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クルミットです♪
海辺の町で、11歳の少年ダニーが遺体となって見つかります。朝、家に残されたお弁当に気づいた母親のベス。そのときはまだ、息子を捜してこんな場所へ来るなんて思っていませんでした。
今回はベスの姿がつらくて、事件の手がかりを追いながらも、気持ちが何度も家族のほうへ戻ってしまいました。身近な人を亡くしたエリーも、捜査をする側として踏ん張ります。
それでは1話を一緒に見ていきましょう!
ブロードチャーチ 殺意の町 シーズン1「少年の嘆き」のあらすじ
夜の崖の上に、ひとりの少年が立っています。指先からは血が滴り、その下には海が広がっていました。
少年はダニー・ラティマー。海辺の町ブロードチャーチで暮らす、11歳の子どもです。
こんな時間に、こんな場所に子どもがひとり。手から落ちる血まで見えて、最初から落ち着きません。
朝、ベス・ラティマーが目を覚ますと、家族はすでに起きて朝食を取っていました。しかし、息子ダニーの姿はなく、台所にはお弁当が残されています。
夫のマーク・ラティマーは仕事へ出かけ、道すがら町の人たちと挨拶を交わします。その中には、3週間の休暇から戻ったエリー・ミラー巡査部長と家族の姿もありました。
マークを迎えに来たのは、仕事仲間のナイジェ・カーター。前の晩に何をしていたのかと聞かれますが、マークは答えようとしません。
朝の挨拶はあんなに自然なのに、昨夜の話だけは答えないんですね。そこだけ、ちょっと引っかかる!
一方、職場へ戻ったエリーには、納得のいかない知らせが待っていました。自分が就くはずだった警部補のポストに、別の刑事が採用されていたのです。
その人物が、アレック・ハーディ警部補。エリーは上司から話を聞かされ、強い不満を抱きます。
休暇明けにこれはつらい! 任せてもらえると思っていた仕事を、戻ってきた日に失ったと知るのは、さすがにこたえます。
ハーディは農場で燃料が盗まれた件を調べていましたが、海岸で何かが見つかったとの連絡を受けます。そして向かった崖の下で、エリーと初めて顔を合わせることに。
ふたりの前に横たわっていたのは、ダニーの遺体でした。エリーにとっては、息子トムの親友でもある子です。
知らない子の事件でも苦しいのに、息子の親友だなんて。仕事中だからといって、すぐに気持ちを切り替えるのは無理ですよね。
そのころベスは、学校の運動会にダニーが来ていないことを知ります。新聞販売店のジャック・マーシャルにも連絡しますが、新聞配達にも来ていません。
ダニーは朝、新聞を届ける仕事をしていました。学校だけでなく、その配達先へ向かう前から行方がわからなくなっていたのです。
ベスは帰り道の渋滞で、海岸に警察が集まっていると耳にします。遺体が見つかったらしいと聞き、車を離れて浜辺へ急ぎました。
そこでベスが目にしたのは、覆われた遺体の足元。見覚えのある靴がのぞいています。
靴だけで、わかってしまうんですね。まだ違う子であってほしいのに、ベスが息子の靴を見つけるところは本当につらかった。
取り乱すベスは、警察に現場から離されます。息子を捜してここまで来た母親が、遺体に近づくこともできない状況でした。
その後、ハーディとエリーはラティマー家を訪ね、見つかった少年がダニーであると伝えます。マークはエリーと病院へ行き、遺体を確認しました。
父親が自分の目で確認しても、そこにいたのはダニーだったのです。
ベスが浜辺で気づくところも、マークが確認するところもきつかった。ふたりとも、こんな形で息子を見つけたくなかったはず。
捜査では、ダニーが崖から落ちたとは考えにくいことがわかります。現場を調べた鑑識担当者は、事故に見せるため、遺体が浜辺に置かれた可能性を指摘。
崖の下で見つかったからといって、そこで命を落としたとは限りません。誰かが別の場所から運んできた疑いが出てきました。
そして遺体の検査で、死因は首を絞められたことによる窒息だと判明します。犯人は大きな手をした男性の可能性が高く、ダニーは相手と向き合った状態で殺されていました。
事故に見せかけて置いたと聞くだけでも腹が立つのに。ダニーが相手の顔を見ながら亡くなったと知って、いっそう苦しくなります。
ハーディとエリーは、新聞販売店のジャックからも話を聞きます。配達に来なかったダニーについて、ジャックは具合が悪いのだと思っていました。
一方、ハーディには過去に担当した事件の問題がつきまとっています。上司から今回の捜査を任せて大丈夫なのかと問われますが、本人はできると答えます。
エリーへの接し方がそっけなくて、ハーディにはまだ近寄りにくさがあるんです。でも今は、この人にしっかり調べてもらいたい!
