刑事コロンボ 第24話 あらすじ シーズン4第1話「自縛の紐」 靴ひもの結び方が崩した偽電話のアリバイ

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今回は、健康づくりで人気を集めるジム経営者が、不正を暴こうとした加盟店のオーナーを殺してしまうお話です。

事故に見せかけた現場に、録音を使った電話。準備を重ねた犯人を追い詰めるのは、運動靴のひもでした。

そして、いつもは穏やかなコロンボが、今回は怒りを隠しません。被害者の妻への仕打ちを見ていると、その気持ちにも頷いてしまいました。

結末まで触れながら、それでは24話を一緒に見ていきましょう!

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刑事コロンボ シーズン4第1話「自縛の紐」のあらすじ

健康づくりの専門家として知られるジム経営者は、テレビに出演し、運動の本も出している人気者。自分の名前を使ったジムを広く展開しています。

ところが、加盟店のオーナーの一人が、その商売の裏側に気づいてしまいました。ジムで使う器具や消耗品の値段が、不当に高く設定されていたのです。

加盟店は、本部が指定する業者から必要な物を買う仕組みです。その仕入れ先を、経営者自身がひそかに所有していました。

店を続けるために買い物をするたび、本部の経営者が余分に儲かる。そうして得たお金は、海外の銀行口座へ送られていたのでした。

看板を信じてお店を始めた人たちから、そんなふうにお金を取っていたなんて。愛想がいいだけに、余計に腹が立ちます!

