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クルミットです♪
今回は、ジュリアが治療していた女性患者が、病室の窓から転落して亡くなってしまいます。クモへの恐怖を少しずつ乗り越えようとしていた女性に、何が起きたのか気になるお話。
そして、いつも冷静なマードックにも、どうしても苦手なものがありました。それが蝶だと聞くと意外ですが、その理由を知ると胸が痛くなります。
ここからは事件の結末にも触れていきます。
それでは84話を一緒に見ていきましょう!
刑事マードックの捜査ファイル シーズン7第6話のあらすじ
ジュリア・オグデンの患者が、病室の窓から落ちて首の骨を折り、亡くなります。自ら飛び降りたように見える死でした。
捜査にあたるのは、ウィリアム・マードック刑事。亡くなった女性はクモ恐怖症の治療を受けていて、少しずつ良くなっていたといいます。
病室を調べると、死んだクモが見つかります。しかしジュリアによれば、女性は死んだクモなら怖がらなかったそうです。
やっと治療が進んできたところだったのに、これはつらいですね。死んだクモだけで、窓から飛び降りてしまう?
女性の死を知り、同じ治療グループに残された3人の患者も不安になってしまいます。ジュリアの治療を信じていいのか、疑いが生まれていました。
一方、ジュリアの同僚の医師は、もともと彼女の治療に否定的。今回の死を自分の主張の裏付けにして、研究を打ち切らせるための正式な申し立てまで行います。
患者が亡くなったばかりなのに、自分の正しさを押し通そうとする態度にはイラッとします。ジュリアだって苦しいところなのに。
そして、ほかの患者にも異変が起きます。馬を恐れる男性患者のそばを馬の群れが走り抜け、男性はパニックに陥ってしまいました。
その後、男性はマードックとジュリアに、あることを打ち明けます。亡くなった女性と、同じグループの女性患者がキスをしているところを見ていたのです。
男性は2人の関係に腹を立て、それぞれの夫に手紙を送っていました。
わざわざ夫たちに知らせていたなんて! 2人の気持ちより、自分が許せないことのほうが先だったのが嫌でした。
マードックが被害者の夫を訪ねると、夫も同性愛者だと明かします。2人は互いに家族を納得させるために結婚していたそうです。
恋愛関係ではなくても、友人同士だった2人。妻が女性を愛していたという事実だけでは、夫の殺意には結びつきません。
一方、被害者と愛し合っていた女性患者の夫は、妻を家へ連れて帰ろうとします。ジュリアは、夫が妻の意思に反して性的な関係を迫ることを心配していました。
夫は例の手紙についてもジュリアを責め、妻たちの関係に気づかなかったことを非難します。
すると、女性患者の病室から悲鳴が聞こえます。駆けつけると、女性は降り注ぐ羽毛の中でおびえていました。
馬の次は羽毛。治療を受けに来ている場所で、怖いものに襲われるなんてきついです。これでは安心して病室にもいられません。
患者たちの恐怖を狙った出来事が続き、マードックは誰かが患者を殺そうとしていると考えます。
そんな中、ジュリアの同僚の医師が、羽毛の騒ぎの前に病室の近くにいたという証言が出てきました。
医師の乗馬用のブーツには、馬小屋にいたことを示す糞の汚れが残っていました。女性患者を怖がらせるために使った羽毛につながる証拠も見つかります。
そして取り調べの途中、ジョージ・クラブツリー巡査が報告に来ます。医師の自宅から、生きたクモまで見つかったというのです。
追い詰められた医師は、ジュリアの研究を邪魔するために患者たちを怖がらせたと認めます。ただし、亡くなった女性については話が違いました。
死んだクモを置こうと病室に入ったときには、女性はすでに窓から飛び降りていたというのです。
患者をこんな目に遭わせてまで、ジュリアを失敗させたかったなんて! でも、この医師の告白だけでは、最初の女性の死が説明できないんですね。
捜査が行き詰まる中、マードックはジュリアの部屋にあるガラスのプリズムに目を留めます。光を曲げたり分けたりする、ガラス製の道具です。
