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クルミットです♪
今回は、木につるされた兵士の遺体から始まるお話です。痛ましい姿で見つかったのに、軍は捜査に協力してくれません。
仲間が殺されているのだから、犯人を見つけたい気持ちは同じであってほしいですよね。ところが、マードックたちが調べるほど、軍との関係は険しくなっていきます。
そして気になるのが、兵士たちの間で交わされていたお金の約束。最後まで生き残った一人が、ほかの仲間の投資分まで受け取れるというものだった。
それだけでも嫌な予感がするのに、同じ部隊には原因不明の症状で入院している兵士もいました。亡くなった人と、病院にいる人。その両方に、南アフリカでの出来事がつながってきます。
それでは41話を一緒に見ていきましょう!
刑事マードックの捜査ファイル シーズン4第2話「兵士の犠牲」のあらすじ
暗い森の中で、一人の兵士が誰かを追っています。しかし、追われていた相手に見つかり、自分のほうが襲われてしまいました。
その後、犬の散歩をしていた人が、木につるされた兵士の遺体を発見します。頭は後ろを向くほどねじられており、ひどい殺され方だった。
捜査にあたるのは、ウィリアム・マードック刑事。被害者がカナダ軍の兵士だとわかり、軍への聞き込みを進めようとします。
ところが、カナダ軍の大佐は非協力的です。兵士の死を調べたい警察と、協力を拒む軍の間で、捜査は難航していました。
あんな姿で見つかった兵士のことを思うと、この態度はつらいです。まずは調べさせてほしい!
そんな中、別の兵士も殺されます。今度の遺体は、誰なのかわからなくするために顔を切り裂かれていた。
最初の殺人だけでも残酷なのに、二人目まで。マードックは、何者かが兵士たちを狙っていると考え、所属部隊を調べていきます。
フランシス博士とジュリア・オグデン博士も、犠牲者たちの間にあるつながりを発見。別々に見えた死が、同じ中隊へと結びついていくのです。
調べると、兵士たちはイギリス軍から派遣された少佐のもとで、同じ分隊に所属していました。少佐は彼らに、コマンド戦術と呼ばれる新しい戦い方を教えていたのです。
機動力を生かして戦う部隊をつくるための訓練。その訓練を受けた兵士たちが、次々と殺されていました。
同じ分隊の仲間が狙われているなんて、残っている兵士も落ち着かないですね。軍はどうして、ここまで捜査を嫌がるの?
そして、マードックは兵士たちの金銭上の取り決めを知ります。仲間のうち、最後まで生き残った一人が、ほかの全員の投資分を受け取る契約でした。
これは「トンチン契約」と呼ばれるもの。この兵士たちの場合、ほかの仲間が亡くなれば、最後の一人にお金が集まる仕組みです。
そうなると、仲間を殺す動機がお金だった可能性も出てきます。マードックが疑いを向けたのは、数か月前に部隊を辞めた元兵士でした。
最後の一人に全部渡るなんて、仲間同士でそんな約束をするの? 契約の話を聞いただけで、嫌な気持ちになりました。
しかし、この事件は投資金の取り分だけでは説明できません。同じ分隊のほかの兵士たちが、原因のわからない症状で入院していたからです。
殺された兵士たちと、病院にいる兵士たち。マードックは、彼らがその年の初めに南アフリカで行った訓練へと目を向けます。
現地で何かの病気にかかった可能性もありました。ところが、調べてわかった原因は、南アフリカでうつった病気ではありません。
兵士たちを苦しめていたのは、メタンフェタミンという覚醒剤の激しい離脱症状だった。薬が体から抜けたことで、深刻な不調が起きていたのです。
少佐は、戦闘中の持久力を高めるために、部下たちへこの薬を使わせていました。兵士を長く戦わせるための薬が、彼らの心身を壊していたとわかります。
病気だと思っていたら、使わされていた薬が原因だったなんて。そこまでして兵士を戦わせようとする少佐には、腹が立ちます!
