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クルミットです♪
「復讐を抱いて眠れ」の犯人は、著名人の葬儀を扱う男です。人の死を預かる仕事を使って、殺した相手まで消そうとします。遺体が見つからない事件で、コロンボ警部が行き着くのは、別の人の骨壺に入った小さな破片でした。
それでは67話を一緒に見ていきましょう!
※ここからは結末までのネタバレを含みます。
刑事コロンボ 第67話 シーズン10第12話「復讐を抱いて眠れ」のあらすじ
葬儀業を営む男のもとへ、芸能界の話題を扱う女性記者が訪ねてきます。二人はかつて恋人同士で、仕事でも秘密の情報をやり取りしていた間柄でした。今の記者は、男の過去を番組で暴こうとしています。
彼女が知っていたのは、以前、亡くなった女優の遺体から高価なダイヤモンドの装飾品を盗んだことです。男の成功に関わる秘密でした。記者は、まだ誰にも話していない情報を本人に突きつけます。
男は葬儀の準備室にある道具で記者を殴り、殺してしまいました。ちょうどその場所では、戦争で功績を残した俳優の葬儀が進んでいます。男はその葬儀を、遺体を隠すために利用します。
遺族が任せた場所で、別の人の遺体を入れ替える。殺人を隠すために、亡くなった俳優と家族まで巻き込むのが本当に嫌です。
男は俳優の棺に記者の遺体を入れ、火葬へ回します。俳優の遺灰だと信じられたものは、ヘリコプターから散骨されました。殺した記者の遺体を、もう取り戻せない形にしてしまうのです。
残った俳優の遺体も、別の人の火葬に紛れ込ませて処理します。仕事上の手順を使えば誰にも気づかれないと、男は考えていました。
その後、男は記者の家へ行きます。自分について書かれた記事を消し、別の原稿を作り、コンピューターの時刻にも手を加えました。記者が帰宅して仕事をしてから、何者かに連れ去られたように見せます。
コロンボは家の様子から、帰宅したという説明を疑いました。飼っている子犬に餌が与えられていないのです。帰っていたなら先に世話をしそうなのに、その日常が抜けています。
前の夜のものと考えられるグラスや口紅の跡も残っていました。原稿の保存時刻だけでは、その時点で記者本人が家にいた証明にはなりません。時計の設定は、人の手で変えられるからです。
記者のポケットベルが、ある時点から機能しなくなったことも分かります。家から姿を消したという筋書きと、本人や持ち物が実際にどうなったかの間に、ずれが出てきました。
原稿が保存されていると、つい本人が書いたと思ってしまいます。でも犬の餌の方は、ごまかした時間に合わせて変わってくれないんですね。
捜査の先で、コロンボは俳優の古い戦傷を知ります。体の中には特徴のある金属片が残っていました。俳優の遺体と一緒に火葬されれば、その破片も遺灰に混ざるはずです。
ところが破片が見つかったのは、散骨した俳優の遺灰からではありません。別の故人の骨壺に入っていました。俳優の体内にあったものが、無関係の人の遺骨へ移っているのです。
コロンボは男に、その理由を問います。俳優の遺体を予定どおり火葬したという説明は、この金属片と両立しません。棺と遺体を入れ替え、あとで別の火葬に紛れ込ませた処理が明らかになっていきます。
記者の遺体そのものは失われても、男が隠すために動かした別の遺体には、消せない痕跡がありました。仕事の知識を使って消したつもりの事件が、骨壺の中から戻ってきます。
刑事コロンボ 第67話 シーズン10第12話「復讐を抱いて眠れ」の感想まとめ
別の骨壺から金属片が出るところが、一番強く残りました。遺体がないならどう確かめるのかと思っていたので、入れ替えられた俳優の方を追う流れに納得しました。
犬の餌も、派手ではないけれど大事な違和感です。記者が帰宅したような原稿は作れても、本人が普段することまでは再現できなかった。コロンボが家での暮らしを確かめる場面がよかったです。
男の仕事に遺族が信頼を寄せていることを思うと、棺の入れ替えには腹が立ちます。最後に金属片が出たことで、俳優の体まで都合よく処理できたわけではないと分かりました。あの骨壺について、男がどう説明するつもりなのかを聞いていたくなりました。
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