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クルミットです♪
今回は、女子寄宿学校で暮らすエイミーが、噴水で遺体となって見つかります。首には噛まれたような傷があり、体からは大量の血が失われていました。
小説『ドラキュラ』が話題になっているなか、吸血鬼の仕業だと考えるクラブツリー。少女たちも、夜に会う謎の男性に夢中になっていたんです。
怖い噂の向こうで、学校の友達関係までこじれているのが気になる今回。ここからは事件の結末にも触れていきます。
それでは50話を一緒に見ていきましょう!
刑事マードックの捜査ファイル シーズン4第11話「吸血鬼との密会」のあらすじ
夜中、森を走っていた女子学生のエイミーが、噴水に顔を伏せるように倒れ込みます。そのそばには、追ってきた人影がありました。
その後、エイミーは学校の敷地内にある噴水で、溺死体となって発見されます。彼女は夜中に寮を抜け出していました。
体には引っかき傷があり、寝間着の背中には靴で踏まれたような跡も残っています。ウィリアム・マードック刑事は、彼女の死について調べ始めます。
学校の敷地内でこんなことになるなんて、つらいです。背中の跡まで気になってしまう。
エイミーが通っていたのは、生徒たちが寮で生活する女子寄宿学校です。マードックが部屋を調べると、彼女に思いを寄せる相手の存在が日記からわかります。
ほかの生徒たちの話では、エイミーは何度も夜中に寮を抜け出し、男性と密会していたとのこと。亡くなった夜だけの外出ではなかったんですね。
そして、ジュリア・オグデン医師による解剖で、気になることがわかります。エイミーの血液にはアルコールとアヘン系の薬物が含まれ、大量の血も失われていました。
首には、何かに噛まれたような傷まで見つかります。
血を抜かれたうえに溺れていたなんて、エイミーに何があったの? 首の傷も、ただのけがでは済ませられません。
ここで吸血鬼の犯行だと考えたのが、ジョージ・クラブツリー巡査。当時は、小説『ドラキュラ』が評判になっていました。
墓からよみがえり、生きた人間の血を吸う存在。女性を引きつける特別な力もあるという吸血鬼の話が、今回の事件にぴったり重なると考えたようです。
クラブツリー、そこで吸血鬼に結びつくんだ! 本の話と事件がつながって、すっかり本気になっています。
マードックは、もっと現実的な説明を探します。一方、トーマス・ブラッケンリード警部も、吸血鬼という話には納得しません。
そんななか、エイミーの同級生が警察署を訪ねてきます。彼女は、別の生徒も同じ男性に会っているとマードックに知らせました。
調べてみると、エイミー以外の少女たちの喉にも、刺されたような傷があります。少女たちは、学校に関わる一族の霊廟で吸血鬼に会ったと話します。
霊廟というのは、亡くなった一族の人たちをまつる建物です。そんな場所での密会が、少女たちの間では恋の話になっていました。
首に傷が残っているのに、相手に夢中な子がほかにもいるのが怖い。本人たちが会いたがっているぶん、止めるのも難しそうです。
マードックは、吸血鬼を装った人間の可能性を考えます。しかし、新聞記者は吸血鬼の話に飛びつき、記事にしてしまいます。
クラブツリーも、学校に関わる一族の歴史を調べ、吸血鬼とのつながりを考え続けます。噂だけで片づける気はありません。
新聞まで吸血鬼の話を広めるのは早いよ! エイミーに何が起きたのか、まずそこを確かめてほしいです。
一方、マードックとオグデンは、仕事だけの関係を保つことに苦労しています。事件を通じて血や恋愛の話に触れるうちに、二人の間にある気持ちも落ち着かなくなっていくのでした。
事件の相談をしていても、相手をただの仕事仲間として扱いきれない二人です。
マードックとオグデンのこういうところ、見ていて少し切なくなります。気持ちが残っていたら、仕事だからと簡単には割り切れないですよね。
学校では、別の少女も襲われます。吸血鬼との恋に胸を弾ませる話の陰で、生徒たちが傷つく事態が続いていました。
