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クルミットです♪
「殺意の斬れ味」では、コロンボ警部と一緒に事件を調べる鑑識担当が犯人です。現場を調べる側が証拠を仕込んでいるのだから厄介です。でも、恋人へつい見せた気遣いは、捜査の技術では隠せませんでした。
それでは66話を一緒に見ていきましょう!
※ここからは結末までのネタバレを含みます。
刑事コロンボ 第66話 シーズン10第11話「殺意の斬れ味」のあらすじ
裕福な実業家の妻は、鑑識の仕事をする男性と不倫関係にありました。夫との結婚前の取り決めがあるため、自分から別れると金を得られません。二人は夫を排除しながら、妻の経済的な立場を守る方法を考えます。
そこで狙ったのは、夫と投資をめぐって争っている男性でした。その男性を殺し、夫の犯行に見せればよい。夫には被害者を黙らせる動機があるように見えるため、都合のよい相手です。
妻の恋人は、急ぎの電話をかけさせてほしいと言って男性の家へ入ります。そして夫の銃を使って男性を殺しました。現場には夫の葉巻の切れ端を残し、夫が来ていたように整えます。
現場の猫の毛や繊維も持ち出します。それを妻が夫の上着につければ、夫が被害者宅にいた証拠にできます。殺人時刻も、夫が一人で車を運転する時間に合わせていました。
夫を殺す話から、別の人を殺して夫へ罪をかぶせる話へ移ってしまう。標的にされた男性には、二人の都合なんて関係ないのにと腹が立ちます。
コロンボは、被害者と争っていた夫を調べ始めます。銃もなくなっており、現場には本人へつながる物がある。しかも鑑識担当として捜査に加わったのが、殺人を実行した男でした。
証拠を置いた本人が、それを調べる立場にいます。妻も夫の上着に細工していました。警部に渡る情報は、最初から夫へ疑いを向けるよう作られていたのです。
ところが、夫の行動をたどると別の事実も分かります。結婚式へ向かう途中に店へ寄り、のど飴を買っていました。予定されていた移動だけでは見えなかった寄り道が、夫のアリバイにつながります。
警部は食事の席で、鑑識担当と妻の振る舞いにも目を留めました。コーヒーが来ると、男は妻の方へ人工甘味料を寄せます。車に乗るときには、後部座席ではなく前の席のドアを開けました。
妻は後ろの席だと車に酔いやすく、コーヒーには人工甘味料を使います。初対面のはずの男が、なぜその好みを知っているのでしょう。自然すぎる気遣いが、二人の説明と食い違いました。
好みを知っている相手には、考える前に手が動いてしまうんですね。現場では用心していた男が、こんな場面で二人の関係を見せてしまうのが面白いです。
結婚式で撮られた写真も、証拠の出所を確かめる材料になります。夫が来場したときの上着には、問題の猫の毛がありません。しかし妻と踊ったあとには付着していました。
夫が現場から持ち帰った毛なら、式へ来た時点でついているはずです。妻と接触した前後で違いが出たため、毛をあとから付けられたことが見えてきます。
警部は二人の関係と証拠の細工をつなげます。そして妻には、共犯者がすでに話したと思わせ、自分から犯行を認めるよう仕向けました。
夫を犯人に仕立てるための証拠は、そのままでは通用しなくなります。鑑識の知識を使った計画も、二人が普段どおりに振る舞った仕草や、別の場所で撮られた写真までは消せませんでした。
刑事コロンボ 第66話 シーズン10第11話「殺意の斬れ味」の感想まとめ
人工甘味料を寄せる場面が一番好きです。大げさに親しさを見せたわけではなく、相手がいつも使うものを渡しただけ。その小ささが、二人は前から知り合いだという警部の疑いにつながります。
猫の毛がいつ付いたかを写真で比べるところも納得できます。ただ現場と同じ毛があると言われるより、どの時点で上着へ来たかが大事なんですね。調べる側に犯人がいても、警部は証拠ができた順序を確かめていました。
夫の言動には好感を持ちにくいところもあります。それでも殺人をしていない人に罪をかぶせてよいはずはありません。二人が知っているつもりだった夫にも、のど飴を買う寄り道があった。その小さな予定外が残っていてよかったです。
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