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クルミットです♪
「刑事フォイル」も、ついに最終回です。全28話を一緒に歩いてきたフォイルやサムとお別れすると思うと、やっぱり寂しくなります。
最後の事件は、情報機関の女性幹部が撃たれるところから始まります。犯人が口にした「エリーズ」という名前。その名前を追ううちに、戦時中に亡くなった工作員たちのことが分かってきました。
そして、サムからフォイルへの大事な報告も。事件の結末まで書いていくので、未視聴の方は気をつけてくださいね。
それでは最終回を一緒に見ていきましょう!
刑事フォイル シーズン8第3話「エリーズのために」(最終回)のあらすじ
フォイルが働く情報機関の建物の外で、女性幹部が青年に撃たれます。青年が告げたのは、エリーズのために撃ったということでした。
幹部は一命を取り留めますが、この襲撃を、戦時中に疑われた内通者と結びつけて考えます。
命が助かったのは良かったです。でも、名前を一つ聞いただけで戦争中の話につながるなんて、落ち着きません。
入院した幹部のもとには、戦時中の同僚が訪れます。現在は、国外の情報活動を担う機関の長官を務めている男性です。
二人がかつて働いていたのは、敵地へ工作員を送り込む秘密組織。フォイルは、幹部の当時の仕事を調べ始めます。
彼女が出入りしていたクラブの関係者が、調査に協力してくれました。そして「エリーズ」が、ある女性工作員の暗号名だったと分かります。
その工作員が亡くなったのは、1944年5月。初めての任務でフランスへ渡り、わずか3日で命を落としていました。
初めての任務から、たった3日で? 送り出した家族のことを思うと、ここはつらかったです。
フォイルは工作員の母親を訪ねます。母親の話では、息子が誕生日の贈り物にラジオを届けに来たあと、姿を見せていないとのこと。
その訪問は2日前で、幹部が撃たれた日と重なります。息子は何かに気を立てていた様子でした。
亡くなった娘を組織に誘ったのは、撃たれた女性幹部本人。入隊するときには、迎えにも来ていました。
母親にとって幹部は、名前も知らない上層部の人ではありません。娘が危険な任務に就くきっかけを作った、身近な相手だったのです。
撃った青年は、この工作員のきょうだいにあたる人物でした。空軍にいた彼は、幹部たちに工作員の死の責任があると考えていました。
家族を失って、誰かに責任を取ってほしい気持ちは分かります。それでも、銃を持って追いかけていくのはやめてほしい。
調べを進めるフォイルは、幹部と、同じ情報機関にいる女性調査官とのつながりにも目を向けます。写真からも、二人が戦時中に関わっていたことが分かってきました。
この調査官は、当時の秘密組織に内通者がいないか調べた人物です。幹部と長官が担当した工作員たちが、次々と敵に捕まり、殺されていたためでした。
エリーズだけではありません。その前にも8人が犠牲になっていて、亡くなった工作員は合わせて9人に上っていました。
工作員を捕らえたのは、ナチス・ドイツの秘密警察であるゲシュタポです。短い期間にこれだけの被害が続き、組織の内部から情報が漏れている可能性が疑われていました。
9人も亡くなっていたなんて。エリーズのことだけでもつらいのに、同じように帰りを待っていた家族がほかにもいるんですね。
女性調査官は容疑者を絞り込み、一覧を作っていました。有力な候補は3人ですが、幹部と長官自身を含めれば、疑う相手は5人になります。
しかし、当時の調査では内通者を特定できませんでした。フォイルはその一覧を手掛かりに、有力な容疑者たちを訪ねていきます。
一方、襲撃した青年も容疑者たちを追っていました。情報部門にいたわけではない彼が、内通者の話を知っていることも、フォイルには引っかかります。
そして、青年は容疑者の一人を狙います。その人物にはフォイルの同僚が警護をつけており、青年は警護の者たちに射殺されてしまいました。
守られた容疑者は、工作員の死については無実です。ただし、闇取引を仕切る男とのつながりは持っていました。
亡くなった家族のために動いていた青年まで死んでしまうなんて。母親のところへ、これ以上つらい知らせを届けないでほしかったです。
