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クルミットです♪
今回は、被害に遭った女性の周りで、気になる話が次々に出てくる回です。別居中の夫はパーティーの記憶がないと話し、タクシー運転手にはいくつもの嘘が発覚します。
誰の話を信じていいのか迷うなか、女性に寄り添うベスの言葉には、少しほっとしました。でも、そのベスも家族のことで苦しい思いをすることに。
それでは19話を一緒に見ていきましょう!
ブロードチャーチ 殺意の町 シーズン3第3話「匿名」のあらすじ
捜査では、被害に遭った女性と別居している夫の、パーティー当夜の行動が問題になります。ところが夫は、ひどく酔って記憶が途切れたと説明。
何があったのか、思い出せずにいるというのです。当夜のアリバイもありません。
妻が被害に遭った夜に、自分が何をしていたのか説明できない夫。その話だけでは、事件との関わりを否定することもできず、疑いが残ります。
本当に覚えていないとしても、聞いているこちらは困ってしまいます。彼女のためにも、その夜のことを少しでも思い出してほしい!
そして、タクシー運転手の話にも問題が出てきました。嘘が一つでは済まず、いくつも見つかってしまったのです。
問い詰められた運転手は、パーティーのあった夜、道路で見知らぬ男性を乗せたことを認めます。しかし、その乗車について申告していませんでした。
理由は、運賃をすべて自分の懐に入れるため。事件の夜に男性を乗せていたという、捜査に関わる話を隠していたことになります。
運賃を独り占めするために黙っていたんですか? 女性があんな目に遭っているのに、自分のお金の話が出てくるのは腹が立ちます。
運転手については、過去の女性客との問題も明らかになります。以前に乗せた女性から、嫌がらせを受けたと申し立てられていたのです。
その件も、隠していた乗客の件も、今回の事件の犯人だと決める証拠ではありません。それでも、嘘を重ねていたことで、その説明をすんなり受け取れなくなってしまいます。
見知らぬ男性を乗せたという告白によって、あの夜の移動についても新たな情報が出てきました。運転手自身の行動と、乗客の存在の両方が気にかかるところです。
最初から話してくれていれば、と思ってしまいました。あとから一つずつ出されると、まだ何か隠していそうで落ち着きません。
捜査の対象は、なかなか絞れません。パーティーに関係する多くの男性について、事件に関わっていないと確認する必要があります。
エリー・ミラー巡査部長も、疑いの範囲が広いことを口にします。フードをかぶって犬を散歩させる人物に、エリーが警戒する場面もありました。
被害者と親しい人だけを調べれば済む状況でもなく、身近な人だからと安心できる状況でもない。捜査を続けるエリーにも、落ち着かない時間が続きます。
事件をめぐっては、被害に遭った女性の人となりから、性暴力の被害を疑うような男性の反応も出てきます。それに対してエリーは、これは性欲ではなく、力で相手を支配することに関わる犯罪なのだと説明します。
被害に遭う人を勝手に選び分けるような言い方には、イライラしました。彼女が受けた傷の上に、そんな言葉まで重ねないでほしい。
アレック・ハーディ警部補も、男であることを恥ずかしく思う気持ちを口にします。捜査を進めるなかで出てくる話は、聞いていて気が重くなるものばかりでした。
一方、被害に遭った女性を支えるベス・ラティマーは、彼女の話を受け止めています。女性は、ベスの息子ダニー・ラティマーが亡くなったことについて、お悔やみの気持ちを伝えます。
支えてくれるベスも、家族を奪われた人でした。女性はその痛みにも心を向けるのです。
ベスは、自分たちを傷つけた相手に負けてはいけないという思いを伝えます。ダニーを失ったベスが、今、目の前で苦しむ女性を励ましていました。
ベスだって、今もつらいですよね。それでも彼女に言葉をかけている姿には、胸がじんわりしました。
ベスは、友人に頼ることも勧めます。女性はその助言を受け入れ、友人に話をすることに。
事件について話せる相手が、身近にもできました。友人との会話では、襲った相手が自分たちの知っている人である可能性にも触れます。
