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クルミットです♪
今回は、若い秘書の転落死と、食品会社の社長宅で起きた金庫破りから始まるお話です。別々に見えた出来事が、フォイルも立ち会う軍事演習でつながっていきます。
暮らしに困っている兄妹のそばへ、お金や立場を使って人を動かそうとする人たちが次々にやってくる。兄が危ないことに手を出すのも心配ですが、妹まで巻き込まれるのがつらいところでした。
事件の結末まで触れながら、それでは7話を一緒に見ていきましょう!
刑事フォイル シーズン2第3話「作戦演習」のあらすじ
ロンドンに本社を置く食品会社で、社長の息子がスイスから持ち帰った商談の成果を報告します。ヨーロッパへ油脂類を供給する契約で、戦争にどちらが勝っても商売を続けられるという話でした。
社長はこの知らせに大喜び。しかし、その場にいる若い秘書は、同じようには喜べません。
秘書は何者かに電話をかけた後、高層階の窓から転落して命を落とします。彼女は、フォイルが捜査を担当する町の出身だったのです。
社長がもうけ話を喜んでいるそばで、秘書だけが不安そうなのが気になる! あの電話で、誰に何を知らせたかったんだろう?
一方、町では出所したばかりの青年が、妹とお金に困る暮らしを送っていました。そこへ訪ねてきたのが、フォイルの友人でもある弁護士です。
弁護士は兄妹の苦しい生活につけ込み、青年に食品会社の社長宅へ忍び込むよう持ちかけます。青年は金庫破りの腕を持っていたのでした。
引き受けた青年は屋敷へ侵入し、金庫を開けることに成功。ところが、そのまま無事に帰ることはできません。
持ち出せたのは銀色の箱だけで、逃げる途中に社長の息子から発砲され、肩に散弾を受けてしまいます。
お金が必要なところへ、得意なことを頼まれる。断ってほしかったけれど、兄妹の暮らしを知っていて頼む弁護士にも腹が立ちます!
不思議なのは、盗みに入られた社長側が警察へ届け出ていないことです。それでも事件を知ったフォイルとミルナーは、侵入者を探し始めました。
金庫を開けられる人物は限られており、出所した青年が容疑者として浮かび上がります。社長と息子も、奪われたものを取り戻そうと青年を捜していました。
青年は箱をどこかへ隠しており、依頼主の弁護士にも渡しません。そのため、弁護士からも脅されるようになってしまうのです。
そこへ、昔の仲間二人まで顔を出します。今回の盗みに参加していないのに、仲間なのだから取り分をよこせと要求してくるのでした。
傷を負って逃げてきた青年に、今度は取り分の催促。自分たちは何もしていないのに、それはずいぶん勝手な話!
そんな中、地元の義勇兵と陸軍による軍事演習が行われます。義勇兵は、地域の防衛を担う人たちです。
フォイルは演習の審判役として参加することになりました。青年も義勇兵の一員として加わっており、金庫破りの一件を抱えたまま演習に臨みます。
そして、攻め込む側の陸軍部隊を率いていたのは、フォイルの元部下でした。今は大尉となった相手に対し、フォイルの態度はよそよそしいままです。
元部下も青年の過去を知っていて、彼が刑務所から出ていることを快く思っていません。久しぶりの再会を喜べる間柄ではありませんでした。
昔一緒に働いていた人なのに、フォイルがこんなに距離を置いている。青年の出所への反応も引っかかりました。
演習では、義勇兵たちが陸軍にあっさり出し抜かれてしまいます。ところが、その最中に青年が撃たれて死亡する事件が起きました。
頭を至近距離から撃たれており、演習中の出来事として片づけられるものではありません。金庫破りの容疑者だった青年が、今度は殺人事件の被害者になったのです。
あの箱を持ち出した後、誰にも安心して頼れないまま殺されてしまった。残された妹のことを思うと、きつかったです。
フォイルは、青年を取り巻いていた人たちを調べていきます。金を要求した昔の仲間、盗まれたものを追う社長親子、青年に敵意を向ける元部下と、気になる相手が何人もいました。
捜査の中では、元部下が過去に行った不正も明らかになります。青年の以前の事件で、証拠をねつ造していたのでした。
フォイルはその不正を見抜いており、青年の罪の扱いにも影響が出ていました。それが、青年がすでに出所している事情につながっていたのです。
元部下は、自分がしたことを素直に認めようとしません。フォイルは相手の言い分に流されず、その行為を追及します。
