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クルミットです♪
修道院の土の中から見つかった、神父の遺体。捜査に向かったウィリアム・マードック刑事を待っていたのは、長く消息がわからなかった妹スザンナとの再会でした。
ようやく会えた兄妹ですが、事件の話になると意見がぶつかってしまいます。修道女たちを信じる妹と、疑わしい点を確かめようとする兄。二人とも真剣なので、間に入る言葉が見つかりません。
天使から言葉を聞くというシスター・キャサリンも、捜査の鍵を握っています。今回は事件の結末まで触れていきますね。
それでは49話を一緒に見ていきましょう!
刑事マードックの捜査ファイル シーズン4第10話「神の声」のあらすじ
修道院で神父の遺体が見つかり、マードックが捜査に訪れます。そこで再会した妹スザンナは、修道院長になっていました。
亡くなった男は、修道女たちの告解を聞くために訪れていた人物。告解とは、自分の罪を神父に打ち明けることです。
男は別の町へ向かう予定だったと、スザンナは説明します。しかし、敷地を調べても、外部から誰かが侵入した形跡はありません。
修道院の中にいた人間が疑われる状況です。スザンナは、修道女たちに人殺しなどできるわけがないと譲りません。
やっと会えた妹と、こんな話をすることになるなんて。マードックもつらいですよね。
ジョージ・クラブツリー巡査の調査で、男が名乗っていた神父の身元に疑いが出てきます。所属していたはずの町に、該当する神父の記録がなかったのです。
そして、ジュリア・オグデンの検視で恐ろしいことが判明しました。男は二度頭を殴られ、そのうち一度はシャベルによる打撃を受けていましたが、埋められた時にはまだ生きていたのでした。
土をかけられた時には生きていたなんて、きついです。殴った時点で亡くなっていたと思いたかった。
その後、男の本当の身元もわかります。神父を装っていた、過去に犯罪歴のある男だったのです。
一方、スザンナも被害者が偽物だとマードックに伝えます。そのことを教えてくれたのは、天使と交信するというシスター・キャサリンでした。
キャサリンは寝床で過ごしており、天使から事件について聞いたと話します。スザンナはその言葉を信じ、殺人には悪魔が関わっていると主張するのでした。
マードックとクラブツリーが、キャサリンの示した庭を調べると、十字架と空のブリキ箱、血の跡が見つかります。事件の起きた場所を、彼女は確かに知っていたのです。
寝床から出られない人が、庭の出来事を知っているの? ここはマードックと一緒に引っかかりました。
マードックはキャサリンの関与を疑います。しかし、スザンナによれば、彼女は自ら食事も水も断ち、寝床を離れられないほど衰弱していました。
神が殺人捜査に直接手を貸すという話に、マードックは納得できません。スザンナは、神が何を優先するか人間にはわからないと反発します。
キャサリンに質問しようとしたところ、彼女は発作を起こしてしまいました。その後、マードックが彼女の寝床に腰を下ろすと、自分の信仰を問いかける女性の声が聞こえます。
声の通り道は、寝床のそばにあった穴でした。そこは排水管につながっており、庭で交わされた会話が管を通って部屋まで響いていたのです。
クラブツリーたちと確かめたマードックは、スザンナにも仕組みを示します。キャサリンが天使の声だと思っていたのは、実際に庭にいた人たちの声だったのでした。
声は本当に聞こえていたんですね! キャサリンが全部作り話をしていたわけではなくて、少しほっとしました。
そうなると、彼女が聞いた言葉は事件を解く手がかりになります。マードックは、その内容をたどっていきます。
一方、被害者の昔の知人が、今は市内で神父をしていることも判明しました。その神父には不確かなアリバイがあり、教会へ千ドル近い寄付もしていました。
神父は昔の付き合いを認めますが、長く被害者とは会っていないと説明します。マードックは彼を逮捕しました。
すると、スザンナが署を訪れ、自分が男を殺したと申し出ます。知人の神父は無実だと言い張るのです。
けれども、彼女の話には合わない点がありました。埋める前に脈を確かめ、死んでいることを確認したという説明は、検視の結果と食い違っていたのです。
スザンナ、自分が犯人になるつもりだったなんて! 守りたい相手がいても、そこまで背負わないでほしいです。
