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クルミットです♪
今回は、人懐っこい2匹の犬が、飼い主の恨みを晴らすために利用されてしまいます。犬たちの普段の様子を知るほど、つらくなる事件です。
離れた場所から電話をかけ、人を殺す。そんな計画を立てた博士に、コロンボが小さな不自然さを積み重ねて迫っていきます。
結末では、コロンボ自身にも危険が迫ることに。それでは42話を一緒に見ていきましょう!
刑事コロンボ シーズン7第4話「攻撃命令」のあらすじ
事件を仕組んだのは、裕福な精神科医の博士です。自己啓発の講座を開き、自分をコントロールすることを説いている人でした。
しかし、講座での態度は威圧的。相手の気持ちを受け止めるより、自分の言うことに従わせようとするところがあります。
博士の妻は、半年前に自動車事故で亡くなっていました。そして妻は、生前、博士の親しい友人でもある医師と不倫関係にあったのです。
博士はその友人を殺すため、恐ろしい計画を立てます。利用するのは、自分が飼っている2匹のドーベルマンだった。
裏切られたことへの怒りはあっても、犬たちを巻き込むのはやめてほしい!
2匹には、特定の言葉を聞くと人を襲うよう、訓練が施されていました。合言葉は、映画にちなんだ「バラのつぼみ」という言葉です。
博士は映画好きで、家には映画に関係する品々を集めています。その趣味に結びついた言葉が、人を襲わせる命令に使われてしまうのでした。
計画を実行する日、博士は友人の医師が自宅にいるように手配。自分は心臓の検査を受けに出かけます。
検査では、心臓の動きを心電図に記録します。担当の医師が部屋を離れた隙に、博士は自宅へ電話をかけました。
電話に出た友人を誘導し、合言葉を口にさせる博士。その言葉を聞いた2匹が友人に襲いかかり、命を奪ってしまいます。
友人からの電話に出ただけなのに、こんなことになるなんて。仕掛けを知っていると、電話のやり取りがつらいです。
現場を発見したのは、博士の家の離れに暮らす若い女性でした。彼女が気づいたときには助けることができず、警察へ連絡することになります。
一方、電話を終えた博士は、検査を受けていたという立場を確保。犯行現場にいなかったことを、自分を守る材料にするつもりだったのです。
人が襲われる音を聞いたあとで、よく平然としていられるものですね。犬に命令した本人だけ安全な場所にいるのも腹が立つ。
捜査を始めたコロンボは、まず犬たちの様子に引っかかります。人をかみ殺したという2匹が、普段はずいぶん人懐っこいのでした。
むやみに人を襲う犬には見えない。それなのに、なぜあのとき友人の医師を襲ったのか、調べる必要があります。
この2匹が、さっきまで人を襲っていたの? おとなしい姿を見ると、犬たちにも何が起きたのか確かめてあげたくなります。
コロンボが気にしたのは、電話の状態です。襲われた友人が使っていた受話器は、外れたまま残されていました。
電話の相手は、騒ぎを聞いていたはず。それなのに、通報していないことが不自然でした。
家にある別の電話が、接続を外されていたことも引っかかります。友人が使ったのは、犬たちが入れる台所の電話だったのです。
別の電話を使えていたら、同じようには襲えなかった。電話を受ける場所まで、博士の計画に組み込まれていました。
電話が外れていることまで拾ってくれるのが、コロンボの頼もしいところ。犬が突然暴れた事件として片づけなくて良かった!
