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クルミットです♪
ダニー・ラティマーの死について、法廷で証言することになった母親のベス・ラティマー。息子を失った悲しみを抱えたまま、家族のつらい事情まで話さなくてはなりません。
そして今回は、ジョー・ミラーの裁判で大きな問題が持ち上がります。本人が犯行を認めていても、それだけで裁判が進むわけではない。その厳しさが、残された家族にのしかかる回でした。
以前の事件を追い続けるハーディのほうでも、心配な動きが重なっていきます。
それでは10話を一緒に見ていきましょう!
ブロードチャーチ 殺意の町 シーズン2第2話「証言、母親」のあらすじ
アレック・ハーディ警部補が以前担当した事件で、重要な証人となっている女性。その女性のもとに、元夫から留守番電話のメッセージが届きます。
元夫は、その事件の有力な容疑者でもある人物です。ハーディは彼と顔を合わせますが、相手はハーディの健康上の問題を知っていました。
そして、その不調を利用してハーディを揺さぶろうとします。事件を追うハーディにとって、自分の体のことまで相手に知られている状況です。
体の弱いところまで持ち出してくるのは嫌ですね。ハーディが無理をしそうで、そちらも心配になってしまう。
一方、出産を控えたベスと、夫のマーク・ラティマーの間でも、気持ちがかみ合いません。二人は夫婦の関係をどう保っていくかをめぐり、意見を違えます。
ダニーを失ったあとも、二人の生活は続いています。しかし、これから家族としてどう暮らしていくかについて、同じ答えを出せずにいるのでした。
赤ちゃんが生まれる前に、少しでも落ち着いてほしい。でも、ダニーのことを抱えたまま足並みをそろえるのは、簡単ではないですよね。
ジョーの裁判に向けて、検察側の弁護士はハーディとエリー・ミラー巡査部長に会います。そこで問題にされたのが、エリーがジョーに暴力を振るったことでした。
その行為によって、裁判が不利になるおそれがあると告げられます。ジョーの犯行を立証するうえで、警察署での自白は大きな支えになっているからです。
エリーの行動は、怒りに任せて殴ってしまったというだけでは済まされません。自白を証拠として使えるかどうかにまで関わってきます。
あの暴力が、こんなところに響いてしまうとは。殴ったことはよくないけれど、エリーが聞かされた内容を思うと、責める言葉がすぐには出てこない。
ベスは、家族や友人が集まる場に検察側の弁護士を招きます。しかし、事件を担当する弁護士を身内の集まりに呼ぶのは、適切なことではありません。
弁護士はそこで、ジョーが必ず有罪になるとは限らないと伝えました。家族が望む結果と、裁判で出る結果が一致する保証はないのです。
ジョーの自白がある以上、有罪になると信じたいところ。それでも弁護士は、家族に安心できる約束をしてはくれません。
ベスたちが確かな言葉をほしくなるのは分かる。ここまで苦しんできた家族に、有罪は約束できないという話まで待っているなんて、つらいです。
やがて裁判が始まり、ベスが証言台に立ちます。そこで明かすことになったのは、ダニーの事件だけではありませんでした。
マークがベッカ・フィッシャーと不倫していたこと。そして、マークがダニーを殴ったことまで、ベスは法廷で話すよう迫られます。
息子を失った母親として証言しているのに、夫の不倫や、家庭の中で起きた暴力についても答えなくてはなりません。家族の痛いところが、次々と人前に出てしまいます。
ダニーの話をするだけでも苦しいのに、夫の不倫まで口にしなければいけない。ベスにこれ以上負担をかけないでほしい!