そして、エイミーと、警察署を訪ねてきた同級生との関係もわかってきます。その少女は、エイミーが入学したばかりで心細くしていたころ、友達になってくれた相手でした。
ところが、エイミーは吸血鬼に「選ばれた」ことで、生徒たちの間で人気者になります。周囲から注目されるようになると、友人への態度まで変わってしまったんです。
エイミーは、自分を支えてくれた少女を、ほかの生徒たちの前で辱めるようになっていました。
最初に仲よくしてくれた子に、それはひどいよ! 心細いときにそばにいてくれたことまで、忘れてしまったみたいで悲しくなります。
その友人の少女は、ほかの生徒たちのように吸血鬼から選ばれてはいませんでした。彼女はマードックに好意を寄せるような様子も見せます。
ただ、その態度が素直な恋心だったのか、捜査から目をそらさせたかったのかは、はっきりしません。
やがて、一族の過去と、輸血に関わっていた医師の存在が事件を解く手がかりになります。輸血は、血液を体に補うための治療です。
吸血鬼だと思われていた青年は、血が止まりにくくなる病気、血友病を患っていました。彼の治療をしていた医師が、少女たちから採った血を輸血に使っていたのです。
その治療のために、少女たちから血を奪っていたの? 病気で苦しむ青年には気の毒だけれど、医師のやっていることには腹が立ちます。
青年は祖父とよく似た顔をしていて、祖父も同じ病気を患っていました。クラブツリーは、その似た姿から、昔から生き続けている同じ吸血鬼だと考えていたのでした。
首の傷と失われた血には、人間の手による事情がありました。しかし、エイミーを溺れさせた犯人は、血を採っていた医師とは別にいます。
冒頭でエイミーを追っていた人物は、彼女を傷つけようとしていたわけではありません。むしろ、噴水に倒れ込んだ彼女を水から助け出していました。
その人物が立ち去ったあと、別の人間がエイミーを溺れさせていたのです。
あの人影は、助けてくれた相手だったんですね。一度は水から出してもらえたと知ると、そのあとの出来事が余計につらい。
エイミーの命を奪ったのは、入学したころに彼女と友達になった同級生でした。警察署を訪れ、ほかの生徒と男性の密会を知らせた、あの少女です。
かつて親しくしていたエイミーに裏切られ、みんなの前で辱められたことが、犯行の背景にありました。
吸血鬼に選ばれて人気者になったエイミーと、彼女に傷つけられた友人。その二人の間で、取り返しのつかないことが起きていたのでした。
あの友人が犯人だったとわかると、学校の話を聞いていたときの気持ちまで変わってしまいます。傷ついていた子が、エイミーの命を奪っていたのがきつかった。
刑事マードックの捜査ファイル シーズン4第11話「吸血鬼との密会」の感想まとめ
いちばん残ったのは、エイミーが一度は噴水から助け出されていたとわかるところです。追ってきた人影を疑っていたので、そこでまず驚きました。
そのまま助かってほしかった。あとから友人に溺れさせられたと知ると、最初の噴水の場面がつらくなります。
エイミーが友人にしたことにも、かなり腹が立ちました。人気者になった途端、最初に仲よくしてくれた子をみんなの前で傷つけるなんて、嫌な変わり方です。
友人の少女が傷ついたことはわかるんです。でも、エイミーが殺されたとわかってからは、その少女に寄り添いたくても言葉が止まってしまいました。
血を採っていた医師にも、もやもやが残ります。治療を必要とする青年がいても、少女たちをこんな目に遭わせていいことにはならないです。
クラブツリーの吸血鬼説には、少し笑ってしまいました。祖父にそっくりなら同じ吸血鬼かもしれない、というところまで真剣なのがクラブツリーらしい!
ただ、少女たちまで吸血鬼との密会に夢中だったので、彼だけが突飛な話をしているわけでもなかった今回。マードックが人間の仕業として調べ続けてくれて、ほっとしました。
それでも最後に戻ってくるのは、エイミーと友人のことです。入学したばかりの心細いエイミーに手を差し伸べた少女が、最後にはその命を奪っていたのが、どうしても悲しかった。
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