そして、博士が受けていた心臓の検査にも手がかりが残ります。友人が襲われた時刻、心電図には心拍数の上昇が記録されていたのでした。
検査を受けていた事実は残っていても、その間ずっと落ち着いていたわけではない。電話の向こうで起きたことに、体が反応していたのです。
コロンボは、博士が犬たちを訓練していた撮影所の敷地にも足を運びます。博士の説明だけを聞いて済ませず、実際の場所を確かめていきました。
その間、博士は犬たちを始末しようと、チョコレートまで与えようとします。しかし、その行動もコロンボに見つかってしまうのでした。
自分が覚え込ませたことなのに、都合が悪くなったら犬まで消そうとする。ここはかなり嫌な気持ちになりました。
一方、離れに住む女性にとって、殺された医師は自分を支えてくれた人でした。博士は、その親切にも何か見返りがあったのではないかと考えます。
女性は、そんな博士の考えを否定。損得や支配だけで人が動くわけではないと、彼女はわかっているのです。
それでも博士は、女性を自分の思いどおりに扱おうとします。頼りにしていた人を失った彼女に、その態度はきつかった。
助けてもらった思い出まで、そんなふうに言わないでほしい。彼女が否定してくれたことには、少しほっとしました。
雨の夜、女性は大事にしているクマのぬいぐるみを持ち、家を出ようとします。そして、博士の妻と友人の関係を知っていたことを明かしました。
博士は彼女の首を絞めようとしますが、そこへコロンボが訪ねてきます。その訪問によって、女性への危害は食い止められるのでした。
コロンボ、来てくれて良かった! あの家に彼女だけを残しておくのは、もう怖いです。
犬に関する捜査の途中には、コロンボの愛犬が出てくる場面もあります。犬の訓練士に、妻を守る犬にできないかと相談するコロンボ。
愛犬に座ることや動かないことを命じてみせますが、もともとじっとしている犬なので、どうも実力がわかりません。訓練士からは、奥さんが空手を習うほうがよいと勧められてしまいました。
奥さんの護衛役は、ちょっと難しそう。この子の動じなさには、こちらまで力が抜けます。
やがてコロンボは、保護されている2匹が電話のベルに反応し、身構えることに気づきます。電話が鳴ることと、そのあとに聞く言葉が、襲撃につながっていると考えたのです。
ただ、どの言葉が合図になるのかは、まだわかりません。そこでコロンボは博士と長く話し、その会話をひそかに録音しました。
博士が自分の知識や考えを話すうちに、合言葉も口にすると見込んでいたのでした。そして実際に、博士はその言葉を口にします。
録音を犬たちに聞かせると、2匹は激しく反応。コロンボは、襲撃の合図が「バラのつぼみ」だと突き止めました。
博士の口から、ちゃんと合図を引き出していたんですね。何気なく続いていた会話も、これで急に気になってきます。
コロンボは、博士の妻の死についても疑っています。友人との不倫を知った博士が、妻を事故に見せかけて殺したと確信しているのです。
ただし、妻の死については、それを証明する確かな証拠がありません。今回、博士を追及するのは、犬を使って友人を殺した事件でした。
最後の対面で、コロンボは博士が残した手がかりや、ついた嘘を次々に指摘します。捜査が簡単だったとまで言い、いつもより強い調子で博士を刺激しました。
それも、博士にもう一度、犬への命令を出させるため。自分の計画を崩された博士は、コロンボを指さして合言葉を発します。
ここでコロンボまで襲わせようとするとは! 追い詰められても、まだ犬を使うことをやめないんです。
しかし、2匹はコロンボを襲いません。命令を聞いた犬たちは、コロンボにじゃれついて遊び始めました。
コロンボは事前に専門家の力を借り、合言葉への反応を変える訓練をしてもらっていたのです。博士が人を殺すために使った命令は、もう通じなくなっていました。
犬を使ってコロンボを黙らせようとした博士の企みも、ここで終わります。2匹が再び誰かを傷つけることは、防がれたのでした。
刑事コロンボ シーズン7第4話「攻撃命令」の感想まとめ
いちばん残ったのは、最後に犬たちがコロンボにじゃれつく場面です。博士が攻撃を命じた直後だけに、あの様子にはほっとしました。
犬たちが誰かを襲わずに済んだことが、うれしかった。最初の事件を知っているので、人に甘えている姿を安心して見られるだけで十分です。
博士には、途中からかなり腹が立ちました。友人を殺すだけでなく、犬を始末しようとし、若い女性にも手をかけようとする。
自分の都合に合わなくなるたびに相手を消そうとする人のそばで、女性が暮らしていたことも怖かったです。雨の夜のコロンボの訪問には、本当に助けられた気持ちでした。
それにしても、最後のコロンボは強く出ましたね。あそこまで博士を怒らせて大丈夫?
見終われば、犬たちの訓練を済ませてから、博士に命令を出させていたとわかります。それでも、あの場に立つのは怖いと思ってしまいました。
いつものように穏やかに話を聞くだけではなく、必要なところでは相手に踏み込む。今回のコロンボには、そんな頼もしさもありました。
何より、犬たちを危険なままで終わらせなかったことが良かったです。最後にコロンボへじゃれつく2匹を見ていると、もう博士の命令で誰かを傷つけなくていいんだと、ようやく安心できました。
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