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クルミットです♪
今回は、少年が目撃した「巨大な銀色の騎士」をめぐるお話です。子供の空想として片づけられた話が、研究員の不審な死や、政府の秘密の仕事につながっていきます。
少年の話を聞いてくれるマードックには、ほっとしました。そして、その子の母親との出会いも気になるところ。ジュリアとの関係が落ち着かない今、この出会いには少し複雑な気持ちになりますね。
それでは21話を一緒に見ていきましょう!
刑事マードックの捜査ファイル シーズン2第8話「妄想と欲望」のあらすじ
アルウィン・ジョーンズという少年が、川岸で巨大な銀色の騎士を見たと通報してきます。しかし、周囲の大人たちは子供の空想だと受け止め、まともに取り合ってくれません。
そんなアルウィンの話に関心を持ったのが、ウィリアム・マードック刑事です。少年を家まで送り届け、そこで母親と出会います。
アルウィンの母親は夫を亡くしていました。マードックは彼女に心を引かれますが、殺人事件の知らせが入り、その場を離れることに。
大きな騎士を見たと話して、誰にも信じてもらえないのは寂しいですよね。マードックが耳を傾けてくれて良かった!
同じ日の朝、通りで命を落としたのは、ハマートン工業の研究員エズラ・ドロモア教授でした。数学者でもある教授の死は、毒物による窒息死と考えられます。
ジュリア・オグデン医師の調べでも、教授が毒を使われていたことが確認されました。問題は、その毒をどうやって体内に入れたかです。
使われたのは、目の不自由な人を装った男の杖。そこから青酸という毒の入った小さな粒を打ち込み、相手の命を奪う仕掛けだったのです。
飲み物や食べ物に毒を混ぜる方法とは違い、通りで襲うことができる凶器でした。
杖にそんな仕掛けがあるなんて! 街ですれ違っても、そこから毒を打ち込まれるとは思えません。これは身を守りようがなくて怖いです。
事件の現場に向かったマードックの前に、政府の工作員テレンス・メイヤーズが現れます。彼は、教授を殺したのはプロシアの工作員カスパー・ボンガートだと告げました。
工作員とは、国のために情報を集めたり、秘密の任務を進めたりする人物。メイヤーズは国家安全保障、つまり国を守るためだとして、ボンガートを拘束するよう求めます。
マードックは、なぜ自分がメイヤーズのために動かなければならないのかと、冷たく問い返しました。メイヤーズは、マードックには解決すべき殺人事件があると返します。
国のためと言われたら、それだけで従わないといけないの? 人が亡くなっているのに、自分の用事を先に押しつけてくるメイヤーズにはイラッとします。
メイヤーズたちが気にしていたのは、アルウィンの見た銀色の騎士でもありました。政府は、それが戦争に使える自動機械ではないかと考えていたのです。
自動機械とは、人が中に入って操縦しなくても動く機械のこと。もし兵器として使えるなら、少年の目撃談は国同士が関わる問題になります。
ところが、そのアルウィンが行方不明になってしまいます。騎士の正体を調べる一方で、少年を捜すことに。
捜索の途中、川で見つかったのは小柄な人物の遺体でした。この人物も毒を使われており、教授に続いて新たな犠牲者が見つかります。
アルウィンを捜している最中に、川から遺体が見つかるのはきついです。本人ではなかったとしても安心しきれません。早く無事を確かめてほしい!