二人とも、犯人は知らない誰かだと、もう言い切れなくなっていました。いつもの知り合いの中に加害者がいるかもしれないという不安が、会話に入り込んできます。
友人に話せたことは良かったです! ただ、身近な人まで怖くなってしまうのはきつい。安心して話せる相手が、彼女のそばにいてくれてほしいです。
女性が友人を頼る一方で、ベスの家族には別の問題が起きています。マーク・ラティマーが、ジョー・ミラーを相手に民事裁判を起こそうと、ベスを説得するのです。
マークが問いたいのは、息子ダニーの死についての責任。民事裁判は、刑罰を求める裁判とは別に、損害賠償などを求める手続きです。
しかし、ジョーはすでに町を離れており、居場所もわかりません。相手を見つけられていないなかで、マークは裁判を進めたいと考えています。
マークがダニーのために何かしたい気持ちは、わかるんです。ジョーの責任を問いたいという思いを、簡単に捨てられるわけがない。
ところがベスは、この提案に強く怒ります。娘のクロエ・ラティマーも、父親の考えに反発しました。
マークは家族の賛成を得られません。ダニーを失った同じ家族の中で、これからどうするかという話が、怒りをぶつける場になってしまいます。
ベスは被害に遭った女性を励ましていましたが、自分の家族との間では苦しい話し合いを抱えることに。クロエも含め、三人の気持ちはそろいません。
ベスとクロエの怒りも、責められません。二人ともダニーを失っているのに、マークの望む進み方に合わせるのは苦しいです。
マークにとっては、まだ問わずにいられないジョーの責任。しかし、ベスやクロエの反発を前に、民事裁判の話は家族をさらに苦しめています。
家族で同じ気持ちになれたら、少しは楽なのに。マークの話を聞きながら、ベスとクロエのことも気になって、つらかったです。
そして今回、タクシー運転手には、もう一つ気になる事実が出てきます。彼が持っていたのは、被害に遭った女性の鍵でした。
見知らぬ男性を乗せたことを隠し、過去の女性客との問題も明らかになった運転手。その手元に、今度は被害者の持ち物があるのです。
どういう経緯で鍵を持つようになったのか、この時点では明らかになりません。鍵の存在がわかっても、それだけで犯人が確定したわけではありませんでした。
どうして彼が、女性の鍵を持っているんですか? 嘘の話が続いたあとだけに、これは簡単に受け流せません!
ブロードチャーチ 殺意の町 シーズン3第3話「匿名」の感想まとめ
いちばん心に残ったのは、ベスが被害に遭った女性を励ます場面です。ダニーのことに触れられたベスが、相手を支える言葉を返していたのが、じわっときました。
ベス自身も、息子を失った痛みを抱えている人。彼女がそばにいてくれることに、少し安心しました。
女性がベスの助言を受けて友人に話せたのも、良かったところです。話す相手ができたことには、ほっとしました!
ただ、その友人とさえ、知り合いが犯人かもしれないという話になるのが苦しい。誰かを頼った先でも、事件の不安からすぐには離れられないんですね。
そんな女性を支えていたベスが、マークの提案には怒る。その気持ちも、置いていきたくありません。
マークを見ていると、ダニーのために何かをしないといられないように、私は感じました。だから、民事裁判を持ちかけたこと自体を冷たく切り捨てる気にはなれません。
でも、ベスとクロエにも、それぞれのつらさがある。二人が反対しているところで、マークの思いだけを応援するのは難しかったです。
クロエが父親に反発する場面も、胸が痛みました。ダニーを亡くした悲しみを抱えながら、家族の中でも怒らなければならないのは、しんどいです。
そして、運転手にはどうしても疑いが向いてしまいます。運賃を自分のものにするために乗客のことを隠していたという話だけでも、信用しづらくなりました。
そこへ女性の鍵まで出てきたら、気になるのは当然です。まず、その鍵を持っている理由をきちんと話してほしい!
誰かを怪しいと思うことと、犯人だと決めることは別。それはわかっていても、嘘を重ねた運転手が彼女の鍵を持っていた場面には、嫌な感じが残りました。
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