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クルミットです♪
今回は、発明家が賞を受け取る晴れ舞台で、額を撃ち抜かれてしまう事件です。しかも、マードックがその場にいたというのに、撃った人物が見当たりません。
亡くなったカール・シュライヤーの評判を聞くと、周囲の人が怒るのも無理はないような話ばかり。捜査が進むにつれて、疑われる発明家たちのほうが気の毒になってきました。
結末まで触れながら、歯医者から逃げたいブラッケンリードの様子も振り返ります。
それでは61話を一緒に見ていきましょう!
刑事マードックの捜査ファイル シーズン5第9話「精巧な発明品」のあらすじ
発明家たちが集まる大会で、カール・シュライヤーがイートン賞を受賞します。商品として売れる見込みの高い発明に贈られる賞で、選ばれたのはカールの掃除機でした。
しかし、カールは授賞式を前に、受賞を辞退するよう求める脅迫を受けていました。そのため、ウィリアム・マードック刑事に連絡していたのです。
マードックが会場にいる中、カールは登壇して受賞の挨拶を始めます。そこで額を撃ち抜かれ、命を落としてしまいました。
脅迫の相談までしていたのに、こんなことになるなんて。マードックがそばにいても防げなかったのがつらいです。
捜査でまず問題になるのは、どうやってカールを撃ったかという点。人目のある会場で、撃った相手の姿がわからないのは不思議ですよね。
銃を持った人が見つからないなら、どこから撃たれた?
マードックはほかの発明家の協力も得ながら、発砲の仕組みと、カールを恨む人物について調べていきます。
すると、カールが仲間たちからずいぶん嫌われていたことがわかります。普段から尊大な態度を取り、人の発明のアイデアを自分のものにしていたと非難されていたのでした。
賞をもらった発明家という肩書だけでは、わからなかった一面。周囲には、彼から嫌な目に遭わされた人が何人もいたのです。
自分が苦労して考えたものを持っていかれたら、腹が立ちますよ。おまけに偉そうな態度まで取られたら、仲良くなんてできません!
その一人が、耳の聞こえない女性発明家です。言葉を声にするには苦労があるため、普段は手話でやりとりしています。
彼女は、文字の情報をすぐに送る発明を手がけていました。しかし、カールとの間には、発明への評価だけでは済まない嫌な出来事があったのです。
カールは彼女に言い寄り、断られると、女性としての彼女を侮辱しました。耳が聞こえないことまでからかい、発明についても、既存の株価を伝える機械を作り替えただけだとけなしていたとわかります。
断られた腹いせに、そこまで言う? 耳が聞こえないことを持ち出すあたりで、もうカールにはイライラしました。
彼女は、カールを罵る言葉を声に出すこともあります。普段のやりとりに手話を選んでいる人が、そこでは悪態を口にしてしまうほどだったのです。
別の男性発明家は、カールとけんかになったことを認めます。ただ、互いにけんかが得意なわけではなく、腕を振り回すような争いだったと、気まずそうに説明するのでした。
けんかの説明だけなら少しおかしいけれど、殺人を疑われながら話すのはしんどいですね。カールを嫌っているだけで、みんな怪しく見られてしまう。
そして、カールを撃った仕掛けには、ほかの発明家たちの発明の要素が組み合わされていたことがわかります。いくつもの技術を使って作られた、複雑な装置だったのです。
そこから浮かぶのは、発明家たちが協力してカールを殺したという疑い。彼を恨む理由があるうえ、犯行の装置にも、それぞれの発明とのつながりがあります。
一人の犯行を探していたはずが、複数の発明家に疑いが向くことに。仕掛けを調べるほど、彼らにとって不利な状況になっていきます。
自分の発明が人を殺す装置に使われて、そのせいで自分まで疑われるなんて。作った人にはたまらない話です。
一方、ジョージ・クラブツリー巡査も、発明をお金に換えることに関心を向けていました。マードックの発明品を商品として売り出そうと動きます。
発明の大会で殺人事件が起きている横で、ジョージはマードックの発明に商売の可能性を見つけています。この人は、身近な発明家のこともちゃんと買っているんですね。