不正に気づいたオーナーは、黙って引き下がりません。ほかの被害者にも声をかけ、まとまって訴訟を起こそうとしていました。

一人の店の不満で済ませず、同じ被害に遭った人たちで責任を問うつもりだった。証拠を集め、当局にも知らせようとしています。

経営者にとっては、詐欺や税金逃れまで追及されかねない事態です。そこで彼はオーナーの店へ出向き、口を封じようとします。

オーナーは事務所で中華料理の持ち帰りを食べ、コーヒーを飲んでいたところ。経営者への怒りは強く、差し出された握手にも応じません。

やがて経営者は、金属の棒をオーナーの喉に押しつけます。しかし、相手が持っていた熱いコーヒーが手にかかり、いったん逃げられてしまうのです。

オーナーは事務所から運動場へ逃げますが、経営者に追いつかれてしまいました。そして、喉を圧迫されて命を奪われます。

不正を見つけて、ほかの人たちも助けようとしていたのに。逃げた先でも捕まってしまうのがつらかったです。

殺害したあと、経営者は遺体を運動着に着替えさせ、運動靴も履かせます。ベンチに寝かせ、バーベルを使った運動中の事故に見せかけるためだった。

一人で重すぎるバーベルを持ち上げ、支えきれずに喉へ落としてしまった。現場は、そんな筋書きに合わせて整えられます。

経営者は、自分が疑われないための細工も用意していました。録音を利用し、オーナーと電話で会話しているように装うのです。

その場にいる秘書が会話を聞けば、オーナーが生きていた時刻に、経営者は別の場所にいたと証言してくれる。秘書を、自分の居場所を証明する人にするつもりだった。

この電話について、経営者は、オーナーがすでに運動着へ着替えたと話していた、と説明します。この服装についての証言が、あとで自分を追い詰めることになります。

殺した相手の声まで使って、自分を守ろうとするなんて! 事情を知らずに会話を聞かされる秘書も、たまったものではありません。

捜査にやって来たコロンボは、事故という説明に引っかかります。事務所にはこぼれたコーヒーの跡があり、床には擦れた跡も残っていました。

そして、経営者の右手には新しいやけどがある。コーヒーの染みと手のけがが、別々の出来事には見えなくなってきます。

食事にも気になる点がありました。中華料理をしっかり食べた直後に、重いバーベルを持ち上げるような運動を始めるのは不自然です。

お腹いっぱい食べたすぐあとに、そんなに重い物を持ち上げる? 私もそこは引っかかりました。

もちろん、食事をしたというだけでは殺人の証拠になりません。それでもコロンボは、事故ならおかしいと感じるところを、一つずつ確かめていきます。

一方の経営者は、鍛えた体に自信を持っています。運動を続ける彼についていくコロンボは、いつもの調子で質問を重ねます。

経営者の年齢は53歳。ずっと若く見えるため、コロンボも驚いていました。

コロンボは、自分の妻が彼のダイエットを試した話も持ち出します。妻の体形や自分の好みの話になったところで、言葉に詰まり、慌てて話題を変えてしまうのでした。

奥さんの話でつい口が滑るコロンボには、ちょっと笑ってしまいました。こういうところは、いつものコロンボですね。

しかし、被害者の妻の周りでは、つらい出来事が続いていました。彼女は経営者を信用しておらず、夫が調べていた不正を追い始めます。

そして経営者に会い、詐欺を働いていると責めます。夫を失ったうえに、お金の問題まで自分で確かめなければならない状況だった。

ところが経営者は、まともに取り合おうとしません。そればかりか、彼女を自分の部屋へ誘うような態度に出ます。

妻は飲み物を浴びせ、その場を立ち去ります。夫を殺した男から、そんな扱いまで受けてしまうのは、見ていてきつい場面でした。

夫を亡くして苦しんでいる人に、よくそんな誘い方ができるね! この人の顔を見るのも嫌になってきました。

その後、彼女はお酒と薬を飲み、命を落としかけて病院へ運ばれます。コロンボが病院を訪れると、そこへ経営者も姿を現します。

彼は、彼女の具合を気遣うような態度を見せます。しかし、コロンボはその白々しい心配を受け流しません。

普段の親しげな調子を捨て、はっきりと怒りをぶつけます。妻が夫を殺したのは経営者だと疑っており、自分も同じ考えだと告げるのでした。

ここは、コロンボが怒ってくれてよかった! あの心配そうな態度を、そのまま通してほしくありませんでした。

経営者は質問を拒み、弁護士を通すよう求める態度を取ります。それでも、コロンボの捜査は止まりません。

そして最後に問題になるのが、遺体の運動靴です。コロンボが気にしていたのは、靴ひもの結び方でした。

オーナーが普段履いていた靴と、遺体の運動靴では、結び目の向きが違っていた。自分の足元で結ぶのと、向かい側から他人の靴を結ぶのとでは、向きが逆になるというわけです。

コロンボは、運動靴を履かせたのは本人ではないと考えます。床に残っていた擦れた跡も合わせると、オーナーは殺されたあとで運動着に着替えさせられていたことになります。

靴を履かせたところで、こんな違いが残っていたんですね。バーベルまで用意したのに、足元の結び目に引っかかるとは!

そこで効いてくるのが、経営者自身の電話についての証言です。彼は、オーナーが運動着に着替えたと、電話で聞いたことにしていました。

でも、運動着を着せたのは殺人犯です。生きているオーナーが、あの姿になって電話をしていたという説明は成り立ちません。

遺体が発見される前に、その服装を知っていたのは経営者だった。自分を守るために付け加えた説明が、犯人しか知らないことを口にした証拠になります。

コロンボは録音を使った電話の仕掛けを指摘し、経営者を追い詰めます。頼りにしていたアリバイは、自分の証言によって崩れてしまうのでした。

刑事コロンボ シーズン4第1話「自縛の紐」の感想まとめ

いちばん心に残ったのは、病院でコロンボが経営者に怒った場面です。いつもの遠慮がちな話し方をやめたので、こちらまで身が引き締まりました。

被害者の妻は、夫を失い、自分で不正を確かめようとしていました。それなのに経営者は、話をそらすどころか、あんなふうに部屋へ誘ってくる。

あの人は、彼女のつらさを少しでも気にしていた?
病院での気遣いまで、私は素直に受け取れませんでした。

だからコロンボが、経営者を疑っているとはっきり告げたことに、ほっとしました。彼女が疑いを抱くのも無理はないと、そばに立ってくれた気がしたんです。

靴ひもの決着も好きでした。自分の靴なら何も考えずに結んでしまうので、結び目の向きまでは普段気にしません。

それを、被害者がいつも履いていた靴と比べて確かめる。細かいところを放っておかないコロンボに、最後は助けられた気持ちになります。

そして腹が立つのは、経営者がオーナーの命を奪ったあと、事故に見えるよう着替えまでさせたこと。被害者は何も言えないのに、自分で無茶な運動をして死んだことにされてしまう。

そんな扱いのまま終わらなくてよかった!

電話のアリバイを説明した経営者も、服装の話から追い詰められるとは思っていなかったはず……と言いたくなりますが、最後まで頼りにしていたのは自分で作った話でした。

靴ひもを確かめ、その話の食い違いを一つずつ突きつけていくコロンボを見て、オーナーの無念が少し晴れた気がしました。

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