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クルミットです♪
今回は、同じ名前を持つ二人の女性が事件の中心になります。片方の行方を追っていたら、もう片方の家族の話とどうにも合わないんです。
そして、傷だらけで病院にたどり着いた男性と、その男性を助けようとした医師までが命を落とします。人を守る仕事をしているはずの人たちにも、なかなか安心できません。
娘を待つお母さんや、再婚を控えていた女性の事情もつらかった今回。事件の結末まで触れながら振り返ります。
それでは24話を一緒に見ていきましょう!
刑事フォイル シーズン7第2話「エヴリン・グリーン」のあらすじ
ある女性が自宅で電話を受け、夫に説明も別れの言葉も残さず出ていきます。名前はエヴリン・グリーンで、外務省でロシア語の翻訳をしている女性です。
一方、ひどい傷を負ったロシア人男性が病院へたどり着きます。医師は助けようとしますが、男性は亡くなってしまいました。
医師には、外に誰かが潜んでいたように見えていました。傷を負った男性の死だけでは終わらない、気になる出来事だったのです。
病院まで来られたのに、助からないなんて。せめて何があったのか、話せる時間がほしかったです。
クリストファー・フォイルが働く英国の情報機関では、新しい長官が着任します。ここでの仕事は、国内で活動する敵国のスパイなどを探ること。
新長官が問題にしていたのは、ソ連から逃れてきた三人が、保護されていた隠れ家で殺された事件でした。三人とも首を絞められており、保護を担当する職員は原因を探ろうと焦っています。
安全のために用意された場所に、ソ連側の工作員が入り込んでいたのです。
逃げてきた先でこんな目に遭うなんて、ひどい! 保護する側には、ここで何が起きているのか確かめてほしいです。
フォイルは病院を訪ね、医師とともに、死亡した男性の体に残る入れ墨を確認します。それはソ連の秘密警察に関係する印でした。
新長官は、この男性こそ三人を殺した人物だと考えます。しかし、フォイルはすぐに同じ結論へ飛びつきません。
入れ墨があることと、今回の殺人を犯したことは別の話。フォイルは、男性がどこで傷を負ったのかも含めて調べていきます。
失踪した翻訳係の夫からも話を聞きます。妻には学生時代、共産主義に共感していた過去がありました。
夫は妻の姉妹にも連絡を取ろうとしましたが、つながらなかったと説明します。そして、妻の両親はすでに亡くなっているという話も出てきます。
そんな中、病院の医師から、翌朝自宅へ来てほしいという連絡が入ります。ところがフォイルが訪ねると、医師は書斎で撃たれて亡くなっていました。
助けを求めてきた人を診ただけなのに、医師まで殺されるなんて。知らせたいことがあったのに間に合わなかったのが、悔しいです。
医師の死で残された女性には、つらい過去がありました。二人は以前ドイツで結婚していましたが、ナチスの迫害によって離婚を強いられていたのです。
ユダヤ人だった彼女は、医師として働く資格も奪われます。ナチスを批判した夫が国外へ追い出されたあとも、彼女はドイツに取り残されました。
彼女は強制収容所を生き延び、ようやく英国へ来ることができました。二人は、これからもう一度結婚する予定だったのです。
やっと会えて、今度こそ一緒に暮らせるところだったのに。再婚の予定があったと知って、医師の死がいっそうつらくなりました。
一方、サムの夫は議員選挙への支持を求め、家々を訪ねていました。その途中、空襲で壊れた家に暮らし続ける年配の女性と出会います。
女性は新しい住まいを待ちながら、行方が分からなくなった娘を心配していました。その娘の名前も、エヴリン・グリーンです。
サムはフォイルの助手として情報機関で働き始めたばかり。届ける途中の書類をのぞき、失踪した翻訳係が、ソ連の管理する地域に現れたという情報を知ります。
その内容を夫にも話してしまい、二人はそれぞれが知ったことをフォイルに伝えます。秘密の情報を外で話すのは、危ない行動でした。
ただ、ここで二人の女性の違いがはっきりします。翻訳係の両親は亡くなっているのに、もう一人には娘の帰りを待っている母親がいるのです。
同じ名前でも、お母さんの話を聞けば別人だと分かるんですよね。娘を心配する声がフォイルまで届いて、少しほっとしました。
フォイルは、殺された医師が前日に軍の施設へ呼ばれていたことをつかみます。用件は、自動車事故への対応でした。
