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クルミットです♪
電話交換手のテスが、電話の向こうで聞いた殺人事件らしき物音。ところが、マードックがその家を訪ねても、人も遺体も見つかりません。
聞き間違いとして片づけるには、落ち着かない始まりです。しかも、その家の部屋は妙にきれいだった。
今回は、この通報から少年たちが関わる窃盗団の実態へと捜査が進んでいきます。亡くなった少年が身につけていた新しい服にも、胸が痛くなりました。
一方、事件を追うテスとクラブツリーには、少しうれしい変化も。重たい事件の中で、二人の距離が近づいていくところにはほっとします。
それでは47話を一緒に見ていきましょう!
刑事マードックの捜査ファイル シーズン4第8話「少年の裏の顔」のあらすじ
電話交換手のテスは、仕事中に若い女性が首を絞められているような音を聞き、警察に通報します。
電話交換手は、電話をかけた人と相手の回線をつなぐ仕事です。その回線を通して、テスは殺人を疑わせる出来事を耳にしたのでした。
ただ、テスには素人探偵を気取るところがあり、以前にも事件だと騒いで空振りに終わったことがありました。今回も、手元に確かな証拠があるわけではありません。
前にも騒いだ人だと、疑ってしまう気持ちはわかります。でも、今度こそ本当だったらと思うと、聞き流してほしくないですね。
ウィリアム・マードック刑事は、電話の住所をたどって家を訪ねます。しかし、そこには誰もおらず、遺体も見当たりません。
テスが聞いたはずの事件と、目の前の部屋の様子がつながらない。そこでマードックが気に留めたのは、部屋がとても清潔なことだった。
誰もいないうえに遺体までないなんて、電話の向こうで何が起きた? テスの話を聞いてからだと、きれいな部屋まで落ち着かなくなります。
何かが残っているから疑うだけでなく、きれいすぎることにも引っかかるマードック。事件があったとすぐに断定はできませんが、この部屋への違和感を捨てずに捜査を進めます。
ここで立ち止まってくれるのがありがたい! 何も見つからなかったから終わり、ではテスも困ってしまいます。
やがて、路上で暮らしていた少年が殺されているのが見つかります。この遺体の発見によって、テスの通報に根拠があったことが裏づけられました。
最初にテスが聞いたのは、若い女性への犯行を思わせる音でした。そして捜査の中で見つかった被害者は、まだ幼い少年だったのです。
ジュリア・オグデン医師が遺体を調べると、少年は首を絞められて亡くなったとわかります。首には特徴のある痕が残っており、絞めるために使われたものが手がかりになります。
テスの訴えが正しかったとわかっても、これでは喜べません。子どもが亡くなっているのは、やっぱりきついです。
オグデンが気づいたことは、首の痕だけではありません。少年は新しい服を着ていたのです。
路上で暮らす少年が、新しい服を身につけている。その暮らしぶりとの食い違いも、捜査で確かめるべき点になります。
その新しい服は、どこで手に入れたもの? 服を見て事情を探る必要があるのはわかるけれど、まずこの子を守ってあげてほしかったです。
少年の体に残された痕と、身につけていた服。マードックたちは、それぞれの手がかりから事件を追っていきます。
一方、テスはジョージ・クラブツリー巡査に好意を寄せるようになります。二人は殺人事件の解決に取り組むうちに、距離を縮めていくのでした。
探偵のように事件に関わりたがるテスは、マードックにとっては少々厄介な存在です。それでも、クラブツリーとテスの間では、捜査を通して親しさが増していきます。
クラブツリーとテスが近づいていくのはうれしい! 事件の話ばかりで気持ちが沈む中、二人のことには少し顔が緩みました。
そして捜査は、亡くなった少年とは別の少年へとつながります。そこからわかってくるのは、子どもたちが窃盗団の一番下の立場にいるということでした。
この一団が狙うのは、住人が旅行や出張で留守にしている家です。家に人がいない間を狙って侵入し、盗みを働いていたのです。
少年たちは、そうした犯罪の仕組みに組み込まれていました。最初の通報から始まった捜査が、計画的に動く窃盗団へと広がっていきます。
留守の家を狙う手口も嫌だけれど、その一番下に子どもたちがいるのがつらい。そんな立場で犯罪に関わらせるなんて、腹が立ちます!
亡くなった少年も、捜査でたどり着いた少年も、事件を知るための大事な存在です。ただ、子どもが関わっているからといって、相手にしている犯罪が小さなものになるわけではありません。
その裏には、手の込んだ犯罪の仕組みがありました。マードックは電話回線を利用し、通話を聞き取るための技術を工夫して捜査に使います。
電話交換手のテスが音を聞いたことから始まった事件で、今度はマードック自身が電話の仕組みを使って相手を追うのです。
電話から聞こえたことが手がかりなら、電話を調べる方法も考える。こういうときのマードックは頼もしいですね!
一方、トーマス・ブラッケンリード警部は、市議会の議席を目指して選挙活動に取り組んでいます。市議会議員は、市の政策や予算などを話し合う立場です。
ブラッケンリードは政治顧問とともに、当選へ向けて動いていました。捜査が進む傍らで、こちらも忙しくなっています。
警部は選挙にも取り組んでいるんですね。事件の捜査と並んで話が進むので、こちらの忙しさにも少し驚きました。
マードックの電話を使った捜査によって、窃盗団の入り組んだ仕組みが明らかになっていきます。そして、その仕組みを守るためなら手段を選ばない殺人犯の存在も。
マードックが回線を探るのは、次の犠牲者を出さないためでもあります。少年の死を調べる捜査は、これ以上の犯行を防ぐことにもつながっているのです。
盗みの仕組みを守るために、人の命まで奪うなんて身勝手です。子どもまで亡くなっているのに、自分の犯罪を続けることしか頭にないのが嫌でした。
刑事マードックの捜査ファイル シーズン4第8話「少年の裏の顔」の感想まとめ
いちばん残ったのは、亡くなった少年が新しい服を着ていたことです。オグデンがそこに気づくところで、首の痕とは違うつらさがありました。
新しい服だけを見れば、悪いことには思えません。それを着ていた子が、亡くなった状態で見つかっているのが悲しかった。
服を手に入れた事情をあれこれ想像するより、まず生きていてほしかったです。路上で暮らしていたと聞くと、なおさら放っておけない気持ちになります。
子どもたちが窃盗団の一番下にいるという話にも、気持ちが重くなりました。盗みに関わっているとわかっても、それだけで突き放せないんですよね。
テスについては、マードックが少々うんざりするのもわかる気がします。事件に首を突っ込みたがる人がいると、捜査する側は大変そうです。
でも、今回はテスが異変を聞き取り、警察に知らせたところから始まりました。以前の空振りがあっても、怖い音を聞いて通報してくれたことには、お礼を言いたくなりました!
そんなテスとクラブツリーが親しくなるところは、素直にうれしかったです。一緒に事件を追いながら距離が近づく二人には、肩の力を抜いて見ていられる感じがありました。
マードックの電話を使った捜査も、この回で好きだったところ。相手が手の込んだ仕組みで犯罪を続けているなら、こちらも調べる方法を工夫する。その行動が頼もしかった!
ただ、最初の家でマードックが気にしたのは、特別な装置がなくても目に入る部屋の清潔さでした。遺体のない家で、その妙なきれいさを気に留めたマードックに、そこを通り過ぎずにいてくれてよかったと思いました。
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