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クルミットです♪
今回は、マードックの前に、名探偵を名乗る男性が再び現れます。彼が追っているのは、姿を消した赤毛の女性の行方です。
ホテルでは男性の遺体が見つかり、死因をめぐって早速意見が食い違います。そこで出てくるのが、禁酒を掲げる政党の会員証。お酒に関する持ち物が、こんなところで役に立つとは!
そして、彼の登場を歓迎しないブラッケンリードに、ジュリアがある助言をします。その理由を聞くと、名探偵を名乗る彼への気持ちも少し変わってくるんですよね。
それでは82話を一緒に見ていきましょう!
刑事マードックの捜査ファイル シーズン7第4話のあらすじ
雨の中、ひとりの女性が外を走っています。そして、建物の窓が映し出され、その室内では男性が亡くなっていました。
雨の中を走る女性の姿が、どうにも気になります。事情が分からないぶん、まずは無事なところへたどり着いてほしいと思ってしまいました。
翌日、ウィリアム・マードック刑事がホテルを訪れます。そこで出会った男性は、遺体に触ろうとする人物を止めようとしていました。
その相手は、マードックが以前にも会ったことのある男性。自分を名探偵だと信じ、探偵として活動している人物です。
再会する場所が、遺体のあるホテルとは! まず遺体に触るのは待って、と言いたくなりますが、彼が何を確かめているのかも気になってしまいます。
彼はすでに、亡くなった男性の身元を知っていました。それだけでなく、死後二日がたっていることまで把握しています。
彼が追っている事件には、幼い依頼人が関わっています。その依頼人の名付け親が殺され、世話をしていた乳母も行方が分からなくなっていました。
ここでいう名付け親は、洗礼の際に立ち会うなど、宗教上のつながりから子どもの成長を見守る人のこと。ホテルで亡くなっていたのが、その名付け親に当たる男性です。
身近な大人が亡くなって、世話をしてくれる人までいなくなるなんて。幼い依頼人のことを思うと、事件の説明を聞いているだけでもつらくなります。乳母だけでも、無事に見つかってほしいですね。
名探偵を名乗る彼は、行方不明になった赤毛の女性を捜す依頼を受けています。亡くなった男性のことを知っていたのも、こうした事件を調べている最中だったからでした。
遺体に触るのを止めようとしていたホテルの男性には、その女性を見かけた覚えがありました。捜している女性について、目撃した人が見つかります。
見かけた人がいると分かるだけで、少し気持ちが前に向きます。赤毛の女性という手がかりが、ちゃんと行き先につながってほしい!
一方、遺体を調べた女性医師は、最初の見立てを伝えます。被害者は酒に酔い、ベッドに頭をぶつけて亡くなったのではないか、というものでした。
この段階では、飲酒が頭の傷につながったと考えられています。しかし、名探偵を名乗る男性は、その説明に異議を唱えました。
お酒に酔って頭をぶつけた、ということでいいの? 検視をする医師から聞くと納得しかけますが、彼の反論で私もいったん立ち止まりました。
彼は、被害者が一滴もお酒を口にしていないと主張します。そして、その根拠として、被害者が持っていた会員証を示しました。
それは、禁酒を掲げる政党の会員証でした。お酒を禁じることを求める政党に、被害者は所属していたのです。
酒に酔ったために頭をぶつけたという説明に対し、被害者の持ち物から異議が出たことになります。女性医師の最初の見立ては、ここで覆されます。
ここで会員証が出てくるんですね! 被害者の傷のことばかり考えていたので、持ち物にそんな情報があるとは思いませんでした。これは彼の話を聞かずに済ませられません。
反論をした後、彼は行方不明の女性を捜すために、その場を離れます。死因について意見を述べても、引き受けた女性捜しは続いていました。
乳母を捜しに戻っていくところは、少しほっとしました。依頼した子どものことを思うと、そちらも放っておけません。どうか見つけてあげてほしいです。
その後、マードックはトーマス・ブラッケンリード警部に、彼が事件に関わっていると報告します。ブラッケンリードは、自分を名探偵だと思い込んでいる男性との再会を歓迎しません。
遺体のある場所に入り込み、検視の見立てにも口を出す人物です。ブラッケンリードは、彼の関与を快く受け止めてはいませんでした。
ブラッケンリードが困るのも分かります。でも、さっきの会員証のことがあるので、私は彼を追い払うような扱いにはしてほしくないなと思ってしまいます。
ここでジュリア・オグデンが、彼の心の状態について説明します。彼には、父親を殺されたというつらい過去がありました。
名探偵として生きることは、その出来事による心の傷から逃れるための避難場所になっています。ジュリアは、彼の振る舞いをそう捉えていました。
父親を殺された記憶があると聞くと、胸が痛くなりました。名探偵だと思い込んでいる、という部分だけを聞いていたときより、彼に強く言うのがずっとためらわれます。
ジュリアは、本人が名乗っている探偵の名前以外で呼ぶことは、避けた方がよいと助言します。本来の名前に戻そうとせず、彼が名乗る名前で接するよう勧めたのでした。
刑事マードックの捜査ファイル シーズン7第4話の感想まとめ
一番心に残ったのは、ジュリアが彼の呼び方について助言したところです。父親を殺された傷があると知ってから聞くと、名前ひとつでも無理に訂正してほしくないと思いました。
本人に向かって、あなたはその名探偵ではないと指摘すること自体は簡単なのかもしれません。でも、その名前で過ごすことでつらい記憶から離れているのなら、私は言えないなあ。
ブラッケンリードの戸惑いも、そこまで責める気にはなれませんでした。捜査の現場で、自分を名探偵だと信じている人が遺体に触ろうとしていたら、対応に困るのも分かります。
それでも、ジュリアが事情を説明してくれて良かったです。彼の過去を知らないままだと、ちょっと困った人物という見方だけで終わってしまいそうだった。
そして、会員証を出す場面には、私も気持ちを持っていかれました。医師の説明を聞いた後だったので、被害者がお酒を飲んでいなかったという反論は引っかかります。
そこで禁酒を掲げる政党の会員証を示すのだから、ちゃんと理由がある! 名探偵を名乗っていることに戸惑っても、この指摘は受け止めたいところ。
被害者の頭の傷と、お酒を飲んだという見立て。その二つが自然につながって聞こえていた自分にも、少し困りました。会員証が出た途端、聞いたばかりの説明を考え直すことになった。
ただ、私が何度も思い出してしまうのは、彼に依頼した幼い子どものことです。名付け親を失ったうえに乳母までいなくなっている、その状況がきつかった。
乳母は、日々の世話をしてくれる人です。そんな相手の行方が分からないときに、捜してくれる大人がいるのは心強いと思います。彼が女性捜しを続けていることには、素直にほっとしました。
彼自身にも、父親を殺された過去があります。そのことを知った後では、幼い依頼人のために動く姿を思い返すだけでも、少し切なくなりました。
会員証を示して反論する彼には頼もしさを感じたけれど、ジュリアの助言を聞いた後は、どう接してもらえるかが気になってしまいました。本人が名乗る名前で呼んであげてほしいと伝えるジュリアに、私はほっとしました。
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