが映画の中で見た警察官を思い出すような相手だったのです。
ポワロは彼との協力に不満を抱き、警部も同じように困っています。頼れる応援が来た、と喜べる状況ではありませんでした。
困るのは、捜査官が犯罪組織のマフィアの存在を認めようとしないこと。そんなものは刺激的な作り話の中だけだと、取り合いません。
そこまで言い切られると、こちらも困ります。実際に誰かが狙われているなら、まず危険があることを受け止めてほしい!
捜査の中で浮かんでくるのは、ロンドンで歌手として働いている女性です。彼女は、自分を探しに来る男性たちを避けています。
そこで力を貸すのが、ポワロの仲間の女性でした。記者を装って、歌手に話を聞きに行きます。
男性が訪ねてきたときとは違い、女性の記者を相手にした歌手は警戒を緩めます。この聞き込みが、事件を調べるうえで大きな助けになりました。
ここで女性の仲間が頼もしいです! 相手が会おうとしないままでは話が進まないので、話を聞けるだけでもほっとします。
やがて、格安の部屋の話は、盗まれた潜水艦の設計図につながっていきます。その設計図は、イタリアの買い手に売るためのものでした。
歌手はマフィアのために設計図を盗んでいました。しかし、その後に組織を裏切り、マフィアの男を一人殺していたのです。
ポワロは、歌手が油断していた仲間から設計図を奪ったいきさつを説明します。彼女は、ただ危険な組織に追われているだけの人物ではありません。
仲間を裏切られ、男を殺されたマフィアは、報復のために殺し屋を送り込んでいました。その追手が、ロンドンまで彼女を追ってきたのです。
ここで分かるのが、夫婦に部屋を安く貸した理由です。二人の名字が、歌手の使っていた偽名と同じだったのでした。
夫婦が選ばれたのは、その名前の一致があったから。歌手は同じ名字の夫婦に部屋を貸し、自分を追う者の目をごまかそうとしていました。
名字が同じというだけで、この夫婦を利用したなんて! 自分が逃げるために、何も知らない二人を危険にさらすのは腹が立ちます。
安い家賃には、借り手への親切とは言えない事情がありました。夫婦にとってありがたい条件が、歌手の逃げ道に使われていたのです。
殺し屋は契約上の名前を手がかりにし、部屋を借りた夫婦を標的と取り違えます。歌手を追っていたはずの相手が、無関係な二人に危害を加えようとする事態になりました。
劇場では、似た引換券のせいで飲み物を間違えた夫婦。今度は同じ名字のせいで、殺し屋に狙われてしまいます。
夫婦自身は、設計図を盗んだわけでも、マフィアを裏切ったわけでもありません。ただ部屋を借りただけなのに、あまりに理不尽です。
一方、マフィアなど存在しないと言い張っていた捜査官も、その殺し屋に銃を向けられます。否定していた相手から、自分が脅されることになったのでした。
捜査官には、これで分かりましたねと言いたくなります。でも、銃を向けられているところまで来ると、さすがに笑っていられません。
殺し屋は、殺された仲間の復讐を果たそうと、歌手とその夫を狙います。そこで二人の前に立ちはだかるのがポワロです。
ポワロは、殺し屋が自分を撃つことはできないという態度を崩しません。相手が銃を手にしていても、その場を退こうとしないのです。
殺し屋が持っているのは、ポワロの友人の銃でした。もう一歩近づけば撃つと脅されても、ポワロは前へ進みます。
ここは落ち着いて見ていられませんでした。相手はすでに人を殺すつもりで来ているのです。
しかし、殺し屋が引き金を引いても弾は出ません。何度試しても、銃は発砲しませんでした。
実は、夫婦の部屋で殺し屋を追っていた際に、ポワロはその銃から弾を抜いていたのです。相手が撃てないことを知ったうえで、前に立っていました。
ポワロは、抜いておいた銃弾を見せます。殺し屋は捕らえられ、報復のための殺人は食い止められました。
弾を抜いておいてくれて良かったです! あの落ち着きには理由があったんですね。銃弾を見せられて、やっと安心できました。
名探偵ポワロ シーズン2第7話「安いマンションの事件」の感想まとめ
一番心に残ったのは、銃を向けられたポワロが一歩前へ出る場面です。弾が入っていないと分かれば納得できますが、銃口に近づく姿には落ち着きませんでした。
どうしてそこで前へ出られるの?
そう思っているうちに、殺し屋の銃が役に立たないと分かります。ポワロが先に弾を抜いていたおかげで、誰かが撃たれるのを見ずに済んで、ほっとしました。
歌手には腹が立ちましたが、その夫と一緒に殺されそうになる場面まで来ると、助けてほしくなります。ポワロが二人の前に出てくれて良かったです。
それでも、部屋を借りた夫婦を巻き込んだことは、やっぱり嫌でした。二人には歌手の事情など関係ありません。
安い家賃を喜んだあとで、自分たちが追手をごまかすために選ばれたと分かるのはつらいです。名字が同じだっただけで、そこまで利用されてしまうなんて。
家賃を節約できるのは、暮らしていくうえでうれしいことです。その気持ちにつけ込まれたようで、夫婦のことを思うとじわじわ腹が立ってきます。
劇場の飲み物の取り違えは、ほほえましく聞ける話でした。同じ夫婦が今度は殺し屋に人違いされるので、あとからあの話を思い出すと、気軽に笑えなくなりました。
アメリカの捜査官も、もう少し人の話を聞いてくれたらと思います。マフィアはいないと言い張っている間にも、夫婦は危険にさらされていたのですから。
そのぶん、記者として歌手に近づいた女性の仲間には助けられました。相手に警戒されずに話を聞くという仕事も、こういう事件では頼りになります。
冒頭で銃をすぐに撃つ警察官を嫌がっていたポワロが、最後には相手の銃から弾を抜いていたのも好きでした。あらかじめ手を打ってくれていたことが、何よりありがたかったです。
抜いておいた銃弾をポワロが見せるあの場面で、ようやく肩の力が抜けました。
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