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クルミットです♪
今回は、納屋で見つかったウォレンスキーの遺体から、電気自動車をめぐる事件へと話が広がります。
速く走れる車ができても、それだけでは売り出せない。開発のお金や会社の株が絡み、車を作った発明家が追い詰められていくのがつらかったです。
マードックが犯人を捕まえても、すっきり喜べない結末が待っていました。
それでは58話を一緒に見ていきましょう!
刑事マードックの捜査ファイル シーズン5第6話「明日への投資」のあらすじ
暗い田舎道を歩いていたチャルマーズ夫人の前に、突然、青白い光が現れます。その光は、ものすごい速さで移動していきました。
驚いた夫人は助けを求め、雇い主のウォレンスキーの納屋へ。ところが中には、屋根を支える木材から吊るされた彼の遺体があったのです。
怖くて逃げ込んだ先で、こんなものを見つけるなんて。チャルマーズ夫人には気の毒すぎる夜でした。
ウィリアム・マードック刑事とジョージ・クラブツリー巡査が、事件を調べます。当初は自殺にも見えましたが、検視を担当した医師は、首を絞められて殺されたと判断しました。
遺体を吊るしたのは、自殺に見せかけるためだったのです。チャルマーズ夫人からは、ウォレンスキーが男性と口論していたという証言も出てきます。
ウォレンスキーは、多くの特許を持つ発明家でした。亡くなる前には、ニッケルとカドミウムを使う新しい電池を開発していたとわかります。
そして捜査で浮かんだのが、彼と組んで電気自動車を開発していた人物。街へ戻ってきたこの発明家に、マードックは疑いを向けるのでした。
その電気自動車は、小型ながら時速約80キロを超える速さで走れます。発明家は車を世に広めるため、出資してくれる人を探していました。
目指しているのは、会社の株を広く売り出すことです。そこで集めたお金を、車の製造や販売に使う計画でした。
しかし本人は、誰かがこの計画を邪魔していると訴えます。競争相手となるガソリン自動車の開発者も、街に来ていたのです。
そこまで走れる車ができているなら、売り出すところまで進んでほしい! 共同開発者を失ったうえに疑われるなんて、落ち着いていられませんね。
一方、トーマス・ブラッケンリード警部は、妻の夜の外出が気になっていました。妻が本当のことを話していないと知り、クラブツリーに調べるよう頼みます。
クラブツリー、事件だけでも忙しいのに、警部の家庭の心配まで引き受けるの? 上司からの頼みだと、断りにくくて困りますよね。
電気自動車とガソリン自動車のレースが近づく中、会社の株をめぐる動きも明らかになります。
クラブツリーが調べたところ、出資者4人は、すでに持ち株をひとりの投資家へ売っていました。投資家は会社の45%の株を集め、経営を握ろうとしていたのです。
株は、お金を出した証しであると同時に、会社の方針を決める力にも関わります。車を作った本人でも、株を買い集められると経営を支配されかねません。
投資家は、発明家には夢を追うだけでなく、利益を考える経営者が必要だという考えでした。
ウォレンスキーにも、最初は5万ドルで株を売るよう持ちかけています。断られると10万ドルに引き上げ、今度は検討するという返事を得ていました。
投資家は、その話を発明家も知っていたと考えているようです。マードックにとっては、共同開発者を殺す動機につながる話でした。
発明家には、事件の夜、出資者たちとの夕食会に出ていたという説明があります。しかし夕食会は午後7時半に終わり、その後の姿を見た人はいません。
速い電気自動車を使えば、午後8時までにウォレンスキーの家へ行ける。マードックは、移動にかかる時間からも犯行が可能だと考えます。
車の速さまで疑いの理由になるとは! 発明家を応援したいけれど、夕食会のあとを確かめられないのは困りました。
そしてレースでは、電気自動車が勝利を収めました。マードックは発明家を祝福しますが、その直後、ウォレンスキー殺害の容疑で逮捕します。
