刑事マードックの捜査ファイル 第83話 あらすじ シーズン7第5話 暴力を振るわなくなった夫と、偽りの死亡証明書

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今回は、川岸で見つかった女性の遺体から、不気味な事件が始まります。疑われた夫は、妻が亡くなってもほとんど反応を見せません。

以前は暴力的だったのに、今はすっかりおとなしい夫。その変化を喜べずにいる13歳の娘の話が、聞いていてつらかったです。

そして、夫にはすでに死亡証明書が出ていました。クラブツリーの死者が歩くという話も、今回は簡単に笑い飛ばせません!

それでは83話を一緒に見ていきましょう!

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刑事マードックの捜査ファイル シーズン7第5話のあらすじ

川岸で女性の遺体が見つかり、ウィリアム・マードック刑事が捜査を始めます。当初は溺れたものと考えられていました。

ところが、検視で分かった死因は首を絞められたこと。犯人は、かなり大きな手の持ち主とみられます。

夫に話を聞いても、妻の死に取り乱す様子はありません。質問には答えるものの、ひどく無関心で、受け身な態度です。

妻が亡くなった話をしているのに、この反応の薄さ。何を考えているのか分からなくて、そばにいる娘のことが気になりました。

13歳の娘は、父親の変化に戸惑っていました。見た目も話し方も父親と同じなのに、自分の父親ではないと訴えます。

ジュリア・オグデンが寄り添うと、娘は少しずつ事情を話し始めました。父親は数日間どこかへ出かけ、帰ってきてから変わってしまったそうです。

それ以来、笑うことも怒鳴ることもなくなった父親。娘には、その中に知らない誰かがいるように思えるのでした。

怒鳴られなくなったのに、安心できないんですね。まだ13歳の子が、毎日こんな気持ちで父親の顔を見ていたなんて、きつかったです。

近所の人々にも聞き込みをしますが、なかなか口を開いてくれません。その中で、一人の女性が夫婦の暮らしを明かしました。

夫は以前、妻をひどく殴る乱暴な男だったといいます。妻は、働いて家族を養ってくれる夫だからと、悪く言わずにいたそうです。

しかし、その夫が急におとなしくなっていました。別の人間が入り込んだような変わり方だった。

働いているからって、妻を殴っていいわけないです! 夫を悪く言うことさえせずにいた妻の話には、胸が詰まりました。

一方、ジョージ・クラブツリー巡査は、夫について奇妙な記録を見つけます。市の記録では、すでに死亡したことになっていたのです。

死亡証明書は、人が亡くなったことを医師が証明する書類。それが、目の前で生きている夫について作られていました。

クラブツリーは、死者がよみがえって歩き回る存在ではないかと考えます。昔のイングランドには、死者の復活を防ごうと、遺体の口に石を入れて埋葬する言い伝えもあったというのです。

