刑事マードックの捜査ファイル 第76話 あらすじ シーズン6第11話 前世の恋を信じる女性と、一つの殺人に三人の自白

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今回は、ホテルの馬小屋で見つかった遺体から、なんとも不思議な事件が始まります。殺された男性の婚約者だという女性は、まだ捜査中の現場に現れ、中に死者がいることを知っていました。

そして、その女性が口にする前世の恋。話を聞いていると戸惑いますが、本人はいたって真剣です。

女性を疑うマードックと、病気の影響を心配するジュリア。二人の意見が分かれるところも、落ち着かない気持ちになりました。

それでは76話を一緒に見ていきましょう!

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刑事マードックの捜査ファイル シーズン6第11話のあらすじ

ホテルの馬小屋で、賭博好きの男性が殺されているのが見つかります。体に突き刺さっていたのは、干し草などを持ち上げるための、先が枝分かれした農具でした。

ウィリアム・マードック刑事たちが現場を調べていると、年配の女性がやってきます。彼女は中に死んだ男性がいることを知っていて、その人は自分の婚約者だと話すのです。

まだ現場を調べているところなのに、どうして中のことを知っているの? これはマードックも聞き流せませんね。

一方、馬小屋に残された靴跡から、スペイン人の男性が捜査の対象になります。男性は前の晩、被害者ともめたことをあっさり認めました。

しかし、殺人については否定。争いがあったことと、命を奪ったことは別ですから、マードックも引き続き調べていきます。

現場のことを知っていた婚約者と、被害者と争っていた男性。どちらにも気になる点がありました。

そんな中、ジュリア・オグデン医師は、婚約者の女性の状態を心配します。女性には、実際にはないことをあると思ってしまう病気の可能性があったのです。

ジュリアはトーマス・ブラッケンリード警部に、女性が混乱していることを伝えます。しかし警部は、自分の義母も混乱することがあると持ち出し、それだけで精神科の施設に入れる話にはならないと応じました。

警部、ここで義理のお母さんの話を出すんですね。少し笑ってしまいましたが、ジュリアが心配している女性の話も聞いてあげて!

女性とスペイン人の男性には、もう一つ不思議なつながりがあります。二人は、自分たちが前世でも恋人同士だったと信じていました。

その前世の恋は、悲しい結末を迎えています。人目を忍んで愛し合っていた二人ですが、女性には別に、結婚相手として決められた婚約者がいました。

その婚約者が恋人の男性を襲い、女性は恋人を守るために婚約者を殺してしまった。そして犯行を認めた女性は、首をつる刑罰である絞首刑に処されたのでした。

今の二人が信じているのは、そんな恋人たちの生まれ変わりという話です。女性は、前世の自分のことをはっきりと思い出していました。

恋人をかばった女性が処刑されたという話だけでも切ないです。それを自分の記憶として覚えているなんて、聞くほうも戸惑います。

ジョージ・クラブツリー巡査は、この生まれ変わりの話を信じます。一方のブラッケンリードは、まるで取り合いません。

こういう話になると、ジョージは素直に受け止めるんですよね。女性たちの真剣な話を聞いてくれる人がいることに、少しほっとします。

ただ、目の前では実際に人が殺されています。前世の話と今の事件をどう扱うか、捜査は簡単には進みません。

その後、ジュリアが精神科の施設で女性と面談すると、話は思わぬ方向へ進みます。女性は殺人を見たと語り、そのうちに、殺したのは自分だったと気づくのです。

本人にとっては、思い出した出来事。でもジュリアは、その告白を聞いても、彼女が本当に犯人だとは思えませんでした。

自分が殺したと本人が言い始めるのは、聞いていてつらかったです。ジュリア、そのまま犯人だと決めつけないでいてくれて良かった!