マークがしたことは、なかったことにはできません。しかし、それを証言台で説明する立場に置かれたのはベスです。
ジョーの裁判でありながら、ラティマー家の事情にも厳しい問いが向けられます。ベスは、家族にとって隠しておきたいことまで明かすことになりました。
答えなければいけないのは分かるけれど、ベスばかり傷ついているようで見ていてきつかった。マークの不倫の話は、今ここで本人の口から説明してほしくなる。
続いてハーディも証言し、エリーがジョーに暴力を振るったことを認めます。ジョーの弁護人は、その点を使って自白を証拠から外すよう求めました。
そして裁判官は、その主張を認めます。ジョーの自白は、裁判の証拠として採用されないことになったのです。
自白とは、本人が自分の犯行を認めた供述のこと。今回はそれを、ジョーの有罪を判断するための証拠として使えなくなります。
これで判決が出たわけではありません。それでも、検察側は立証の大きな柱を失い、ラティマー家は衝撃を受けます。
自分で認めたことまで、証拠から外れてしまうの? ダニーの家族の気持ちを思うと、この決定はすぐにはのみ込めない。
一方、ハーディは以前の事件について、証人の女性と元夫を会わせようとしています。そこでエリーに、女性を説得するよう頼みました。
裁判で問題を抱える中でも、二人はその再会の準備を進めます。会う場所に選ばれたのは、エリーが以前暮らしていた家です。
ハーディが元夫を連れていき、エリーが女性を連れてくることになります。事件の容疑者と重要な証人を、直接引き合わせる段取りでした。
二人を会わせて大丈夫? ハーディが追っている相手だと思うと、同じ家に入れるだけでも落ち着かない。
エリーは、そのために昔の自宅へ戻ります。裁判で自分の暴力が問題にされたうえ、今度は以前の暮らしが残る場所に足を踏み入れることになりました。
自分が暮らしていた家で、別の事件のために動くエリー。ハーディを手伝う仕事が、私生活とも切り離せない形で進んでいきます。
この家を使うのも、エリーにはしんどい。仕事だからと割り切って入れる場所ではないと思うと、少し休ませてあげたくなった。
そのころマークは、トム・ミラーと会っています。そして、ダニーの死について自分が抱えている罪悪感を打ち明けました。
ベスが法廷で家族の事情を話す一方で、マークはトムに自分の気持ちを話しています。ダニーを失ったことへの後悔を、マークも抱えているのです。
マークが後悔しているのは分かる。でも、話を聞くトムもまだ子ども。大人の苦しい気持ちまで受け止めることになっていて、そちらが気にかかった。
ハーディは元夫をエリーの家へ連れていきます。そしてエリーも、証人の女性を連れて到着しました。
ところが、そこへ怒ったベスがやってきます。ベスは通りでエリーを責め、自白が証拠として使えなくなったのは、エリーがジョーを殴ったせいだと怒りをぶつけます。
法廷でつらい証言をしたうえに、自白まで失われてしまったベス。その怒りは、目の前のエリーに向けられました。
ベスが怒るのも分かるし、責められるエリーを見るのもつらい。二人ともダニーの事件で傷ついているのに、この場面は本当にきつかった。
ハーディとエリーの注意がベスに向いている間に、家の中では事態が動きます。元夫が、証人の女性とともに姿を消してしまったのです。
二人を会わせるために準備をしてきたハーディは、肝心の証人を見失います。以前の事件を追ううえでも、大きな痛手となりました。
そして、ベスはその場で破水します。怒りをエリーにぶつけていたところから、出産が迫る状況へ。証人の失踪とベスの破水が重なったところで、今回は終わります。
ベス、まずは体を落ち着かせてほしい! 裁判であれだけつらい思いをした日の破水で、赤ちゃんのことまで心配になってしまった。
ブロードチャーチ 殺意の町 シーズン2第2話「証言、母親」の感想まとめ
ジョーの自白が証拠から外れる場面が、一番こたえました。本人が認めたことを、裁判では有罪の判断に使えない。その決定を聞く家族のつらさを思うと、やりきれません。
ベスは証言台に立って、夫の不倫も、ダニーへの暴力も話したばかり。それだけでも十分苦しいのに、今度はジョーを有罪にするための大きな証拠がなくなってしまう。
ベスが腹を立てるのは当然だと思いました。安心できることが、あまりにも少ないです。
ただ、その怒りを受けるエリーを見ていると、こちらも苦しくなる。ジョーを殴ったことが問題になったのは確かでも、今のエリーに全部背負わせるのはつらい。
ベスを落ち着かせたいし、エリーにもひと息ついてほしい。通りで二人が向き合う場面では、どちらかだけに気持ちを寄せることができませんでした。
ジョーの弁護人にも、正直イライラしました。弁護のために争っていると分かっていても、自白を外す主張が認められた瞬間は、そんなふうに冷静には見られない。
それから、証言台に立つベスを見て、マークには自分のしたことの重さをちゃんと受け止めてほしくなりました。トムに罪悪感を打ち明けた場面にも、ベスが法廷で答えたことが頭に残っていた。
後悔を口にしたからといって、不倫されたベスの傷までなくなるわけではありません。ベスの前にもまだ苦しい時間があると思うと、せめて出産のときにはそばで支えてほしいです。
ハーディのほうは、会わせた二人に姿を消されてしまいました。体の不調まで相手に知られているのに、重要な証人まで見失うなんて、心配が重なります。
でも、最後はやっぱりベスの破水が頭から離れませんでした。エリーへの怒りを抱えたまま出産を迎えることになったベスには、もう少し穏やかな時間をあげたかった。
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