それは、羽毛で襲われた女性患者の夫が営むガラス会社の品でした。
マードックはジュリアを被害者の病室へ連れていきます。そして隣の病室にいるクラブツリーが通気口の格子を開けると、ジュリアも仕掛けに気づきました。
そこでジュリアは、女性患者を夫に引き渡すと伝え、妻は亡くなった女性の病室にいると説明します。夫を連れて向かった先で待っていたのは、マードックです。
クラブツリーが隣室から格子を開け、プリズムにクモをかざします。すると、いくつものクモの影が現れました。
クモが何匹もいるように見えてしまう仕掛けだったんですね。怖がる本人には、それが影だと落ち着いて確かめる余裕なんて持てません。
マードックが犯人として追及したのは、この女性患者の夫でした。妻の愛情が被害者に向いていることを知り、嫉妬していたのです。
妻を訪ねた夜、夫は生きたクモとプリズムを使い、隣の病室へクモの影を映しました。
クモに囲まれたと思い込んだ被害者は、恐怖のあまり窓から飛び降りてしまいます。部屋に残されていた死んだクモは、この仕掛けとは別に置かれたものだったのです。
夫は証明できないと反発し、被害者には触れていないと主張します。
そこへ、話を聞いていた妻が怒りをぶつけます。自分は亡くなった女性を愛していたと、夫にはっきり伝えました。
夫は、それでも妻が愛しているのは自分だと言い張ります。しかし妻は、夫を愛したことはないと告げ、その場を去ります。
ここまでされて、まだ自分を愛していると言い張る? 妻の言葉を少しも聞こうとしない夫には、腹が立ちました。
被害者は自分の恐怖で死んだだけだと、夫はなおも言い逃れをします。マードックとクラブツリーはその言い分を退け、夫を逮捕しました。
そして、治療を妨害していた同僚の医師も、病院の理事会によって解雇されます。
一方、クモをめぐって少し違う動きをしていたのがクラブツリー。実験に使われるクモに愛着を持ち、医師の実験から守ろうとしていました。
クモにまで情が移ってしまうクラブツリーが、なんだかかわいい! 私は近くに来たら困るけれど、助けたい気持ちはわかります。
事件の後、ジュリアはマードック自身の恐怖にも向き合います。彼が苦手にしていたのは蝶でした。
いつから怖くなったのか尋ねられ、マードックは幼いころの記憶を話します。母親の遺体を見つけた日のことでした。
その日について覚えているのは、母親の体にいた蝶。蝶を見ることが、母親を亡くした記憶につながっていたのです。
この理由を聞いたら、蝶くらいで、なんてとても言えません。幼いマードックが母親を見つけたときのことを思うと、胸が痛いです。
マードックはジュリアの助けを受け入れ、自分の恐怖に向き合います。最後には蝶が放たれ、彼もその恐怖を手放していきました。
刑事マードックの捜査ファイル シーズン7第6話の感想まとめ
いちばん心に残ったのは、マードックが母親の遺体と蝶の記憶をジュリアに話した場面です。苦手なものの話から、こんなにつらい思い出が出てくるとは思いませんでした。
事件ではずっと患者たちを怖がらせる人間を追っていたマードック。その彼にも、口にするのがつらい記憶があったんですね。
ジュリアの助けを受け入れてくれて良かったです! 怖さを隠したまま終わらずに、母親のことまで話せたのがうれしかった。
それだけに、患者の恐怖を利用した2人の男には腹が立ちます。治療を邪魔した医師も、被害者を死に追いやった夫も、相手がどれだけ苦しむかを知ったうえで行動していました。
特に、触れていないから自分のせいではないという夫の言い分。窓から飛び降りるほど追い詰めておいて、それは通りません。
妻が亡くなった女性への愛情を言葉にした場面も、切なかったです。はっきり夫を拒んでも、愛していた相手は帰ってこない。そのことがつらい。
クモを守ろうとするクラブツリーには、少しほっとしました。あの人にかかると、クモまで放っておけない相手になるんですよね。
そして最後、ジュリアと一緒に蝶への恐怖に向き合ったマードックを見て、もうあの記憶を一人で抱えなくていいことがうれしかったです。
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