フォイルはもともと、大物の闇商人を調べる仕事も抱えていました。その男は、ソ連のスパイとも接触していたのです。
戦争が終わっても、暮らしには配給や物不足が残っています。正規の店以外で品物を売買する闇取引は、人々の日常にも入り込んでいました。
サムも、この闇取引に関わる別の騒動に巻き込まれます。取り締まりを警察に求めた男性が、盗まれたたばこを所持していたとして、陥れられてしまうのです。
不正を働く警察幹部が相手でも、サムは黙っていません。自分から動き、危険な相手とも向き合っていきます。
取り締まりを頼んだ側が、犯罪者扱いされるなんて腹が立ちます! 警察を頼った人に、これはないです。
サムは危ないところへ踏み込みますが、前もって助けを呼ぶ手配もしていました。脅されてもひるまないところは、いつものサムです。
ただ、そばで見ている気分になると、無事に戻ってきてほしくなります。助けを頼んでおいてくれたことには、少しほっとしました。
その間にも、フォイルの調査は進みます。彼が明らかにしたことから、女性幹部は、追っていた内通者が存在しなかったと悟りました。
エリーズと、ほかの8人の工作員。その死に責任を負うべき相手は、戦時中からの同僚である長官だったのです。
内通者がいなかったなんて、あの捜査は何だったの? 疑われた人を追っている間に、遺族まで亡くなってしまったのがやりきれません。
内通者に暗号名をつけたのも、この長官でした。女性幹部が疑っていた相手と、実際に責任のあった相手は違っていたのです。
幹部は長官の執務室へ行き、本人と向き合います。しかし、そこで選んだのは、手りゅう弾を使って長官を殺し、自らも命を絶つことでした。
工作員たちを死なせた責任が明らかになったあとに待っていたのは、二人の死。フォイルが真相にたどり着いても、失われる命を止められない結末でした。
そこまでしないでほしかったです。長官には腹が立つけれど、幹部には生きて、何があったのか話してほしかった。
そしてサムは、フォイルに妊娠を伝え、仕事を離れることを告げます。二人は別れの挨拶を交わしました。
長く一緒に事件に関わってきたサムが、これからは子どもを迎える暮らしへ進んでいきます。寂しいお別れですが、この報告には少し気持ちが和らぎました。
刑事フォイル シーズン8第3話「エリーズのために」(最終回)の感想まとめ
いちばんつらかったのは、女性幹部が長官の執務室で手りゅう弾を使った場面でした。真相が分かったところで、まだ誰かが死んでしまうのはきつかったです。
幹部には、エリーズを自分で勧誘した過去もあります。本人を迎えにまで行っていたと知ってからは、亡くなった工作員の名前を聞く場面も、重たく思えました。
ただ、彼女が何を抱えていても、あの終わり方は悲しい。生き残った人から事情を聞きたかった家族もいると、私は思ってしまいます。
長官にも、きちんと責任を問われてほしかったです。9人が亡くなり、そのあとに家族まで命を落としているのだから、ここで話が終わってほしくありませんでした。
そして、ラジオを贈られた母親のことが頭に残っています。誕生日に息子が来てくれた、その日のうちに襲撃が起きていたというのがつらい。あの家族には、普通の時間を過ごしていてほしかった。
全28話を振り返ると、私はやっぱり、フォイルが調べ続けてくれるところが好きです。相手に立場があっても、戦争を理由にしていても、納得できないことをそのままにはしない。
捜査を邪魔されるたびにこちらは腹が立ちましたが、フォイルが一つずつ確かめてくれると、少し落ち着けました。最終回でも、その人でいてくれたことがうれしかったです。
サムにも、ずいぶん気持ちを明るくしてもらいました。今回も、不正をする警察幹部を相手に動くのだから頼もしい! そのぶん、危ないことはもう少し控えてほしいとも思ってしまいます。
妊娠を伝えて仕事を離れるサムには、寂しさより先に、無事に新しい暮らしへ進んでほしい気持ちがありました。一緒に働く二人をもっと見たかったけれど、サムの報告を聞けたのは良かったです。
再放送や配信で、フォイルとサムに会いたくなります。妊娠を告げたサムとフォイルが別れの挨拶を交わすところは、うれしいのに、やっぱり寂しかったです。
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