事件を追い始めたのは警察だけではありません。エリーの甥で、地元の出来事を扱う新聞の記者、オリー・スティーヴンスも情報を集めようとしていました。
オリーは、ダニーの姉クロエ・ラティマーが恋人と浜辺を訪れ、ぬいぐるみを供える姿を目にします。そこから亡くなった少年の身元を察し、名前をツイッターへ投稿してしまいます。
警察による正式な発表を待たず、ダニーの名前が外へ出てしまったのです。
オリー、それは待って! 家族がどんな状態か、少し考えてほしかった。クロエが弟にぬいぐるみを供えたことが、こんな形で使われるのは嫌です。
投稿を知ったハーディは怒ります。その後、オリーは上司のマギー・ラドクリフに連れられ、ハーディが滞在するホテルへ謝りに来ました。
ロンドンからは、全国紙の記者カレン・ホワイトも町へやって来ます。事件の独占記事を狙うカレンに、オリーは意図せずクロエへつながる手がかりまで与えてしまうことに。
家族はダニーを失ったばかりなのに、もう記事を取ろうとする人が来る。クロエにも、少し落ち着いて弟を思う時間をあげてほしいです。
エリーは帰宅後、息子のトム・ミラーにダニーの死を伝えます。捜査で向き合った出来事を、今度は母親として息子に話さなければなりません。
ところが、知らせを聞いたトムは気になる行動を取ります。携帯電話に残っていたダニーからのメッセージを消し、パソコンのファイルも削除したのです。
トム、どうして今それを消すの? 悲しい知らせを聞いたあとの行動としては、あまりにも気になる。エリーが知らないところで消しているのも落ち着きません。
警察では、事件の夜の防犯カメラ映像が見つかります。映っていたのは、スケートボードで町の通りを進むダニーの姿でした。
ダニーは夜中に自分で家を抜け出していたことになります。家から無理やり連れ去られた、という流れではなかったのです。
しかし、そのスケートボードは遺体のそばになく、自宅にも残っていません。ダニーのスマートフォンも行方不明でした。
夜中にひとりで、どこへ向かっていたの? 映像の中では動いているダニーを見て、ちゃんと家へ帰ってきてほしかったなと思ってしまいました。
ハーディは地元の学校で開かれた記者会見に臨みます。住民に情報の提供を求め、ダニーを殺した犯人を捕まえると約束しました。
誰がダニーの命を奪ったのかは、まだわかりません。家族も町の人たちも、犯人が捕まらないまま、この事件を受け止めなければならないのでした。
ハーディ、ここで言ったことは絶対に守ってほしい! あの浜辺にダニーを置いていった相手を、そのままにしてほしくありません。
ブロードチャーチ 殺意の町 シーズン1「少年の嘆き」の感想まとめ
いちばん残ったのは、やっぱりベスが靴を見てしまう場面です。顔を確かめる前に、自分の子だと気づく。その瞬間が、見ていて本当に苦しかった。
朝は、お弁当を忘れていることを気にしていたんですよね。学校へ行けば会えるかもしれないし、新聞配達のことを聞けば居場所がわかるかもしれない。そうやって息子を捜していた先が、あの浜辺だった。
警察がベスを止める事情はあっても、ベスのそばに気持ちが寄ってしまいます。そこに息子がいるのに離れなければならないなんて、つらすぎる。
エリーも大変でした。昇進の話で腹を立てていたところへ、よく知る子の死が飛び込んできます。しかも一緒に捜査するのは、自分の望んでいたポストに来たハーディ。
仕事だから協力しなければならないけれど、すぐに打ち解けられる相手ではないですね。エリーには、もう少し優しく話してあげてほしいなあ。
そしてオリーには腹が立ちました! 名前を早く知らせることより、家族への配慮を先にしてほしかった。あとで謝りに来ても、一度出た名前は取り戻せません。
トムが記録を消した場面も引っかかっています。ただ、あの行動だけでダニーの死と結びつけるのは早い気がする。何を隠したくて消したのか、今の段階ではわからないままです。
気になる行動はいくつもありましたが、今回はベスとマークの悲しさがいちばん重かった。クロエが浜辺に供えたぬいぐるみも、弟のためにできることがそれなのだと思うと切なかったです。
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