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クルミットです♪
今回は「刑事フォイル」第1話「ドイツ人の女」です。
舞台は、戦争が続く1940年のイギリス。海辺で妻の写真を撮っていた男性が、ドイツ人であることから拘束されてしまいます。夫婦で出かけただけなのに、その後の出来事がつらいんです。
そして、町ではドイツ人女性が殺される事件が発生。捜査をするフォイルと、運転手としてやって来るサムとの出会いもある初回です。
それでは1話を一緒に見ていきましょう!
刑事フォイル シーズン1「ドイツ人の女」のあらすじ
1940年5月、イギリスではドイツ人への反感が強まっています。戦争相手の国の出身者として、国内で暮らすドイツ人たちも収容の対象になっていました。
そんななか、ある夫婦が海辺でピクニックを楽しんでいます。ドイツ人の夫はカメラを手に取り、妻の写真を撮りますが、その背景には船が写り込んでいました。
男性はカメラの所持も認められておらず、夫婦は拘束されます。使っていたカメラは、イギリス兵として軍にいる甥の持ち物でした。
奥さんの写真を撮っていただけなのに! 船が背景に入ったことで疑われてしまうなんて、こんなところまで気をつけなくてはいけないんですね。
夫婦は、ほかの「敵国人」とされた人々と一緒に収容されます。そして妻は、拘束による強いストレスから心臓発作を起こし、亡くなってしまいました。
ここはつらかったです。さっきまで一緒に海辺にいた奥さんが、もう帰ってこない。残された旦那さんのことを思うと、すぐには先へ気持ちを切り替えられません。
夫婦の甥は、以前の雇い主だった地元の元判事に助けを求めます。判事はすでに引退しており、自分には何もできないと答えるのでした。
しかし、その判事にもドイツ人の妻がいます。彼女は病気で移動できないという理由で、収容を免れていました。
ところが、彼女は毎日のように乗馬をしています。移動させられないほど体が悪いという説明と、普段の暮らしが合いません。
乗馬はできるのに、移動はできないの? 身内を亡くした甥が納得できないのも当然です。助けを求めた相手の家でこれでは、腹が立ちます。
判事の家には、前の妻との間に生まれた娘もいます。娘は元弁護士の男性との結婚を望んでいますが、今の妻が反対しており、二人の仲はうまくいっていません。
しかも、妻は結婚に反対する理由を説明しません。娘にとっては、結婚を阻まれたうえに、そのわけも教えてもらえない状態です。
理由くらい話してくれてもいいのに! ただ反対されるだけでは、娘のほうも歩み寄れません。家の中でも気が休まらなさそうです。
一方、刑事クリストファー・フォイルは、戦争にもっと直接役立つ仕事へ移りたいと願っています。しかし異動の希望は今回も認められず、イギリス南部の町で警察の仕事を続けることになります。
そんなフォイルに、新しい運転手がつきます。やって来たのは、車の運転や輸送を担う部隊から派遣された、若い女性のサムでした。
女性の運転手とは思っていなかったフォイルは驚きます。そしてサムには、捜査について尋ねず、必要な場所まで自分を運ぶように言い渡しました。
初めから、仕事の範囲をきっちり決めるフォイル。サムもこれでは話しかけにくいですよね。二人で車に乗る時間が長そうなので、少し心配になります。
このときフォイルが調べていたのは、徴兵を逃れさせる不正です。軍へ行く対象となる男性の招集書類を、紛失したことにして処理する仕組みがありました。
徴兵は、国が対象者を軍に呼び集める制度。その書類をわざとなくせば、本来は軍に行く男性が呼び出しを免れることになります。
フォイルが不正に関わる人物を追うと、男は逃げ出します。そこで動いたのがサムで、ゴミ箱のふたを使って男を捕まえる手助けをしました。
サム、頼もしい! 運転だけと言われたばかりなのに、逃げる相手をちゃんと止めてくれました。フォイルのそばで働くには、この行動力が助けになりそうです。
捜査を進めたフォイルは、判事の暮らす地域にあるパブへ行き着きます。パブは、お酒を飲んだり食事をしたりする、町の人たちが集まる店です。
ところが、そこへドイツ軍の飛行機が一機飛来。パブに爆弾が落とされ、店で働いていた若い女性が亡くなってしまいます。