勝った直後に逮捕はつらい! 速さを証明できたばかりなのに、少しも喜ぶ時間がないのが気の毒だった。
警察署へ連れてこられた発明家に、ウォレンスキーの息子が迫ります。父親の株を投資家へ売り、発明家を破滅させるつもりだと告げるのでした。
マードックは、株の買い取り話を知っていたか尋ねます。発明家は答えず、自分には夕食会というアリバイがあると主張しました。
しかしマードックが問題にしているのは、夕食会が終わったあとの時間です。出席していたことだけでは、疑いは晴れません。
そんな中、クラブツリーの調べで、投資家の別のつながりが判明します。彼が社長を務める持ち株会社は、競争相手のガソリン自動車会社にも出資していたのです。
ガソリン車の開発者から話を聞くと、投資家は以前、石油業界の団体で働いていたとわかりました。
ガソリン車が増えれば、燃料となる石油も必要になります。石油業界にとっては、電気自動車よりガソリン車が広まるほうが都合がよかったのです。
電気自動車の会社を買おうとしていた人が、競争相手にもお金を出していたなんて。株を集める目的がわかってくると、腹が立ちます。
マードックは、会社の支配権を狙う投資家について、発明家に尋ねます。すると発明家は、自分の電気自動車で警察署から逃げ出してしまいました。
マードックが走って追いかけるうちに、車の電池が切れます。発明家は銃を手にし、ウォレンスキーの弁護士事務所へ向かうのでした。
追いついたマードックに銃を向け、電気自動車をつぶそうとする相手を止めなければならないと訴えます。
事務所には、ウォレンスキーの息子と投資家がいました。発明家が息子を撃ちそうになったところで、マードックがつかみかかり、銃を落とさせます。
会社を奪われたくない気持ちはわかるけれど、銃は下ろしてほしい! ここで誰かを撃ってしまったら、それこそ取り返しがつきません。
落ちた銃を拾った投資家は、それをマードックに渡しました。そのとき、彼が吸っている葉巻の銘柄にマードックが気づきます。
投資家は、事件の夜にウォレンスキーの家へ行ったと認めます。ただし、会ったのは父親ではなく息子のほうだったのです。
息子から父親を説得してもらい、株を売らせようとしていました。しかし父親は売却を拒み、親子は口論になります。
ウォレンスキーを殺したのは、その息子でした。株を売って得られるお金のために、父親の命を奪ったのです。
お金のために父親を殺して、その罪で捕まった発明家には破滅させると告げていたなんて。あの警察署での態度を思うと、ますます腹が立ちました。
息子は逮捕されます。しかし彼は、すでに父親の株を売り渡す書類に署名していました。
株は投資家と石油業界側の手に渡り、会社の株を広く売り出す計画も中止に。発明家は会社を奪われ、電気自動車を売り出す道を閉ざされてしまうのでした。
刑事マードックの捜査ファイル シーズン5第6話「明日への投資」の感想まとめ
一番残ったのは、息子が逮捕されても、売られた株が戻らないという結末です。犯人がわかったところで少しほっとしたのに、発明家の会社は救われませんでした。
レースで勝った車なのに、売り出すこともできなくなるの?
ここは、どうしても納得したくなかった。
投資家が欲しがっていたのは、車を作る発明家との協力ではなく、会社を動かす権利だったのですね。発明家の手を離れた途端、計画を止められてしまうのがつらいです。
もちろん、発明家が銃を持ち出したときは止まってほしかった! マードックが間に入ってくれて、そこはほっとしました。
ただ、共同開発者を殺したと疑われ、会社まで失いそうになった彼が、必死になる気持ちはわかります。レースに勝ったときだけでも、安心して喜ばせてあげたかった。
そして、ウォレンスキーの息子には最後まで腹が立ったままです。父親を殺した本人が、疑われている発明家に会社をつぶすと告げていたのだから、ひどすぎます。
マードックは犯人を捕まえてくれた。それでも、株を手にした投資家が電気自動車の計画を止められてしまう結末は、本当に悔しかったです。
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