名探偵ポワロ 第18話 あらすじ シーズン2第8話「誘拐された総理大臣」 被害者を装う男と、机に残された妻の写真

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今回は、総理大臣が誘拐されるという大事件。ヨーロッパでの大事な会議を前に、ポワロが捜査に乗り出します。

国の行く先にも関わる事件ですが、気になるのは、ある男の机に置かれた妻の写真。別れた相手の写真がそこにあると知ると、二人の関係をもう一度確かめたくなります。

一方、ポワロにはスーツの寸法をめぐる小さな困り事も。こちらの負けず嫌いには、ちょっと笑ってしまいました。

犯人と結末まで触れながら、それでは18話を一緒に見ていきましょう!

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名探偵ポワロ シーズン2第8話「誘拐された総理大臣」のあらすじ

総理大臣は、ヨーロッパで開かれる会議に出席する予定でした。目的は、ナチス・ドイツの再軍備を食い止めることです。

再軍備とは、いったん抑えられていた軍事力を再び強めること。その動きを止めるための会議を前に、総理大臣が誘拐されてしまいます。

本人の命はもちろん、会議への影響も心配される事件。ポワロは正午に外務省で政府関係者と会い、行方を追うことになります。

総理大臣だって、捕まってしまえば助けを待つ一人の人なんですよね。会議のことより先に、無事でいてほしいと思ってしまいます。

総理大臣の予定には海外への移動が含まれていますが、ポワロ自身はイギリスを離れずに捜査を進めます。海を渡ることなく、事件の手がかりをたどっていくのです。

そんなポワロを悩ませているのが、スーツの寸法でした。去年の寸法では、今の体に合わなくなっています。

そこで仕立て屋の世話になるものの、ポワロは自分が太ったとは認めたがりません。服が合わないことと、体重が増えたことを、どうしても結びつけたくない様子です。

そこは素直に認めましょう、ポワロ! 去年は着られた服なのに、という気持ちは分かりますけどね。

事件では、縛られて口をふさがれた状態で目を覚ました、と話す男が登場します。本人の説明では、この男も誘拐の被害に遭った側ということになります。

総理大臣だけでなく、自分も自由を奪われていたという証言。その話が本当なら、男も怖い思いをした一人です。

縛られていたと聞いたら、まず体は大丈夫だったかと心配しませんか? そんな話まで疑って聞くのは、私には難しいです。

この男には、離婚したとされる妻がいました。二人の結婚生活はうまくいかず、離婚も周囲に知られるほどの騒ぎになったとされています。

ところが、男の机には妻の写真が置かれていました。ひどく仲たがいして別れた、という説明に引っかかるものが出てきます。

人に聞かせている夫婦の話と、机の上に残しているもの。その食い違いを、ポワロは見逃しません。

そんなに嫌って別れた相手の写真を、机に置いておきますか? 写真だけで全部は決められなくても、この二人の話は気になります。

ポワロが妻に会う場面では、彼女の後ろにハープが置かれています。その形は、アイルランドの紋章にあるハープによく似たものでした。

ハープはアイルランドを表す印として使われる楽器です。彼女の背後にあるものは、その後に分かる立場ともつながっていました。

妻は、アイルランドの自由を求める活動組織の一員だったのです。

あのハープ、ただ部屋に置いてある楽器だと思ってしまいそう。彼女の正体を知ってからだと、ついそちらを見てしまいます。

妻たちの狙いは、ドイツが再び軍備を増やすのを許すことにありました。イギリスの注意をそちらへ向けさせ、アイルランドのことに干渉する余裕をなくそうとしていたのです。

総理大臣が向かう会議は、その狙いの邪魔になります。そこで、会議に出席するはずの総理大臣を誘拐したのでした。

自分たちの目的のために、別の国の軍備拡大を利用しようとする企てです。そのために総理大臣の自由まで奪っていました。

自分たちに都合がいいからと、ほかで危険が増えるのを望むなんて。捕まっている人のことも置き去りで、ここは腹が立ちました。

一方、妻が語るところでは、夫には政治的な信念がありません。男の側には、父親の過去に関わる恨みがありました。

父親は政治家でしたが、アイルランドの自治をめぐって、かつての首相と対立。そのことで政治家としての道を失っています。

アイルランドの自治とは、アイルランドの政治を自分たちで行うことをめぐる問題です。男にとって今回の誘拐は、父親の件への仕返しでもありました。

妻には活動組織の目的があり、夫には家族に関わる私怨がある。その二人が、総理大臣を狙うことで手を組んでいたのです。

お父さんのことが悔しかったとしても、総理大臣を縛り上げる理由にはなりません。被害者のふりまでしていたと思うと、余計に腹が立ちます!

