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クルミットです♪
今回は、大きなお屋敷で起きた転落死から始まります。ところが、使用人たちが恐れているのは、生きている誰かではなく、半年前に亡くなった弟の幽霊でした。
そんな場所へ泊まり込むことになるマードックたち。事件の調査だと分かっていても、夜まで屋敷に残るなんて落ち着きませんね。
そして、幽霊騒ぎの奥にあったのは、弟が兄たちから受けてきたひどい仕打ち。怖さだけでは済まない、胸の痛くなるお話です。
ここからは犯人と結末にも触れながら、それでは36話を一緒に見ていきましょう!
刑事マードックの捜査ファイル シーズン3第10話「呪われた屋敷」のあらすじ
裕福な一家の屋敷で、暮らしていた三兄弟の一人がバルコニーから転落して亡くなります。ウィリアム・マードック刑事は、自殺と他殺の両方を考えて捜査を始めました。
当時、兄弟の一人は屋敷の中におり、もう一人は仕事の打ち合わせへ向かう途中でした。まずは、身近な人たちの動きを確かめる必要があります。
しかし、屋敷のメイドから出てきたのは、呪いの話でした。この家にはブードゥーの呪いがかけられているというのです。
ここでいうブードゥーは、霊や呪術と結びつけて語られている信仰のこと。屋敷で働く人たちは、今回の死もそのせいだと恐れていました。
人が亡くなったばかりの家で呪いの話まで出てきたら、私なら一人で廊下を歩くのも嫌です!
実は、この家にはもう一人、母親の違う弟がいました。その弟は半年前、兄たちへの恨みを遺書に残して自殺したとされていたのです。
そして最近、使用人たちは死んだ弟の姿を何度も目撃していました。一人だけの見間違いでは済ませにくい話になっています。
転落した兄が、弟の名前を叫ぶ声を聞いた使用人もいました。亡くなる直前に、その弟の姿を見ていたとも受け取れる状況です。
ただ幽霊を見たというだけでも怖いのに、亡くなった兄まで弟の名前を呼んでいたなんて。屋敷に残る人たちが怯えるのも分かります。
この一家では、以前から不審な死が続いていました。使用人たちにとっては、今回だけ突然持ち上がった呪いの噂ではありません。
一方、マードックが疑うのは、残された兄弟のどちらかです。兄弟が減れば、残った者が一家の財産を相続できるため、遺産を狙った殺人の可能性を考えます。
死者が復讐しているという話と、財産を巡って生きている人間が争っているという話。捜査では、屋敷の人たちが怖がっている理由も確かめなくてはなりません。
お金が絡むと、身内まで疑わなくてはいけないのがつらいところ。兄弟を亡くした家なのに、誰を信用したらいいのか分からなくなります。
兄弟の中には、弟への仕打ちを悔やんでいる者もいました。弟に取りつかれても当然だというほど、自分たちのしてきたことを重く受け止めています。
そこまで言うからには、弟が残した恨みも小さなものではなかったのです。幽霊の噂を怖がる兄たちには、心当たりがありました。
マードックたちは、幽霊の正体を確かめるため、屋敷に泊まり込みます。そして、警察の側まで幽霊の姿を目にすることになりました。
警察の人まで見てしまうの? 調べる側も同じものを見たら、さすがに落ち着かないですよね。
泊まり込みの捜査中には、第二の事件も発生します。弟の幽霊を巡る騒ぎは、命に関わる出来事へと広がっていきました。
しかし、マードックがたどり着いた真相は、死者による復讐ではありません。自殺したとされていた弟が、実際には生きていたのです。
弟はブードゥーに使われる薬物で死を装い、その後、幽霊になりすましていました。使用人や警察が見た姿には、生きた人間の仕掛けがあったということです。
弟が生きていたことにはびっくり! 亡くなった人だと思い込んでいたら、姿を見ただけで怖くなってしまいます。
弟が狙ったのは、兄たちを恐怖で追い詰めることでした。幽霊の姿を見せ、心臓発作を起こさせたり、自殺へ追い込んだりしようとしていたのです。