記録では死んでいるのに、普通に話ができる? クラブツリーの話を聞いていると、こちらまで妙な想像をしてしまいます。

トーマス・ブラッケンリード警部は、死亡したと判断された人が、あとで生きていると分かる場合もあると指摘します。以前にも、そういう例があったのでした。

そこへ、二人目の遺体が見つかりました。今度は小さな盗みを働き、人を殴って回っていた男です。

この男も、以前の乱暴さが消え、妙におとなしくなっていました。暴行を受けた際にも、あっけなく倒れたといいます。

そして、二人の死亡証明書には同じ医師の署名がありました。マードックは、その医師を調べ始めます。

ところが、医師免許も住所も見つかりません。オグデンにも検視医にも、聞き覚えのない名前でした。

クラブツリーの考えは、今度はハイチに伝わるゾンビの話へ進みます。人を操ってゾンビの軍団を作ろうとしているのではないかと疑うのです。

軍団まで出てくると、さすがに話が大きいです! でも、同じ医師の署名がある以上、二人の変化には何かつながりがありますよね。

やがて、二人目の遺体の脳に、手術を受けた跡が見つかりました。夫の頭もエックス線で調べると、同じように脳へ手を加えられていたことが分かります。

エックス線は、体を切らずに内部の様子を調べるためのものです。その検査が、夫に何が起きたかを知る手がかりになりました。

この手術から、マードックとオグデンは、以前関わった精神科医を思い出します。オグデンの働きかけで以前の職を失い、今は刑務所の医務室で働いている男でした。

男は、脳を手術して犯罪につながる衝動をなくそうとしていました。死亡証明書を偽造し、手術した囚人を街へ出すという、違法な実験を続けていたのです。

被害者の女性は、この医師の診療所で働いていたときに秘密を知りました。そして、秘密を明かさない代わりに、夫を治療するよう求めていたと分かります。

暴力をやめてほしかった妻は、夫を医師に任せました。医師も、その条件を受け入れていたのでした。

夫に殴られずに暮らしたかった。その気持ちは分かるけれど、こんな医師に頼ることになったのが、ただただつらいです。

手術後、夫は暴力を振るわなくなりました。しかし、家族を養うために働いていた意欲も失い、あてもなく歩き回るようになってしまいます。

娘が戸惑っていたのは、父親のこうした変化でした。笑いも怒りも消えた姿を見れば、別人だと感じるのも無理はありません。

手術で、ここまで変わってしまう? 娘の話を聞いたときには分からなかったことがつながって、今度はこの医師に腹が立ってきました。

事件の裏にいたのは、この精神科医です。手術した男性を使って殺人を犯し、マードックまで襲わせようとします。

しかも、その男性には人にかみつく癖があると、医師はマードックをあざけるように告げました。自分が手を加えた人間を、相手への攻撃に利用していたのです。

やがて医師は、実験に失敗したと扱っていた男性たちを刑務所から街へ解き放ちます。突然現れた男たちに、人々はおびえました。

荷車が倒されるなどの騒ぎは起きますが、男性たちの多くは、まともに行動することも難しい状態です。一人は電柱に繰り返しぶつかり、とうとう倒れてしまいました。

電柱にぶつかり続ける姿を見たら、怖がってばかりもいられません。あの人も、医師に脳を傷つけられた人なんですから。

クラブツリーは武器庫を開けようと提案します。しかし、ブラッケンリードは認めず、網を集め、犬の捕獲係にも協力を求めるよう命じました。

男たちは怪物ではなく、傷つけられた人間だと判断したのです。相手を捕らえるために、使える道具と人手を集めようとします。

中には、検視医にかみつこうとする囚人もいました。ただ、街へ出た男性たちが、大きな被害を次々に起こすような事態にはなりません。

そして精神科医自身も、手術した男性に襲われます。殺人やマードックへの襲撃に利用した、あの男性でした。

男性は医師の喉にかみつき、その命を奪いました。人を操っていた医師は、自分が傷つけた相手によって最期を迎えます。

刑事マードックの捜査ファイル シーズン7第5話の感想まとめ

いちばん心に残ったのは、ブラッケンリードが網を集めるよう命じた場面です。街が騒ぎになっていても、男たちが傷つけられた人間だということを忘れずにいてくれて、ほっとしました。

クラブツリーは、死者の復活からゾンビの軍団まで考えていました。いつもの彼らしさはあるけれど、今回は死亡証明書まで出てくるので、妙な話にもつい耳を傾けてしまった!

でも、事情が分かってから思い返すと、娘が父親について話すところがつらいですね。怒鳴られなくなっただけで、家の中が安心できる場所に戻ったわけではありませんでした。

笑わなくなった父親を、娘は毎日見ていたんです。見た目も話し方も同じなのに父親ではないという訴えが、あとからじわじわ苦しくなりました。

妻が夫の暴力を止めてほしかったことも、責める気にはなれません。殴られる暮らしを終わらせたくて頼った相手が、あの医師だったのはやりきれなかったです。

医師は人の脳に手を加え、その人を殺人にも利用しました。マードックにまで襲いかからせるところは、さすがにひどい!

医師の最期にも驚きましたが、傷つけられた男性たちのことが残ります。網を集めて保護しようとしたブラッケンリードに、今回は本当に助けられた気持ちになりました。

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