二人のつながりを追ううえでは、関係者の住所録も手がかりになります。名前の頭文字ごとに分けられた住所録の「エックス」のページに、男の電話番号が記されていました。

そこには、名前が添えられていません。誰の番号なのか、名前を見てすぐには分からない形で残されていたのです。

机の上の写真に、名前のない電話番号。別々のところに残ったものから、男と周囲の関係が見えてきます。

名前を消しておいても、番号は残っているんですね。こういう小さなものを見つけてくれると、少し安心します。

そして、男が語った被害の話は偽りだったと分かります。縛られて口をふさがれ、目を覚ましたという話は、被害者を装うためのものでした。

男は妻とともに誘拐を仕組んだ側です。ひどく仲が悪くなって離婚したという説明も、二人の実際の関係を隠していました。

総理大臣は、この二人によって縛られ、口もふさがれています。男が自分の身に起きたと語っていたことを、総理大臣にしていたのでした。

自分がされたと話していたことを、人にしていたんですね。最初に心配した分まで返してほしいです。

終盤、総理大臣が閉じ込められている無人の家を、兵士たちが取り囲みます。しかし、近づく途中で思わぬことが起こりました。

一人の兵士がガラス板を避けた直後、別の兵士がそれを踏んでしまいます。その音で、中の誘拐犯たちに気づかれてしまうのです。

総理大臣は、まだ縛られたまま。助ける側が近づいたことを犯人に知られるのは、危険な状況でした。

せっかく避けたガラスなのに! 中に総理大臣がいると思うと、その音だけで肩に力が入ります。

警察に追い詰められた妻は、逮捕される道を選びませんでした。裁判にかけられ、処刑されることを避けるため、自ら銃で命を絶ちます。

撃つ瞬間そのものは映されず、そばの石に血が飛びます。画面も、彼女が倒れるのに重なるように下へ落ちていきました。

総理大臣を誘拐し、夫とともに計画を進めていた妻。その最期は、自ら命を絶つというものでした。

そこまでして逃げてしまうんですね。捕まって、自分がしたことを話してほしかった。あの終わり方はきつかったです。

名探偵ポワロ シーズン2第8話「誘拐された総理大臣」の感想まとめ

一番心に残ったのは、追い詰められた妻が自ら命を絶つ場面でした。総理大臣をあんな状態にしておいて、本人の話を聞けないまま終わってしまうのが、どうにもやりきれません。

彼女が逮捕を避けたかったことは分かります。でも、縛られていた総理大臣には、逃げる自由もなかったんです。

妻の行動には腹が立つし、あの最期を見るのもしんどい。捕まるところまで見届けたかった気持ちが残りました。

夫の被害者を装うやり方も嫌でしたね。縛られていたと聞けば、こちらは自然に心配してしまいます。

それが嘘で、自分は人を縛る側だった。父親の恨みを知っても、あの証言をすんなり受け流す気にはなれませんでした。

その一方で、机に置かれた妻の写真は気になります。別れたと周囲に知らせていても、あの写真は置いておきたかったんですね。

二人の間に気持ちが残っていること自体は、責めるような話ではありません。ただ、その関係を隠して誘拐を進めていたとなると、写真を見る気持ちまで変わってしまいます。

重い出来事が続く中で、スーツの寸法を認めたがらないポワロには救われました。人の話の食い違いには気づくのに、自分の体の変化には抵抗するんですから。

仕立て屋とのやりとりでは、ついポワロに甘くなります。去年の寸法でどうにかしたい気持ち、分からなくもないです!

それでも、今回あとに残るのは、自由を奪われた総理大臣の姿。父親の恨みを持ち出して人を縛り、そのうえ被害者のふりをした男には、やっぱり腹が立ちます。

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