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クルミットです♪
今回は、絞首刑にされた男が死体安置所で息を吹き返すところから始まります。亡くなったはずの人に手首をつかまれるなんて、ジュリアもたまったものではありません。
どうやって絞首刑を生き延びたの?
その仕掛けを調べていくと、死刑執行人が抱えてきた、取り返しのつかない後悔がわかってきます。
判決が出ていても、その男が本当に犯人とは限らない。今回は、処刑された人の無実を後から知るつらさが、ずっと胸に残りました。
犯人と結末まで触れながら、それでは37話を一緒に見ていきましょう!
刑事マードックの捜査ファイル シーズン3第11話「死刑執行人」のあらすじ
判事を殺した罪で、一人の男が絞首刑に処されます。判事は、裁判で判決を言い渡す立場の人です。
男は首に縄をかけられる際、死刑執行人の顔に唾を吐きます。そして刑が執行され、その体は死体安置所へ運ばれました。
検視を担当するジュリア・オグデンは、男の喉に中が空洞になった管を見つけます。すると、男が突然ジュリアの手首をつかみ、そのまま逃亡してしまったのです。
遺体を調べていたら、向こうから手をつかんでくるなんて! ジュリアの仕事には慣れていても嫌なことが多すぎます。
男は喉に金属の管を刺し、空気の通り道を確保していました。ただ、それだけで助かったわけではありません。
処刑に使われたロープにも細工がありました。落下する距離を短くして、首の骨が折れるのを防いでいたのです。
ウィリアム・マードック刑事とトーマス・ブラッケンリード警部は、死刑執行人が逃亡に手を貸したと疑います。処刑の仕組みを知る人物による細工だった。
しかし、その執行人はブラッケンリードの親しい友人でもあります。友人を疑いたくなくても、状況は彼に不利なものばかりです。
ブラッケンリードもつらいですね。よく知る友人だからこそ、なぜこんなことをしたのか聞きたくなります。
執行人は、判事殺しで処刑される男が無実だと確信していました。そのため、男が生き延びられるようにロープを細工したと打ち明けます。
彼には、以前にも死刑囚の無実を感じ取った経験がありました。そのときは刑を執行してしまい、青年が無実だったとわかったのは、処刑が終わった後だったのです。
今度は同じ過ちを繰り返したくない。それが、男を助けた理由でした。
長く死刑執行人を務めてきた彼は、仕事の影響で結婚生活も失っています。酒に頼るようになり、無実の人を処刑したという苦しみまで抱えていました。
無実だと知るのが処刑の後だったなんて、きついです。謝りたくても、その青年はもういないんですよね。
一方、執行人の若い助手は、仕事の話を熱心にする人物です。ジュリアに好意を寄せているようですが、彼女に向かって処刑の話を持ち出し、戸惑わせます。
ジュリアと話したい気持ちはわかるけれど、その話題はやめてあげて! うれしそうに聞ける内容ではありません。
マードックは、逃げた男が有罪になった事件と、以前の青年が処刑された事件を調べ直します。どちらも、人の命に関わる判決が出た事件です。
そのころ、ジョージ・クラブツリー巡査たちは張り込みに当たっていました。お供は、当時まだ目新しかったドーナツ。
一緒にいる巡査は、それを食べながら死ぬなら悪くない、とまで言います。
二人がドーナツを食べているところは、少しほっとしました。ただ、今回ばかりは死ぬ話を気軽にしないでほしいです。
しかし、逃亡中の男はクラブツリーを気絶させ、制服を奪ってしまいます。その制服を使って死体安置所へ入り込み、今度はジュリアを人質に取るのです。
男は、判事を殺していないと訴えます。ジュリアはその主張を、傷の状態と男の体から確かめていきます。
判事を殺したのは、右手で上から振り下ろされた刃物でした。ところが男は、判事から科された重労働で右肩を傷めていたのです。
右腕を、犯行に必要な高さまで上げられない。その体では、判事に残された傷と同じ刺し方ができません。
人質にされているのに、ちゃんと体の状態を見てくれるジュリア。男も、ようやく無実につながる事実を見つけてもらえました!
捜査では、判事の手帳に残された予定も手がかりになります。「午前8時」の約束に見える記載がありましたが、待ち合わせ先の酒場は昼まで開きません。
店主の話では、判事が来たのは午後8時。しかも、女性と一緒だったといいます。
マードックは、午前を表していると思っていた文字が、実は女性の名前の頭文字だと気づきます。時刻の読み違いが解け、判事が会っていた相手へ捜査が進みました。
そして、二つの事件に関わる女性の偽証が問題になります。女性は別名も使っており、その証言によって無実の男たちが死刑へ追いやられていました。
証言を買収していたのは検察官です。検察官は、裁判で犯罪を立証し、有罪を求める側の人物。
殺された判事は、この買収を知って激怒していました。厳しい判決を下す判事でも、嘘の証言で人を有罪にすることは許さなかったのです。
お金を渡して証言させていたなんて! その嘘のせいで青年が処刑されたと思うと、検察官にも証言した女性にも腹が立ちます。
判事を殺した犯人は、その検察官でした。
マードックとブラッケンリードに追及されても、最初は強気です。二人の仕事や立場を潰してやると脅し、自分に捜査の手が伸びるのを止めようとします。
しかし、マードックが犯行を裏づける物的証拠を示すと、態度が崩れていきます。検察官は、犯罪者が無罪になることにうんざりしていたと、自分の動機を語りました。
無罪になるのが気に入らないから、証言まで作らせたの? そんなことで命を奪われた人は、たまったものではありません。
検察官は判事殺しの罪で、絞首刑に処されることになります。刑を前にしても、取り乱した状態が続いていました。
執行を担当するのは、若い助手です。ところが、落下する距離の計算を誤り、ロープが長すぎる状態で刑が行われてしまいます。
その結果、検察官の首が切断されるという、むごい結末を迎えました。
処刑の仕事に熱心だった助手も、この惨状にはおびえます。彼も、死刑囚に苦痛を与えず刑を執行する責任は重く受け止めていたのです。
あの検察官には腹が立ったけれど、この終わり方はきつい。助手が恐ろしくなるのも当然で、見ていてすっきりはできませんでした。
刑事マードックの捜査ファイル シーズン3第11話「死刑執行人」の感想まとめ
死刑執行人が、以前処刑した青年は無実だったと打ち明けるところが、いちばん胸に残りました。今になって間違いがわかっても、その青年を帰してあげられないのがつらいです。
酒に頼っている様子も、ただ飲みすぎだと片づける気にはなれません。仕事で結婚生活まで失い、そのうえ無実の人を自分の手で死なせていた。
だから、今回の男を助けたいという気持ちにはうなずいてしまいました。ロープを細工したと知っても、私はこの人を悪く思えなかったです。
ジュリアが男の右肩から無実につながる事実を見つけた場面には、ほっとしました。男がどれだけ否定しても届かなかった訴えに、ようやく根拠ができたんですね。
ただ、クラブツリーを殴ったり、ジュリアを人質にしたりするのは困ります。助かってほしいと思いながらも、二人にまで危害を加えないで、と落ち着きませんでした。
検察官には最後までイライラします。嘘の証言を用意したうえ、追及されればマードックたちの立場を使って脅すなんて、よくそこまで言えます!
それでも、最後の処刑には言葉が詰まりました。首が切断され、助手までおびえるあの場面を見て、犯人が罰を受けて良かったとは簡単に言えません。
執行人が短くしたロープのおかげで、今回は無実の男が生きて戻れました。あの人が同じ後悔をもう一つ抱えずに済んだことには、心からほっとしています。
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