刑事マードックの捜査ファイル 第43話 あらすじ シーズン4第4話「愛憎の館」 婚約者が抱えていた母の恨みと、執事が犯したもう一つの殺人

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今回は、裕福な家の主人が朝のおかゆに顔を伏せて亡くなる事件から始まります。ところが、家族にも使用人にも、主人を恨む理由があるんです。

家の中で何があったのかを知るにつれ、働いていた女性たちが気の毒になりました。そんな捜査の途中には、マードックが喜ぶオグデンとの再会も待っています。

ここからは、犯人と事件の結末にも触れていきます。
それでは43話を一緒に見ていきましょう!

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刑事マードックの捜査ファイル シーズン4第4話「愛憎の館」のあらすじ

裕福な家庭の主人ジェンキンスが、朝食のおかゆに顔を伏せた状態で死んでいるのが見つかります。ウィリアム・マードック刑事は、この屋敷の人々を調べ始めました。

妻と二人の息子、次男の婚約者。そして、家事や給仕などを担う執事やメイドといった使用人たちにも、疑いが向けられます。

ジェンキンスは、周囲から慕われる主人ではありません。家族にも使用人にも彼を恨む事情があり、捜査はなかなか進まないのでした。

朝のおかゆに顔を伏せているなんて、見つけた人も驚きますよね。しかも、調べる相手がこんなに多いとは!