捜査を進めるマードック自身も、ボンガートに銃を向けられる危険に遭います。ボンガートは事件について聞き出すと、マードックはもう用済みだと告げました。
ただし、その場で命を奪うことはしません。クロロホルムという薬品を使い、マードックの意識を失わせます。
そして、メイヤーズとボンガートが顔を合わせると、互いをうそつき呼ばわりする事態に。どちらも秘密を抱えた立場で、相手の言い分を疑っています。
二人は疑いが晴れると、下の名前で呼び合う間柄でもありました。
銃を向けられたマードックは、たまったものではありません。二人とも相手を疑うのは分かるけれど、捜査している人まで巻き込まないでほしいです。
やがて、銀色の騎士のからくりが分かってきます。それは、人の手を借りずに動く兵器ではありませんでした。
実際には、中に人が入って操縦する仕組みだったのです。しかも内部は狭く、小柄な人か子供でなければ収まらない造りでした。
当時の計算装置は大きく、技術もまだ足りず、あの機械を自動でうまく動かすことはできません。立派な外見の内側には、操縦する人が必要でした。
中に人が入っていたんですね! 騎士が動くところだけ見せられたら、自動で動いていると信じてしまいそう。狭い中に入る人のことも気になります。
この機械を利用していたのが、ハマートン工業の経営者です。自動で動く兵器であるかのように見せかけ、政府とプロシア側の両方から金を得ようとしていました。
売り込んでいたのは、実際には人が動かす機械。それを秘密にして、複数の国をだまそうとしていたのです。
経営者は、機械によって従業員の仕事がなくなることにも、あまり関心を示しません。戦争を金もうけに使おうとする態度には、メイヤーズさえ嫌悪を示します。
働いている人の先のことより、自分のもうけなんですね。中に人が必要だと隠して売りつけようとする、その図々しさにも腹が立ちます。
一連の殺人にも、この経営者が関わっていたと思われます。ただ、杖を使って教授を襲った実行犯は、捕まらないままです。
一方、銀色の騎士を実際に動かすのがアルウィンでした。少年は短い時間で操縦を覚え、倉庫の壁を突き破って外へ出てきます。
機械には壁を壊せるほどの力があり、街でも物を壊してしまいます。自動で動くという説明は偽物でも、機械そのものには大きな力がありました。
アルウィンは、その力を持つ騎士の中に入っていたのです。
アルウィン、動かせるようになるのが早い! 無事なのはうれしいけれど、壁を壊すほどの機械となると話は別です。けがをしないうちに降りてほしくなります。
最後に経営者は、メイヤーズに連れていかれるのを嫌がり、警察に自分を引き渡そうと必死になります。メイヤーズには渡さないでほしいと頼みながらも、そのまま連行されていきました。
政府を相手に取引を進めていた人物が、今度は警察に助けを求める側になったのです。
自分が連れていかれるとなったら、そこまで必死になるんだなあ。亡くなった人もいるので、この人の取り乱す姿には、なかなか同情できません。
事件の一方で、マードックとジュリアの関係にも動きがあります。二人の間のぎこちなさは残っていますが、ジュリアの態度は少しずつ和らぎ始めていました。
しかし、マードックの気持ちはアルウィンの母親へ向かっています。彼は捜査の用事ではなく、個人的に彼女を訪ねることにしました。
ジュリアの気持ちが少し近づいてきたところで、マードックは別の人のもとへ。誰かを責めたいわけではないけれど、このすれ違いは切ないです。
刑事マードックの捜査ファイル シーズン2第8話「妄想と欲望」の感想まとめ
いちばん残ったのは、アルウィンが銀色の騎士を操り、倉庫の壁を突き破って出てくるところです。行方を心配していた子が、あんな大きな機械を動かしているなんて!
無事で良かったという気持ちと、危ないから止まってほしい気持ちが一緒に来ました。操縦を覚えるのは早くても、壁が壊れるほどの力は、子供一人に任せるには怖すぎます。
最初に騎士の話を笑い飛ばされていたことも、ここで思い出しました。アルウィンは、ちゃんと自分が見たものを話していたんですよね。
マードックがその話に関心を持ち、家まで送ってくれたのはうれしかったです。誰にも取り合ってもらえないときに、話を聞いてくれる大人がいるだけで、少しほっとします。
それだけに、その後で少年が行方不明になるくだりは落ち着きませんでした。捜している途中で別の遺体まで見つかるので、機械の正体より先に、アルウィンの居場所を知りたくなります。
経営者については、最後に警察へすがる姿まで含めて腹が立ちました。人の仕事がなくなることには平気そうだったのに、自分の身が危なくなると必死。そこはどうしても冷たい目で見てしまいます。
そして、マードックが少年の母親を訪ねることにも、少し気持ちが引っかかりました。彼女に心を引かれるのは自然でも、ジュリアとの間がようやく和らぎそうだっただけに、素直に喜べなくて。
ただ、アルウィンの母親の立場で思うと、まずは息子が無事に帰ってくることが何よりです。壁を壊して進むアルウィンには、もう十分だから、早くお母さんのところへ戻ってほしくなりました。
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