実際に、兄が窓の縁へ上がろうとする途中で心臓発作を起こす事態も起きています。怖がらせること自体が、命を奪うための手段でした。
弟の母親は、屋敷で働いていた黒人の使用人です。弟はその出自を理由に差別され、母親の違う兄たちからもひどい扱いを受けていました。
自分の家族からまで傷つけられていた弟。その恨みが、兄たちへの復讐につながっていたのでした。
母親が誰かというだけで、弟につらく当たる兄たちには腹が立ちます。同じ家族なのに、そこまで傷つけなくてもいいのに。
しかも、事件に関わっていたのは弟だけではありません。最後に生き残った兄の妻も、企てに加わっていました。
その兄は、自分がしてきたことによって、弟だけでなく妻までが自分や兄弟を殺そうとするに至ったと気づきます。家族から向けられた恨みを、ようやく受け止めることになったのです。
妻まで関わっていたのは驚きでした! ただ、兄が悔やむ姿を見ても、弟が苦しんでいたときに気づいてほしかったという思いが残ります。
マードックは、別の町にいた弟と共犯者たちを突き止めます。見つかったことに共犯者たちは驚き、弟はマードックの抜け目のなさを恨めしがりました。
幽霊の正体は分かり、人間が起こした事件として真相にたどり着きます。少なくとも、死んだ弟が屋敷を歩き回っていたわけではありませんでした。
一家に続いてきた不幸についても、マードックは説明をつけます。心臓病になりやすい家系であることや、不運が重なったことが理由だと考えたのです。
財産は多くても生きる目的が乏しく、気持ちが沈んでしまうことも、その説明に含まれていました。
マードックの説明を聞いて、ようやく少しほっとしました。正体の分からない幽霊が相手では、安心して眠ることもできませんから。
ところが、最後に不穏な出来事が待っています。メイドが、生き残った兄を模したブードゥー人形を刺すのです。
そして、その兄が心臓発作に襲われます。人形への行為と発作が結びつくような終わり方でした。
兄の生死は分からず、呪いが本当に働いたのかも明らかになりません。幽霊騒ぎが解決した後に、説明のつかない怖さが残りました。
刑事マードックの捜査ファイル シーズン3第10話「呪われた屋敷」の感想まとめ
一番頭に残ったのは、メイドが人形を刺した後、生き残った兄が心臓発作に襲われる最後の場面です。あの人形と発作まで、偶然なの?
マードックが幽霊の正体を突き止めて、こちらも安心しかけていたところでした。最後にそれを見せられると、やっぱりあの屋敷には泊まりたくありません!
兄には心臓病になりやすい家系という事情があります。それでも、人形が刺された直後の発作は嫌な感じが残るんです。
そして、怖さが落ち着いてから思い返してしまうのが、弟のこと。母親の出自を理由に兄たちから差別されていたと知ると、つらかったです。
弟にとって、兄たちは家族なのに自分を傷つける相手だった。そんな人たちと同じ一家に生まれたことが、苦しさにつながっていたのが切ないですね。
死を装ってまで復讐しようとした弟には、もう兄たちと普通に話す気持ちは残っていなかったのかな、と私は感じました。兄の名前を呼ぶのではなく、兄に自分の名前を叫ばせるような再会になったのも悲しい。
弟に取りつかれても仕方がないと悔やむ兄の言葉も、すんなりとは受け取れませんでした。そこまでひどいことだったと分かっているなら、もっと早く弟への接し方を変えてほしかった!
最後に残った兄が、妻まで企てに加わっていたと知るところも重かったです。身近にいた妻が自分の命を狙うほどになっていたことを、事件が起きてから知るのはきつい。
マードックが弟たちを見つけ出したところでは、これで復讐が止まるとほっとしたんです。それだけに、最後の兄が発作に襲われる場面には、もうこれ以上この家で人が倒れないでほしかった、と後味の悪さが残りました。
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