ジョージが売り出す側に回るのは、ちょっと見てみたい! マードック本人より熱心になりそうで、ついそちらも気になりました。
その頃、トーマス・ブラッケンリード警部は歯の痛みに悩まされています。ところが、歯医者で抜歯をしてもらうのが嫌で、予約から逃げようとしていました。
そこで部下の巡査に頼み、歯医者に行ったところで、架空の緊急事態を理由に呼び出してもらう作戦を使います。仕事で呼ばれたことにすれば、その場を離れられるというわけです。
警部、そこまで準備する元気があるなら治療を受けて! 怖い気持ちはわかるけれど、歯の痛みは置いていけません。
しかし、ジョージが二人のたくらみに気づきます。そして、その巡査に自分の代わりに逮捕へ向かうよう指示したため、警部を呼び出す役がいなくなってしまいます。
頼りにしていた逃げ道を、ジョージにふさがれたブラッケンリード。事件の捜査とは別のところで、こちらも思ったようには進みません。
部下を使った逃げ道が、別の部下によって使えなくなるとは。歯医者を避けるために人を巻き込んだ警部には、少しだけ笑ってしまいました。
殺人事件のほうでは、捜査に協力する発明家の発明品が、謎を解く手がかりになります。マードックがたどり着いたのは、疑われていた発明家たちの仕業ではないという答えだった。
カールを死なせる装置を仕掛けたのは、カール自身。ほかの発明家たちに殺されたように見せかけた、自殺だったのです。
ここでカール本人だったとわかって、驚くより先に腹が立ってしまった。疑われた人たちを、どこまで苦しめるつもりだったの!
カールには肝臓に腫瘍があり、残された命は数か月でした。病気の痛みから逃れるため、自分で命を絶つことを選んでいたとわかります。
けれど、そのために用意した装置は、ライバルの発明を組み合わせたもの。自分の死に彼らを巻き込み、殺人の罪を着せるための仕掛けでもありました。
以前から人のアイデアを奪っていたカールが、今度は他人の発明を、その持ち主を陥れるために利用していたのです。言い寄るのを断った女性発明家も、罪を着せられる側に含まれていました。
病気で痛かったことは気の毒です。でも、彼女たちに罪をかぶせていい理由にはならない。そこはどうしても、カールに同情できません。
カールの狙いは、発明家たちを殺人犯に仕立て、死刑に追い込むことでした。そして、もしマードックが自殺だと見抜いたとしても、この仕掛けを作った自分の知恵を、周囲に認めさせられると考えていたのです。
疑われた相手が破滅しても、自分の頭脳が認められても、カールにとっては望む結果になる。最後まで、ほかの人がどれほど傷つくかはお構いなしだった。
マードックはその仕掛けを見抜き、発明家たちによる殺人という見せかけを崩します。嫌っていたというだけで罪を着せられずに済んだことには、ほっとしました。
刑事マードックの捜査ファイル シーズン5第9話「精巧な発明品」の感想まとめ
いちばん腹が立ったのは、自殺だと見抜かれても、自分の頭の良さを認めさせられるとカールが考えていたところです。命を落とす仕掛けにまで、人への仕返しと自慢を詰め込んでいたのが嫌だった。
特に、耳の聞こえない女性発明家への仕打ちが引っかかっています。誘いを断っただけで侮辱され、発明をけなされ、そのうえ殺人の罪まで着せられかけるなんて。
彼女がカールに悪態をつくことも、責める気になれません。あれだけ嫌なことをされたら、穏やかに話せなくても無理はないです。
余命が短く、痛みもあったという事情には胸が痛みました。けれど、関係のない人たちの命まで奪おうとしたと知ると、やっぱり怒りが残ります。
だからこそ、マードックが装置の仕組みだけでなく、カール自身の仕業だと見抜いてくれて良かった。発明家たちへの疑いが、そのまま結論にならなくて安心しました。
重たい事件の合間に、歯医者から逃げるブラッケンリードがいて助かりました。ジョージが呼び出し役の巡査を仕事に向かわせてしまうところは、警部には悪いけれど、逃げ道がなくなってちょっとすっきりしました。
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