女性には、徴兵を控えた恋人がいました。二人は結婚を望んでいたのに、その願いも突然断たれてしまったのでした。
軍へ行く恋人を送り出すだけでも不安なのに、待つ側の彼女が亡くなってしまうなんて。結婚したかった二人のことを思うと、きつかったです。
爆撃によって、地域のドイツ人に対する反感はいっそう強まります。収容を免れて暮らしている判事の妻にも、厳しい目が向けられていきます。
そして彼女が、乗馬中に殺されます。木と木の間には針金が張られており、それが首に当たるという残酷な方法でした。
馬で走っている先に針金があるなんて、怖すぎます。収容されない扱いには腹が立っても、こんなふうに命を奪われていいわけがありません。
フォイルは、この殺人事件を調べ始めます。被害者の家庭には娘との不和があり、町では爆撃への怒りが高まっているなかでの捜査でした。
そのかたわら、フォイルがたびたび訪ねているのが、元警察官のミルナーです。ミルナーはノルウェーでの従軍中に、左脚の一部を失っていました。
フォイルはミルナーに、自分を補佐する刑事として警察へ戻るよう勧めます。戦地で大きなけがをしたミルナーに、再び捜査の仕事を持ちかけるのでした。
一度きりで終わらず、何度も訪ねてくれるのがうれしいです。ミルナー自身には不安もあると思いますが、一緒に働こうと声をかけてもらえるのは、少しほっとできることですね。
そして、フォイルの家庭にも戦争は入り込んできます。息子のアンドリュー・フォイルには、イギリス空軍への召集がかかります。
アンドリューは、戦争はクリスマスまでに終わると話しています。町で事件を追う父親と、これから軍へ向かう息子。それぞれの仕事が待っています。
クリスマスまでに終わると、私も信じたいです。でも、もう町のパブに爆弾が落ちているんです。アンドリューが軍へ行くことを、明るい気持ちでは受け止められません。
殺人事件の捜査を続けるフォイルは、影響力のある人々の機嫌を損ねることも恐れず、真相を追います。自分の望んでいた異動につながる可能性が出てきても、犯人を突き止める仕事を優先しました。
あれほど異動を願っていたのに、ここで事件から手を引かないフォイルに、ほっとしました。亡くなった人のために最後まで調べてくれる刑事で良かったです。
そして、殺人事件で逮捕されたのは、海軍省で暗号を扱う専門家でした。この人物は、殺された判事の妻と、ひそかに関係を持っていたのです。
事件は、被害者と秘密の関係にあった暗号担当者の逮捕で決着します。
海軍省で働く人物にたどり着くとは! 町で向けられていた怒りが強かったぶん、彼女と関係を持っていた相手の逮捕には驚きました。
刑事フォイル シーズン1「ドイツ人の女」の感想まとめ
いちばん胸に残ったのは、海辺で写真を撮っていた夫婦が拘束され、妻が亡くなってしまうところです。二人で出かけていた時間を知っているので、収容されたあとが余計につらかったです。
カメラを持ってはいけないという決まりがあったことはわかります。それでも、写真を撮った先に奥さんの死が待っているなんて、あまりにつらい結果でした。
そのあとに、判事の妻は収容されず、毎日乗馬もしているとわかります。この扱いの違いにはイライラしました。
甥はイギリス兵として軍にいるのに、身内のために助けを求めても、何もできないと返されてしまう。頼った相手の妻が普通に暮らしているのを見たら、どう受け止めればいいの?
ただ、判事の妻の殺され方もひどかったです。娘の結婚に理由も言わず反対する態度は苦手でしたが、馬で走る先に針金を張るやり方にはぞっとしました。
フォイルが最後まで捜査を続けてくれたことは、うれしかったです。本人にも行きたい場所があって、その希望が通らないもどかしさもある。それでも、目の前の殺人事件を投げ出さないんです。
初めはサムへの接し方も少し堅くて、近寄りにくい人にも見えました。でも、ミルナーを何度も訪ねる姿を見ると、フォイルのそばで働けることが心強く思えてきます。
脚を失ったミルナーに、捜査へ戻るよう声をかけるフォイル。具体的に仕事の話をしてくれる、その誘い方がうれしかったです。
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