妻は冷淡で、長男は怠けがちなうえに父親への不満を抱えています。長男には賭け事の借金があり、すでに相続から外されていました。

ただ、長男はその点を理由に疑われると、父親が死んでも自分には得がないと説明します。遺産を受け取れないことは、すでに決まっていたのです。

一方、次男は家族の中ではまじめな人物でした。何でも使用人に言いつけるのではなく、自分のことを自分でしようとする人です。

父親は次男の結婚に反対していましたが、次男は相続を失っても婚約者と結婚するつもりでいました。父親の言いなりになる気はなかったのです。

この家で次男の態度を見ると、少しほっとします。お金を失っても婚約者を選ぶ、その気持ちは応援したくなりました。

しかし、捜査で明らかになる主人の行いは、家族への横暴だけでは済みません。ジェンキンスは、屋敷で働く女性たちに性的な加害を重ねていたのです。

そして、妊娠したメイドたちは、女性の側に問題があったかのように扱われて解雇されていました。「ふしだら」だと責められ、屋敷から追い出されていたのでした。

家族は、主人がメイドたちにしていることを知っていました。ジェンキンスの年老いた母親も、使用人がひどく扱われる環境を作っていた一人だったのです。

ひどいことをした主人が家に残って、被害を受けた女性が追い出されるんですか? 女性たちのせいにする言い分には、腹が立ちます。

使用人の中にも、主人への怒りを抱えた若い男性がいました。彼の恋人も、ジェンキンスから性的な嫌がらせを受けていたのです。

この男性は、被害に遭った使用人たちへの家政婦長の扱いを恨み、彼女に殺人の疑いが向くように仕向けます。屋敷の中では、主人への恨みとは別の思惑も動いていました。

恋人がひどい目に遭っていたら、黙ってはいられませんよね。でも、別の人に殺人の罪を着せようとするのは困ります。

そんな捜査の途中、バッファローからジュリア・オグデン医師が現れます。彼女はジェンキンス家と親交があり、思いがけない再会にマードックは驚き、喜びました。

マードックは、致命傷となった傷の型を取る作業をオグデンに頼みます。最初は断った彼女も、別の医師の後押しを受けて捜査を手伝うことに。

ところが、その二人をフランシス医師が目撃してしまいます。自分が担当する死体安置所で、マードックとオグデンが一緒に作業していたのです。

オグデンが来てうれしいのは分かるけれど、そこはフランシスの仕事場です! 二人で進めていたら、彼が腹を立てるのも無理はありません。

フランシスはマードックに不満をぶつけ、二人が初めからうまくいかなかった事情にも納得します。そして、仕事を辞めてしまいました。

この退職には、トーマス・ブラッケンリード警部も困惑します。マードックはオグデンに捜査を続けてもらおうとし、トロントに残ることも提案するのでした。

フランシスが辞めるところまで進むと、再会を喜んでばかりもいられません。マードックには、彼の怒りもちゃんと受け止めてほしいです。

一方、屋敷の事件では、ジェンキンスの母親が奇妙な証言をします。息子を殺したのは、約二十年前にこの家で働いていたメイドだと言うのです。

しかし、その元メイドは数年前に亡くなっていました。名前を挙げられた女性がすでに死んでいるため、証言は事件を複雑にします。

この元メイドも、ジェンキンスから被害を受けた女性でした。彼の子を妊娠した後、仕事を失い、屋敷から追い出されていたのです。

そして、その女性の娘こそ、次男の婚約者でした。彼女は母親を苦しめたジェンキンスへの復讐を望み、この家に入り込んでいたのです。

次男が結婚したいと願っていた相手に、そんな事情があったなんて。母親が追い出された後のことを思うと、娘の恨みも簡単には責められません。

ジェンキンスを殺した犯人は、この婚約者です。母親にしたことへの恨みから、実の父親でもあるジェンキンスを手にかけました。

つまり、彼女と次男は、父親が同じきょうだいだったのです。彼女は復讐のために、異母兄にあたる相手と婚約していました。

しかし、次男への気持ちまで、すべて偽りだったわけではありません。彼女は次男と関わるうちに、本当に彼を大切に思うようになっていました。

家族の中で誠実だった次男を利用したことについて、彼女自身も後悔を認めています。それでも、母親のための復讐を捨てられなかったのでした。

財産より彼女を選ぼうとした次男は、この事実をどう受け止めればいいの? 本当に好きになったと聞いても、二人の関係がつらすぎます。

この事件では、ジェンキンスの母親も殺されます。こちらを手にかけたのは執事で、主人を殺した婚約者の正体を守るためでした。

執事には、かつて彼女の母親を守れなかったという後悔がありました。ほかにも、主人から被害を受けて妊娠し、解雇された女性たちを助けられずにいたのです。

長年抱えていた罪悪感から、執事は今度こそ娘を守ろうとします。そして、そのために自分も人を殺してしまいました。

母親を守れなかったことを、ずっと悔やんでいたんですね。でも、娘をかばうために殺人までしてしまうのは、やっぱり悲しいです。

主人を殺した婚約者と、その正体を守るために主人の母親を殺した執事。二つの殺人には、この家で女性たちが受けてきた仕打ちが深く関わっていたのでした。

刑事マードックの捜査ファイル シーズン4第4話「愛憎の館」の感想まとめ

一番残ったのは、婚約者が次男を利用したことを後悔していたところです。次男を本当に大切に思うようになっていたと分かると、余計につらくなりました。

次男は、父親に反対されても彼女と結婚しようとしていました。相続を失ってもいいとまで思っていたのに、婚約の始まりが復讐だったなんて、きつかったです。

彼が屋敷の人たちと同じように横暴な人なら、ここまで苦しくなかった気もします。使用人にも配慮できる人だったから、彼まで巻き込まれたことが悲しい。

そして、ジェンキンスのしたことには、最後までイライラしました。被害を受けた女性を「ふしだら」だと責めて解雇するなんて、あまりにも身勝手です!

家族も事情を知っていたというのが、嫌でした。追い出された女性たちの側に立つ人が、この家にいてほしかったです。

執事の後悔も重かった。守れなかった女性の娘が戻ってきたことで、今度は何とかしたいと思った気持ちには、うなずいてしまいました。

それでも、主人の母親を殺して娘をかばうところまで行ってしまったのは残念です。娘を助けようとした執事にも、別の道があってほしかった。

オグデンとの再会はうれしい場面でしたが、フランシスの退職には後味の悪さが残ります。マードックが喜んでいるそばで、自分の仕事場に居場所がなくなったように思えたら、腹も立ちますね。

でも、やっぱり思い返すのは次男です。財産を失っても婚約者と結婚しようとしたあの人に、父親の罪まで背負わせるような結末がつらかったです。

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