マードックは捜査をする立場から女性の自白に向き合い、ジュリアは妄想による思い込みを疑います。同じ女性の話を聞きながら、二人の考えがぶつかることになりました。

ジュリアは、病気が女性の話に影響していることを、医学的な面から示そうとします。しかし、それを女性の弁護につなげるのは難しい状況です。

女性が混乱していると感じても、それだけでは十分ではありません。本人の口から出た告白を前に、ジュリアも苦しいところでした。

そこでジュリアは遺体安置所を訪れ、医師の意見を求めます。女性を助けるために、自分だけで判断せず、別の医師の力も借りようとするのです。

本人の言葉だからと片づけず、ここまで動いてくれるのは心強いです。混乱しているときほど、自分の代わりに踏ん張ってくれる人が必要ですよね。

ところが、女性がマードックに犯行を認める一方で、スペイン人の男性もブラッケンリードに自白します。殺していないと言っていた男性まで、自分が犯人だと言い出しました。

一つの殺人事件に、二人の自白。誰かが認めれば解決する、という状況ではなくなってしまいます。

二人とも自分が殺したと言うなら、どちらの話を信じればいいの? もう自白を聞くだけでは、安心できません。

ブラッケンリードは、マードックとジュリアに金の流れを追うよう促します。ここで捜査の目が向いたのは、婚約者の女性が持つ財産でした。

女性が被害者と結婚していれば、彼女の死後、財産はすべて夫になる彼に渡ることになります。しかし、その男性は殺されました。

そして女性自身は、病気の影響で自分が殺したと思い込んでいます。その告白によって有罪となれば、彼女まで絞首刑にされかねません。

婚約者を失ったうえ、自分も殺人犯として命を失う危険がある。女性は、とても恐ろしい状況に置かれていたのです。

前世の記憶や二人の自白に戸惑う間にも、財産をめぐる問題は残っていました。マードックは、女性のそばで付き添い、世話をしていた看護師に疑いを向けます。

世話をしてくれる身近な人に疑いが向くのは、嫌な気持ちになります。女性はただでさえ混乱しているのに、そばにいる人まで疑わなければならないなんて。

そして、凶器の農具と一致する木片が決め手になります。この証拠を突きつけられた看護師は、ついに犯行を認めました。

婚約者を殺したのは、女性本人でも、スペイン人の男性でもありません。女性のそばにいた看護師だったのです。

財産が絡む事件の中で、女性は自分が犯人だと思い込んでいました。ジュリアが疑っていたとおり、その自白をそのまま事実として受け取ることはできませんでした。

看護師が認めるところまでたどり着いて、ほっとしました。女性の告白だけで捜査が終わっていたらと思うと、きついです。

これで、一つの殺人事件に対して自白した人は三人。ジョージは、三人もの自白が集まるのは記録だと指摘します。

確かに珍しいことですが、そこを数えているのがジョージらしいです。重たい疑いが続いたあとで、この一言には少し気持ちが緩みました。

刑事マードックの捜査ファイル シーズン6第11話の感想まとめ

いちばん心に残ったのは、女性が自分を犯人だと言い始めても、ジュリアがその告白を疑い続けたところです。本人が認めているのに、それでも助けようと動くのは簡単ではありません。

マードックが女性を疑うのも分かります。現場に遺体があると知っていて、その後に自白までしているのですから。

でも、女性が混乱している様子を気にかけていたジュリアには、立ち止まって話を聞いていてほしかった。遺体安置所まで出向いて、ほかの医師に意見を求めるところも良かったです。

それだけに、犯人が付き添いの看護師だったことにはイライラしました。世話をするためにそばにいた人が婚約者を殺し、女性のほうは自分が犯人だと思い込んでいる。あまりに気の毒です。

そして、二人が信じる前世の恋も忘れにくいところでした。恋人を守った女性が処刑されたという話があるので、今回も女性が自白する場面は、余計につらくなります。

生まれ変わりをすぐに信じるジョージには少し笑いましたが、あれほどはっきり覚えている女性の話を、私も簡単には笑えませんでした。

最後に三人の自白を数えるジョージには和みました。でもやっぱり、自分が殺したと言う女性を置き去りにせず、医師の意見を求めに行ったジュリアがいてくれて良かったです。

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