そして、南アフリカで起きた出来事も明らかになっていきます。少佐とその分隊は、イギリス人の民間人が暮らす集落を襲っていました。
それだけでもひどい話なのに、彼らはその襲撃をボーア人の民兵の仕業に見せかけていたのです。民兵とは、正規軍とは別に武装して戦う人たちのこと。
自分たちでイギリス人を襲い、その責任を相手に押しつける。少佐の狙いは、ボーア人への反感をあおり、戦争を始める口実をつくることでした。
少佐たちはその後、正式な許可を受けずに、ボーア人の民兵への攻撃も行っています。訓練先での出来事には、そんな偽装工作まで隠されていました。
守るべき民間人まで襲っていたことが、きつかったです。大義があるように振る舞われても、これは受け入れられない!
ここで、兵士たちが殺されていた理由もつながります。連続殺人の犯人は、この偽装工作を知っていたために、少佐とその部下たちから命を狙われていた人物だったのです。
兵士たちは狙われる側であると同時に、秘密を知る人物を追う側でもありました。森で兵士が誰かを追っていた出来事も、この追跡につながってきます。
投資金をめぐる疑いも浮かんだ捜査は、軍の中に隠された行為へとたどり着きます。そして、警察と軍の対立も厳しくなっていきました。
トーマス・ブラッケンリード警部は、協力しない大佐に対し、捜査妨害で逮捕することも辞さない態度を取ります。相手が軍の大佐でも、引き下がりません。
ここで大佐に強く出てくれるブラッケンリードは頼もしい! マードックたちだけで、この壁を越えるのはしんどいです。
一方、少佐は自分の行いを、大英帝国のためだったと正当化します。兵士に薬を使わせたことも、民間人への襲撃も、その言い分で済ませようとしているのです。
ブラッケンリードは、少佐が受ける処分はごく軽いものにとどまると見ています。真相がわかっても、十分な罰が与えられるとは限りません。
そして終盤、少佐の行いによって正気を失った兵士の父親が、少佐を撃ちます。息子が受けた被害は、父親にも耐えがたいものでした。
父親が少佐を撃つところは、見ていて苦しかったです。息子をあんな状態にされた怒りは、簡単には収まらないですよね。
刑事マードックの捜査ファイル シーズン4第2話「兵士の犠牲」の感想まとめ
いちばん心に残ったのは、正気を失った兵士の父親が少佐を撃つ場面でした。撃ったことを喜ぶ気持ちにはなれず、息子のことを思うと、ただつらかったです。
少佐は大英帝国のためだと言います。でも、薬で体を壊された兵士の家族に、その説明を受け入れてほしいなんて無理があります。
父親にとっては、自分の息子に何をしたのかがいちばん大きいはず。少佐の立派そうな言い分を聞いていると、余計に腹が立ちました。
病院にいる兵士たちの原因が、感染した病気ではなかったことも重かったです。戦う力を上げるために使われた薬で、その後まで苦しむことになるなんて。
無事に戦いを終えられればいい、という話でもないのですね。入院している兵士たちのことを思うと、少佐には一人ずつ向き合ってほしい!
最初は、生き残った一人がお金を受け取る契約が気になっていました。仲間の死で得をする仕組みがあると聞けば、そちらを疑いたくなります。
でも、集落への襲撃までわかってくると、お金の話以上に少佐の行動が引っかかりました。民間人を襲い、別の人たちの仕業にするなんて、巻き込まれた側にはたまったものではありません。
その中で、ブラッケンリードが大佐に捜査妨害での逮捕を持ち出したところは、少し気持ちが晴れました。相手の立場に押されずに踏み込んでくれて、よかった!
それだけに、少佐は軽い処分で済むというブラッケンリードの見方が残ります。あれだけのことがわかった後で、その程度なのかと思うと、もやもやしました。
最後に父親が少佐を撃った場面は、息子の苦しみを思うと、どうしてもすっきりした気持ちでは見られませんでした。
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