マードックは、キャサリンが聞いた言葉を調べ直します。そして、十字架の呼び方から、修道院にいる英国国教会の修道女に注目しました。
英国国教会は、カトリックとは異なるキリスト教の教派です。キリスト像のついた十字架をどう呼んだかが、人物を絞る手がかりになりました。
その修道女を問いただすと、一緒にいた別の修道女が口を開きます。厨房から出たところ、男が相手を性的に襲おうとしていたため、シャベルで殴ったというのです。
襲われた側の修道女も、自分が石の天使像で男の頭を殴ったと認めます。二人は男が死んだと思い込み、遺体を埋めていました。
予定どおり旅立ったと思われれば、発覚しないと考えたのでした。助けに入った修道女から告白を受けたスザンナは、二人をかばっていたのです。
助けようとして手を出したと聞くと、責める言葉が出てきません。でも、生きたまま埋められたことは重すぎます。
ただ、マードックには疑問が残ります。二人が助けを呼ばず、遺体を隠すところまでした理由が、まだはっきりしません。
そこへ届いた被害者の犯罪記録に、襲われた修道女と知人の神父につながる情報がありました。修道女は、被害者のかつての恋人だったのです。
昔、彼女に思いを寄せていた知人の神父は、被害者を警察に告発していました。被害者が五年間服役すれば、彼女の気持ちが自分に向くと期待していたのでした。
しかし、彼女は被害者を愛していました。思いがかなわなかった知人は町を離れ、神父になったといいます。
好きになってほしくて、恋敵を刑務所へ送ったの? その話を聞くと、神父への見方も変わってしまいます。
出所した被害者は、盗みから強盗へと犯罪を重ねました。元恋人も行動を共にし、千ドルを奪った事件の後、彼女と金の行方がわからなくなっていたのです。
彼女は被害者から暴力を受け、逃げ出していました。そして、以前自分を思ってくれていた神父を頼ります。
今度は彼を愛するようになり、神父も結婚を望んでいました。結婚できるよう聖職の誓いを解いてほしいと、教皇に手紙を出していたほどです。
ところが、被害者が彼女の居場所を突き止めます。神父のふりをして現れ、告解室の向こう側から、奪った金を要求したのでした。
彼女は金を渡そうとしました。しかし、隠してあった箱は空になっていました。
嘘をつかれたと思った男は、彼女を殺そうとします。そこへ別の修道女が助けに入り、シャベルで殴ったというのが、実際の流れです。
性的に襲われたという説明は、元恋人の修道女が作った話でした。過去の関係を知られたら、遺体を隠すのを手伝ってもらえないと考えたのです。
暴力から逃げた先まで追ってきて、金を出せなんて腹が立ちます! でも、助けてくれた修道女に嘘をついたこともつらい。
消えた金を持ち出していたのは、知人の神父でした。罪の意識を軽くしようと、教会へ寄付していたのです。
彼女はそれを聞いて怒ります。金が残っていれば渡して済んだのに、という思いでした。
寄付する前に、彼女に話してほしかった! 空の箱を前に男から襲われた彼女には、たまらない告白です。
そして終盤、スザンナは治る見込みのない病を抱えていると明かします。事件を通して再会した兄妹に、別れの不安まで訪れてしまいました。
刑事マードックの捜査ファイル シーズン4第10話「神の声」の感想まとめ
いちばん胸に残ったのは、最後にスザンナが病気を明かしたところです。長く会えなかった妹と再会できたのに、もう時間を心配しなければいけないなんて。
事件の間は、スザンナの頑固さにも少し困りました。キャサリンを疑う兄への反発も強くて、もう少し話を聞いてあげてほしいと思った場面もあります。
でも、自分が殺したと言いに来た時は、そちらのほうが心配になりました。修道女たちを守るために、自分の人生まで差し出してしまうのは見ていて苦しかったです。
金を寄付した神父にも、すっきりしません。本人は罪を償いたかったとしても、彼女は金がなくなったことを知らずに被害者と向き合っていたのですから。
そして、助けに入った修道女のことも残っています。暴力を止めようとしたところから、事情を隠されたまま埋葬にまで関わってしまったのがつらかった。
排水管を通って届いた声の正体には納得できましたが、最後の病気の告白には気持ちが追いつきません。兄に病を打ち明けたスザンナに、もう少し長く一緒に過ごしてほしいと思ってしまいました。
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