施設を訪ねても、最初は中に入ることを拒まれます。それでも調査を進め、フォイルは中佐と少佐の案内で内部を見ることになります。
二人の説明では、ここで行っているのはソ連の無線通信の傍受でした。通信を聞き取って記録し、その内容を暗号の解読担当へ送るという仕事です。
ところが、地下室の窓には内側に鉄格子がありました。常に人がいるという通信室も、案内されたわずか五分後には無人になっています。
通信を聞く施設なのに、地下の窓には鉄格子? 説明を聞いても、そこがどうしても引っかかります。
サムも、女性用の靴についていたリボンを見つけます。女性の姿が見当たらない施設で見つかった、小さな手がかりでした。
案内された部屋だけを見て帰っていたら、見過ごしていたことがいくつもあります。フォイルは施設の説明をそのまま受け入れず、隠されているものを追います。
やがて明らかになったのは、軍がここで秘密の尋問を行っていたことでした。そして、母親が捜しているほうのエヴリンが拘束されていたのです。
彼女は、外務省の翻訳係とは別人でした。同じ名前を持っていた無実の女性が、この施設に捕らわれていました。
名前が同じだった女性を、こんな場所に閉じ込めるなんて! お母さんが娘を捜している間もここにいたと思うと、腹が立ちます。
フォイルは、採用面接で見込みがあると感じていた男性に協力を求めます。戦時中に秘密工作を担った組織で働いていた人物で、情報機関への採用はいったん退けられていました。
今度は、その経験を借りてエヴリンを助けることに。男性は施設へ忍び込み、拘束されていた彼女の救出に当たります。
そしてフォイルは、施設を案内した少佐の関与を突き止めます。少佐はソ連に共感を寄せており、二人のエヴリンをめぐる事件に関わっていました。
外務省の翻訳係は実際にソ連のスパイで、当局に疑われていることを知らされ、逃げていたのです。その逃亡と、同じ名を持つ無実の女性の拘束には、少佐が関わっていました。
病院へ逃げ込んだロシア人男性と、彼を診た医師を殺した犯人も、この少佐だったのです。
施設を案内していた人が、医師まで殺していたなんて。事情を知らずに診察した人の命を奪ったことは、どうしても許せません。
事件が明らかになっても、医師の元妻には英国に残れるかという問題が残ります。ドイツにいる家族は亡くなり、以前の家にも別の人が暮らしていました。
帰国を求められても、帰れる家がありません。フォイルは、彼女が英国にとどまれるよう力を貸そうとします。
一方、選挙活動を続けていたサムの夫は、議席を得ました。戦争中の団結を持ち出そうとする選挙運動の担当者に対し、夫とサムは、これからの暮らしに目を向けていました。
壊れた家で住まいを待つ母親のことも、夫には忘れずにいてほしいですね。
刑事フォイル シーズン7第2話「エヴリン・グリーン」の感想まとめ
いちばんつらかったのは、殺された医師と、残された女性が再婚を控えていたと分かるところです。亡くなったあとに二人の事情を知るのが、きつかった。
無理に離婚させられて、長く離れて、彼女は収容所まで生き延びてきました。ようやく再会できた相手を、今度は殺されてしまう。
悲しんでいるところに、英国を出なければならない心配まで重なります。家族も家も失っている人に、どこへ帰れというんですか?
フォイルが滞在のために動いてくれるのは、ありがたかったです。せめて今いる場所で、落ち着いて過ごせるようにしてあげてほしい。
もう一人のエヴリンのお母さんも気になりました。壊れた家で暮らすだけでも大変なのに、娘の居場所まで分からなくなるのはつらすぎます。
選挙活動で訪ねたサムの夫が話を聞き、サムを通じてフォイルにつながったのは良かった! あのお母さんの訴えが、途中で途切れなくて本当に良かったです。
サムは秘密の書類をのぞいてしまうし、夫にも話してしまいます。仕事を始めたばかりなのに危なっかしくて、そこは少し心配になりました。
それでも、軍の施設で靴のリボンを見つけたところは頼もしかったです。説明する人たちの言葉だけで納得せず、小さなものにも目を向けているんですね。
フォイルが救出を任せたのが、一度は採用を断られた男性だったことも好きでした。面接で感じた見込みを忘れず、その人の力を必要な場面で頼ってくれたのがうれしい。
無実のエヴリンを助けるために、その男性が施設へ忍び込んでいくところでは、どうか無事に連れ出してあげて、と力が入りました。
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