青年に前科があっても、証拠を作っていい理由にはならないですよね。昔の部下にもそこを譲らないフォイルに、ほっとしました。
青年の妹も、兄が残した問題に巻き込まれていました。社長の息子が彼女に近づき、隠された品のありかを聞き出そうとするのです。
息子は金を使おうとしたり、親しげに振る舞ったりした末に、脅すような態度まで見せます。妹にとって、兄の死だけでもつらいのに、落ち着いて悲しむこともできません。
自分の欲しい答えが出ないと脅しに変わるのが嫌! 妹にまで圧力をかける息子には、かなりイライラしました。
妹の話から、フォイルは友人の弁護士が青年を訪ねていたと知ります。弁護士は、亡くなった秘書とも知り合いだったのでした。
やがて弁護士は、自分の事情をフォイルに打ち明けます。彼はドイツ人で、1935年に妻とともにドイツからイギリスへ逃れてきた人物です。
急いで国を離れなければならなかった過去には、社長一家が関わっていました。一緒に逃れてきた妻は、すでに亡くなっています。
弁護士は今、ひそかにイギリスの情報機関の仕事をしていました。任務へ向かう前に、社長一家の不正を暴きたいと考えていたのです。
奥さんと国を追われた事情を聞くと、親子を許せない気持ちはわかる。でも、そのためにあの兄妹へ危険が向いたことまで、納得はできません。
一方で、社長の家庭にも問題がありました。後妻は夫と息子が何をしているのか知らされず、尋ねても自分には関係ないという扱いを受けています。
同じ家に暮らしながら、大事な話からは締め出されたまま。妻は家に自分の居場所がないと感じ、ついに出ていきました。
事情を聞こうとしても、関係ないと片づけられるのは寂しいですね。家を出た奥さんには、これで少しでも楽になってほしい。
重い捜査が続く中、フォイルにはもう一つ困り事がありました。資源回収に励む子どもたちが、あちこちの品を集めて騒ぎを起こしているのです。
戦時中の資源回収は、古紙などを集めて再利用に役立てる活動です。子どもたちは熱心ですが、何でも回収しようとするので大人たちも手を焼いていました。
そこでフォイルは、サムに子どもたちを任せます。引き受けるサムも、なかなか大変です。
捜査の合間に子どもたちへの対応まであるフォイル。任されたサムにも、お疲れさまと言いたくなる!
ところが、この子どもたちが集めた古紙の中から、事件を解くための証拠が見つかります。フォイルはそれを手に、社長と息子に向き合いました。
明らかになったのは、食品会社とナチスとの不正なつながりです。戦争の勝敗にかかわらず利益を得ようとする商売の裏で、親子は秘密を抱えていました。
そして、秘書の転落死と、演習中に起きた青年の射殺。その二つの殺人に手を下していたのは、社長の息子だったのです。
社長宅への侵入も、弁護士が追っていた過去も、ばらばらの出来事ではありませんでした。フォイルは集めた証拠から、親子の不正と息子の犯行を突き止めます。
子どもたちの古紙が、ここで役に立つ! 妹にまで強く出ていた息子の犯行が明らかになって、ようやく少し息がつけました。
刑事フォイル シーズン2第3話「作戦演習」の感想まとめ
一番心に残ったのは、社長の息子が青年の妹から箱のありかを聞き出そうとするところです。お金で動かそうとして、うまくいかなければ脅す。その態度が嫌でした。
妹は、兄がどんなことに巻き込まれたのかを受け止めなければならない立場です。それなのに、息子が気にしているのは自分たちの探し物ばかりでした。
青年も、盗みに入ったことは悪かったです。ただ、生活の苦しさにつけ込まれ、箱を持ち出した途端にあちこちから追われて、最後は殺される。そこまでされることはなかったと思う。
弁護士の過去もつらいものでしたが、彼に頼まれなければ青年はあの屋敷へ行かなかった。その点が引っかかったままです。
そんな人たちの言い分を聞きながらも、フォイルが不正を見過ごさないところには安心しました。元部下の証拠のねつ造も、友人である弁護士の関与も、きちんと確かめていくんですよね。
そして今回は、資源回収に励む子どもたちにも助けられました! 途中ではサムの苦労が気になったけれど、最後にはあの熱心さがありがたかった。
青年も秘書も戻ってこないので、事件が解けても寂しさは残ります。それでも、子どもたちが集めた古紙を証拠にして、フォイルが社長親子の秘密を突き止めてくれたことはうれしかったです。
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